Checkm8デバイス(A11以下のデバイス)で脱獄が行える【Palera1n】ですが、アップデートが行われ「Palera1n v2.0.0 Beta 9」がリリースとなっています。
今回は「Quick Hotfix」ということで大きな変更はあまりなく、iPadOS 17.2以降で必要だったオプションの自動適用や、複数のバグ修正・改善が含まれているようです。
Palera1n v2.0.0 Beta 9
現在ベータ版としてリリース&アップデート等が行われている【Palera1n】ですが、Beta 9がリリース。
主なOS向けは以下からダウンロードが可能で、それ以外のOS向けの物はGitHubよりダウンロードしていただくことが出来ます。
- Mac(Intel / Apple Silicon):palera1n-macos-universal
- Linux (x86_64):palera1n-linux-x86_64
- Linux (arm64):palera1n-linux-arm64
更新内容
【主な変更点】
- iOS 17.0以降(iPadOS 17.0以降)にて、自動的にオプション「thid_should_crash=0」を適用するように変更し、特定の状況下でAppStoreがクラッシュする問題を修正
- initproc処理を改善
- オンライン構成にパッケージをダウンロードする機能を追加
【Loader / Helper】
- 対応バージョンよりも高いバージョンを使用している場合、オンライン構成を受信する動作を改善(例えば、iOS 14などを使用している場合は拒否され、続行できないように)
- オンライン構成にパッケージをダウンロードする機能を追加
【その他】
- initproc処理を改善
- iOS 16以降用の修正
- セーフモードと再起動の動作を改善
【CLI】
- Compressed ramdiskをサポート
- MbedTLSを更新
Palera1n / Palen1xの使い方
Palera1n(Mac / Linux向け)とPalen1x(Windows機向け)の各種使い方については、それぞれ以下記事を参考にしてみてください。
【Rootless脱獄の方法】
- 【Palera1n (Mac / Linux)】:Rootless脱獄を行う方法
- 【Palen1x (Windows)】:Rootless脱獄を行う方法
【Rootless脱獄の入獄方法】
【Rootful脱獄の入獄方法】
- 【Palera1n (Mac / Linux)】:Rootful脱獄を削除し、入獄する方法
- 【Palen1x (Windows)】:Rootful脱獄を削除し、入獄する方法
〆
iPadOS 17.2以降で使用する際は、Palera1n実行時にオプション「thid_should_crash=0」をつける必要がありましたが、Beta 9ではこれが自動的に適用されることとなり、オプション指定が不要になったようです。
これにより、他のバージョンと同様のオプション指定(もしくはなし)で脱獄作業が行えるようになっています。
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