iOS 15.x以降、XinaA15やPalera1nの一部脱獄手法ではRootless(ルートレス)という脱獄環境が使用されています。
これはこれまでの脱獄環境とは異なる仕様となっており、一部脱獄アプリではルートレス脱獄への対応アップデート等が必要です。
そんな状況の中、HavocリポジトリがRootless脱獄向けパッケージの配布に対応したことが報告されています…!
HavocリポジトリがRootless脱獄に対応
Attention Sellers:
Havoc now supports rootless packages. This means you can now upload both root and rootless .debs of your packages!
— Havoc Repo (@HavocRepo) March 16, 2023
いくつかのリポジトリが先日時点で「すでにRootless対応の準備は出来ており、状況の進捗を待っている状態」としていましたが、今回HavocリポジトリがRootless脱獄に対応。
これにより、各脱獄アプリ開発者さんたちはHavocリポジトリにてRootless脱獄向けの脱獄アプリなどもリリースすることが出来るようになりました。
着々と…
A rootless build of Nexus is now available on @HavocRepo!
(You only have to buy the tweak once, the license is shared across rootless & non-rootless) https://t.co/pznEEp2TbN
— iCraze (@iCrazeiOS) March 16, 2023
今回の対応を受け、例えばiCraze氏がリリースしているロック画面カスタマイズ脱獄アプリ「Nexus」が、さっそくRootlessにも対応しています。
こちらは有料脱獄アプリとなっていますが、購入は1度行えばよく、従来の脱獄に加え、Rootless脱獄の両方で利用が可能です。
Rootlessへの対応準備が続々と
Regarding rootless, I have rootless builds of about all my stuff (that supports iOS 15+) pretty much ready, I’m just waiting for there to be some clearance regarding the repo situation, if BigBoss will not support rootless, my dependency packages will most likely go to Chariz.
— opa334 (@opa334dev) March 16, 2023
また、Rootless脱獄への対応については他の開発者さんからも報告が出ており、それぞれ既に準備が開始されていたり、今後対応が行われるとの報告なども行われています。
中でもOpa334氏からの報告では、既に自身が開発している脱獄アプリはほぼRootless脱獄への対応が行われており、BigBossリポジトリもしくはCharizリポジトリからリリースする予定となっているそうです。
ちなみにBigBossリポジトリに関してはRootless対応が行われるかは明言されておらず、その場合はHavocやCharizなどからリリースされることが今後増えそうです。
〆
XinaA15の完成度が増してきたのと同時に、Fugu15の実用性も増してきており、それに応えるようなリポジトリや脱獄アプリのRootless対応の流れ…嬉しい限りです…!
また、脱獄アプリをビルドするためのtheosも近日中にRootless対応するとの報告が出ていますし、Luzなどが既に対応済みであったりもして、開発環境側の対応もどんどんと進んでいます。
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