ここ最近、evelyne氏より「Fugu15環境にて脱獄アプリの安定動作に成功した」、Opa334氏より「WiFi問題を解決できた」と、ダダダッと大きく動いている雰囲気のFugu15ですが、新たにOdysseyチームからも報告が行われています。
Odysseyチームからも報告
Jailbreak. @eveIyneee pic.twitter.com/neRZ3BfsZo
— Odyssey Team (@OdysseyTeam_) March 11, 2023
OdysseyやTaurineなどを開発してきたOdysseyチームより、evelyne氏の「Fugu15環境にて脱獄アプリの安定動作に成功」に関する報告が改めて行われています。
こちらはOdysseyチームの独自プロジェクトではなく、evelyne氏から共有された物になっているそうです。
iOS 15.4.1以下で使用可能
前回、今回と報告で用いられているのは「iOS 15.3.1」ですが、iPhone 13 Pro Max / iOS 15.4.1でも動作確認が行われているとのこと。
Fugu15自体がiOS 15.4.1以下で使用可能(iOS 15.5 Beta 3以下も含む)なため、Fugu15が対応しているiOSバージョンであれば動作するものと思われます。
libhookerやSubstituteではなく「ElleKit」
また、脱獄アプリを動作させるための親玉的存在…といえば「libhooker」や「Substitute」、「Substrate」がありますが、今回使用されている物はevelyne氏により開発された【ElleKit】となっています。
ElleKitはiOSやmacOS向けに開発された脱獄アプリの親玉的な物で、libhookerなどの代替品とイメージしていただくのがわかりやすいかなと思います。
Substrate(Substitute)やlibhookerのAPIを継承しているため、それら向けの脱獄アプリも動作。
また、ElleKit自体がSwiftで開発されていることもあり、Swiftとの親和性も高いとのことです。
〆
Fugu15自体の実用性が上がってきているのはもちろんですが、ElleKitの登場、脱獄アプリをビルドするためのtheosもRootless対応が近々予定、他にもLuzというツールも登場。
と、今後デフォルトになるであろうRootless脱獄環境も含め、どんどんと揃い始めていっている感じがしますね!
ちなみに、Odysseyチーム…と言いますか、CoolStar氏が主導していたiOS 15.0〜15.1.1向け脱獄である「Cheyote」の開発ですが…現状、可能性は低くなっているのかな…と思われます。
はっきりと開発が中止されたとは明言されてはいないものの、積極的に開発が行われている雰囲気はないのが現状です。
元々Rootless脱獄環境が揃ってからというお話ではあったのでリリースの遅れは仕方ない部分もあるかなとは思いますが、現時点ではそんな状況。
リークから始まったとはいえXinaA15が先行して登場していますので、そういった意味でも中止もしくはかなりの遅延が発生している可能性があります。
コメント
Ellekit、実はpalera1nのrootlessでも使われてるんですよね。rootfullでもAppleID関連の修正に使ってましたが(もうsubstitute)がアップデートされましたが
1541以降の端末もう下取り出そうか悩んでる
Ios16は当分無理そうかな
iOS 15.4.1(iPhone 13 Pro Max)で正座待機中ワイ、そろそろ足を崩したい…!!
第3世代SE(15.4)初脱獄なるかなー