先日までblobsaver v3.0のベータテストが行われていましたが、今回ベータテストが完了し正式版がリリースされています。
A12以降で非常に有用な「apNonce / Generator値の自動取得」が行えるようになっており、未脱獄デバイスでも使用可能!
blobsaver v3.0.1
【blobsaver】の正式版がアップデートされ、v3.0.1がリリースとなっています。それぞれ以下のリンクからダウンロードが可能ですので、自身のOSに合わせてご使用ください。
- Windows:【blobsaver-3.0.1.exe】
- Mac:【blobsaver-3.0.1.dmg】
更新内容
- apNonce値に加え、Generator値もデバイスから読み込むことが可能に(脱獄・未脱獄問わず)
- blobsaverでのバックグラウンド動作が、常に動作する仕様からOS側のスケジューラーを使用するように変更され、システムリソースの使用量が削減されました
- デバイス情報を保存するプリセットの上限が撤廃されました
- プリセット保存形式の変更に伴い、v2.xで保存されたプリセットを読み込むためのインポート機能を追加
- プリセットのエクスポート機能を追加
- Generator値をオプションから指定可能に
- apNonceを取得する際、リカバリーモードで止まってしまう問題を修正
- パフォーマンスとエラー処理を改善
- これまで見逃されていたいくつかのデバイスサポートを追加
- Javaが同梱されるようになり、別途インストールが不要になりました
- UIを更新
- 匿名での解析情報の提供を追加(メニュー内からオフにすることも可能です)
- その他、多くの修正や機能強化、コードの大幅な整理などが含まれます
プリセットに関して
前バージョンと異なるプリセット仕様になったため、そのままではプリセットが反映されていません。
以前のバージョンで作成したプリセットを使用したい場合は、メニューから「Import Saved Devices」より設定を読み込んでください。
Generator値の取得も可能に
A11以下のデバイスでは、特定のGenerator値から特定のapNonce値を生成することが出来る(厳密にはデバイス世代により異なります)ため、SHSH取得時にGenerator値さえ指定してあげればFuturerestoreなどで使用することが可能でした。
ですが、A12以降のデバイスでは…Generator値とデバイス固有値で計算が行われ、apNonce値が生成されます。そのため、実際にデバイス側が生成するapNonce値を確認し、それを指定してSHSHを取得する必要が。
脱獄済みであればGenerator値をセット出来るため、Generator値とそれにより実際にデバイスで生成されたapNonceを指定してSHSHを取得が出来ます。
ただ未脱獄デバイスでは「実際に生成されたapNonce値」しか調べることが出来ず、それを生成するためのGenerator値が分からない…というのが、これまでの状況です。
ところが…今回のアップデートにより未脱獄デバイスであってもGenerator値とapNonce値の両方を取得することが出来るように!
これにより、A12以降の未脱獄デバイスであって、SEP互換性が続く限りは利用可能なSHSHを取得出来るように!
取得方法
apNonceを取得したときと同じく、デバイス情報を取得した後…下の『Read from Device』ボタンをクリック。
ポップアップが出現しますので、脱獄済みであれば「Jailbroken」、未脱獄であれば「Unjailbroken」を選択してください。
ここを間違えると後々問題が出ちゃいますので、間違えないようにご注意を(理由は後述)。
あとは待っているだけ…なのですが、最後に「Please unlock your device」と表示が出るため、急ぎでデバイスのロックを解除してください。
ここでモタモタしているとエラーが出てやり直しになっちゃうので、ロック画面が表示されたらすぐにロックを解除する…位の速さで行いましょう。
問題なくapNonce / Generator値の取得ができれば、blobsaverの画面上にそれぞれ値が挿入されます。あとはいつも通り「Go」でSHSHを取得したり、「Save」からデバイス情報を保存しておくと楽ちんです。
脱獄・未脱獄の選択について
「Jailbroken」・「Unjailbroken」の選択肢に関してですが、Unjailbrokenを選択するとセットされているGenerator値が上書きされ、変更されます。
脱獄済みの場合、Unc0verやTaurineなどなど…各脱獄ツール側で自動的にGenerator値がセットされていますので、ここでUnjailbrokenを選択してしまうと、使用する際にちょっと面倒です。
そのため、必ず脱獄済みの場合は「Jailbroken」を選択しましょう。
逆に、未脱獄デバイスで「Jailbroken」を選択した場合、初回時にはエラーが出てしまうことがあるため、注意が必要です。
Generator値はSHSH内に記載
取得されたSHSHテキストファイルなどで開くと、Generator値も記載されています。今後このSHSHを使用する場合は、記載されているGenerator値をUnc0verなどの脱獄ツール等でデバイスへセットし使用します。
ちなみに【Generator Finder】を使用しても、SHSH内に記載されたGeneratorをサクッと調べることが出来るようになっています。
注意点
Generator値 / apNonce値を取得する際、デバイスは自動的にリカバリーモードへ入り、通常であれば自動的に復帰します。
ですが、デバイス側の問題やタイミングにより、どうしてもリカバリーモードで停止してしまい、復帰ができない…という事が稀にですが発生することがあります。
「Exit Recovery」などで復帰出来る場合も多いのですが、仕組み上…復元が必要になってしまう場合もあります。
実行前に発生するかどうかの判別は難しいため、この点は十分に理解した上でご使用ください。
〆
ベータテストが完了し、正式版となりました…!
こちらはA12以降のデバイスではかなり有用な機能となっており、例えば新たに購入したデバイスが脱獄可能になる前にSHSHを取得しておく…といった際、SEP互換性があるうちは使用可能なSHSHを取得できるようになったという事になります。
これまで脱獄するまでは「デバイス側のapNonce値が変わらなければ使える」という、微妙なSHSHしか取得が出来ませんでしたが、これからは大丈夫!素晴らしい…!!
コメント
未脱獄でも出来るて神すぎる…
My docomoアプリの回避できてる人いませんか??
libertyとbreakthroughの2つしか回避系入れてませんがそれでmydocomoのアプリ普通に起動できてますよ
未脱獄でもジェネレーターが取得できるんだけど、セットはできないからそこまで神じゃない。
将来脱獄してジェネレーターがセットできるようになったら役に立つかも。
これまで問題だったのは「購入時のiOSバージョンを維持しつつ脱獄を待機しておくべきだけど、脱獄が来た際にそれ以上のバージョンでも脱獄が出来るようになった。そのバージョンまでアップデートする方法が無い」という事でした。
おっしゃられている通り、将来脱獄がリリースされた際に使用することが出来る…という物なのですが、この問題が解決できるため、新デバイスを購入した際にこれまでよりも安心して低いバージョンで待機出来る!というのは、かなり嬉しいポイントでしょうか!
SANATAさんはsublime text使いなのか
親近感湧くぜw
どこにsublimeが…と思ったらshshを開いてる画像か!
確かにsublime text 3っぽい見た目してるwww
これだけの画像で…判別を…(´;・;ω;・)!!!!
ホームappが起動できん…
青い背景が出たままアプリも落ちないしようわからん
iPhone12Pro iOS14.1 unc0ver
ご使用になられているUnc0verがv6.1.2の場合、v6.1.1にダウングレードし、再脱獄を行ってみてください。
v6.1.2にはAppleサービスに関する不具合が多数報告されています。
「tsserverが落ちた」っていうメッセージが表示されるバージョンとされないバージョンが
あって、3.0.1はされないバージョンで良かった。
まあエラー出ても保存はできてるみたいだけどなんだかなーって感じだったんで。
いつ頃からかApple Watchに通知が飛ばなくなり、通知が遅れてやってきたりしたのでRestore Rootfsからの初期化→再脱獄をやったけど今度はApp Storeからアプリがインストールできなくなるバグが発生…。
入獄状態でならインストールできるけど、これじゃあ使いづらいし…。
やっぱどこかで内部ファイル破損したのかなぁ。Successionが生きてれば…orz
さらば14.3…。私は入獄します…。
Successionは以下リポジトリからiOS 14.x対応ベータ版をインストール可能です
https://samgisaninja.github.io/test/