先週は「iOS 17.2 / iPadOS 17.2」が、本日は「iOS 17.2.1」がリリースされていましたが、前バージョンとなる「iOS 17.1.1 / 17.1.2」、「iPadOS 17.1.1 / 17.1.2」のSHSHが発行終了となっています。
これに伴い、Palera1nを使用している方に注意点があるため、後述いたします。
SHSHの発行が終了
本日「iOS 17.1.1 / 17.1.2」＆「iPadOS 17.1.1 / 17.1.2」のSHSHが発行終了となり、現在は「iOS 17.2 / 17.2.1」＆「iPadOS 17.2」のSHSHのみが発行されている状況になっています。
また、iOS 17.2リリースから8日後、iOS 17.2.1リリースと同日での発行終了となっています。iOS 17.2リリースから数えると約1週間ということになるため、いつも通りかなという感じでしょうか。
SHSHが発行終了するとどうなる？
「iOS 17.1.1 / 17.1.2、iPadOS 17.1.1 / 17.1.2へのアップグレード、ダウングレードを含む全ての復元が出来ない」という事になります。
これらのファームウェアを手動で選択してiOSの復元を行おうとしても、SHSHが発行されておらず認証が出来ないため『不明なエラー(3194)』が発生し、復元が失敗します。
そのため、今後はSHSHが発行されているバージョンへの復元・更新にのみ限定されることとなります。
脱獄などへの影響は？
A12以降のデバイスに関してはiOS 15.4.1までの脱獄（Dopamine）となっており、今回のSHSH発行終了での影響はありません。
Palera1nユーザーは要注意
A11以下のデバイスについてはPalera1n v2.0.0 Beta 8にてiPadOS 17.xの脱獄対応まで行われている…のですが、現在iPadOS 17.2以降では未対応という状況になっています。
＊A11以下のiPhoneシリーズは全てiOS 17.xに非対応となっており、iPadシリーズのみiPadOS 17.x対応です。
今回iPadOS 17.1.1 / 17.1.2のSHSHが発行終了となったため、復元などを行うとiPadOS 17.2以降のバージョンとなってしまいます。
Palera1nのアップデート等で対応されるまでは、iPadOS 17.1.2以下を維持するようにご注意ください。
SEPに関して
また、iOS 16.x以降はすべてFuturerestoreがSEPを正常に扱えず、更に新仕様に未対応な状況となっているため、使用できない状況が続いています。
その他Exploitなどについて
- 【kfd Exploit】：iOS 16.5 / 15.7.6以下を維持
- 【CVE-2023-41981（PPL Bypass）】：iOS 16.6.1以下を維持
- 【CVE-2023-41991（CoreTrust）】：iOS 17.0 / 16.6.1以下を維持
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