先週、「iOS 16.7.12 / iPadOS 16.7.12」と「iOS 15.8.5 / iPadOS 15.8.5」がそれぞれ一部デバイス向けにリリースされていましたが、本日それぞれの前バージョンがSHSH発行終了となっています。
SHSHの発行が終了
本日「iOS 16.7.11 / iPadOS 16.7.11」&「iOS 15.8.4 / iPadOS 15.8.4」のSHSHが発行終了となりました。
どちらも最新版のアップデートから7日後での終了となっており、いつも通り1週間前後という事になっています。
これにより、現時点で発行中のSHSHは以下のとおりです。
- iOS 16.xでサポート終了となっているデバイス向け:iOS 16.7.12 / iPadOS 16.7.12
- iOS 15.xでサポート終了となっているデバイス向け:iOS 15.8.5 / iPadOS 15.8.5
SHSHが発行終了するとどうなる?
「iOS 16.7.11 / iPadOS 16.7.11やiOS 15.8.4 / iPadOS 15.8.4へのアップグレード、ダウングレードを含む全ての復元が出来ない」という事になります。
これらのファームウェアを手動で選択してiOSの復元を行おうとしても、SHSHが発行されておらず認証が出来ないため『不明なエラー(3194)』が発生し、復元が失敗します。
そのため、今後はSHSHが発行されているバージョンへの復元・更新にのみ限定されることとなります。

脱獄などへの影響は?
脱獄に関しては「Dopamine」にてiOS 16.5 / 16.5.1 / 16.6.1まで脱獄が可能(対応バージョンはデバイスにより異なる)となっており、今回のSHSH発行終了での大きな影響はありません。
また、A11以下のデバイスについてはPalera1nにてiPadOS 18.7 / 17.7.12の脱獄が可能となっています。
SEPに関して
iOS 16.x以降はすべてFuturerestoreがSEPを正常に扱えず、更に新仕様に未対応な状況となっているため、使用できない状況が続いています。
その他について
misaka / TrollStoreに関しては「iOS 16.6.1 / iPadOS 16.6.1」までインストール&使用可能、TrollStoreについては「iOS 17.0 / iPadOS 17.0」まで使用可能となっています。
SparseRestoreに関して
【Nugget】を使用することでiOS 18.1以下であれば使用可能。また、iOS 18.1.1 / iOS 17.7.2でも一部カスタマイズ(シャッター音無音化やApple Intelligence有効化など)は適用可能となっています。
ただし、iOS 18.2 / 17.7.3以降では完全に修正が入っており、SparseRestoreを利用したカスタマイズはごく一部(デーモンの無効化など)を除き使用不可となっていますのでご注意ください。
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