最新版であるiOS 13.5ではUnc0ver v5.0.0による脱獄対応予定や、checkra1nでの脱獄が可能となっています。
ただ、どうやら署名関係の仕様変更が入っている様で、iOS 13.4以上で【ReProvision】を使った際にエラーが出てしまう問題が確認されています。
一応回避方法もありましたので、その辺りについてもご紹介。
エラーが発生する
私の記憶が正しければ…確かiOS 13.4の際に署名関係の仕様変更が入っており、それ以降で【ReProvision】を使用すると以下のエラーが発生する場合があります。
Error
For ‘〇〇’
This app could not be installed because there already are 3 signed apps installed.
Automatic resigning needs at maximum 2 apps installed via your account.
普通は…
このエラー、普通は他の署名を削除する「Revoke All Certificates」機能などを使用することで回避が出来ます。
ですが、iOS 13.4以降では実行したとしてもエラーが回避できず、ReProvisionでのインストールなどが行えない状態となってしまいます。
AltDeployなどでも
更に【AltDeploy】など、iOS 13.5に対応したAltServer 1.3.1に準拠していないツール類もエラーが発生する様になっています。
発生環境は?
全ての環境で発生する問題か?というと、報告を見る限りそういうわけではない様ですが、発生する環境が多く存在します。
また、現状ではiOS 13.4以降で脱獄できるのはcheckra1nだけなので、もしかしたらunc0verでは対策が入っているかも…という可能性もゼロではありません。この点は注意が必要です(たぶんダメな気がしますが…)。
一時的な対処方法について
色々と試した結果、とりあえずiOS 13.5環境でも再署名が行える方法がありましたので、それについて記しておきたいと思います。
① AltStoreでインストール
ReProvisionにて再署名や自動再署名を行いたいアプリを【AltStore】経由でインストールしてください。
今回は例としてunc0verをインストールしていますが、他のアプリも同じで大丈夫でした。
② ReProvisionにて同じApple IDでログイン&署名削除
続いて①でアプリのインストールに使用したApple ID(AltStoreの設定からログインしたApple ID)と同じApple IDで、ReProvisionでもログインを行ってください。
このままではAltStoreの署名が残っていて署名作業が行えないので、ReProvisionの【真ん中タブ > Manage Certificates】を開き、表示されている項目を左へスワイプして削除を行ってください。
③ ReProvisionで再署名
あとは通常通りで、AltStore経由でインストールしたアプリを「Sign」から再署名を実行してあげましょう。
*AltServerとAltStoreで別アカウントにすると
「AltServerからAltStoreをインストールする時に使ったApple ID」と「AltStoreからIPAファイルをインストールする時のApple ID(AltStoreに設定したApple ID)」を別々にすることも出来ます。
これを行うと、ReProvision(AltStoreに設定したApple IDでログイン)から自動再署名されるのは、AltStoreからインストールしたアプリだけに限定することが出来ます。
別にAltStore自体の再署名も一緒にReProvisionで行っちゃっても問題ないですし、便利なのですが、気になる方はこういった使い方も出来ます。
〆
ちなみにAppSync Unifiedがインストールされていると、今回のエラーがでなくなり、アプリのインストールが完了出来るようになります。
ただ、この方法では「脱獄環境では起動出来るけど、デバイス再起動後の入獄環境では起動できない」という状態でインストールされてしまうため、unc0verなどの脱獄用アプリに使う手法としては…意味がない…という事になってしまいます。
今回の手法以外にも回避策はあると思うのですが、とりあえず…今の所はこれが一番ラクなのかな…と…(何か他に回避策があれば、教えていただけると助かります)。
unc0verのインストールにAltStoreを使用する方の多いハズなので、その流れで…設定していただければと思います。
コメント
AppSync Unified 76.0の更新で回避出来てます
iPhoneX 13.5 checkra1n
記事中〆にあります通り、AppSyncでのエラー回避は可能ですが、デバイス再起動後の入獄環境では起動できない状態でのインストール…となってしまう様です。
unc0ver4.3.1はそもそも13.3以降対応してないので入獄時にunc0ver4.3.1が起動しないだけなのでは?
脱獄作業の実行は行なえませんが、unc0ver自体の起動は入獄環境であっても、iOS 13.5を含む未サポートバージョンでも可能です(Unsupport表記での起動となります)。
ちゃんと署名されてるのに設定アプリから見たらプロファイルが無いですね(=ω=;)
新しいcheckra1nの入れ換えでXをリブート
試しにうんこバー開いたらとたんに強制終了
おっしゃるとおりでした
update Current TeamID With Completion Handler
No TeamID present! This is “really” bad.
と表示され、再署名出来ないですね。
今回は諦めでしょうか
iPhoneSE(2020)13.5 unc0ver5.0.0
別アカウントを使用してみてもダメでしたでしょうか?
返信有り難うございます。
念のため、新規IDを作成して試してみましたが、やはりエラーが出ました。
むむ…私の環境(iPhone X / 11 Pro Max / iOS 13.5)では、本記事の手順で大丈夫なようです。
一度署名関係をリセットしてから、試してみると…なにか変化があるかもしれません。
AltStoreを削除したらReProvisionの真ん中タブのManage CertificatesにDevice:AltStoreが出現!
削除したら再署名が出来るようになりました。
お騒がせしましたm(_ _”m)ペコリ
submitDevelopmentCSR: Maximum number of
certificates generated
とエラーが出ます
どうしたらいいですか
同じエラー出てたけど、この記事と同じ方法で回避できた
Altstoreない人はどうすれば良いのか…
状況が分かりませんが、Mojave Patcherで解決しました
記事、コメントは一通り読ませて頂きましたが読解力に自信がなく判断しかねているためお教え頂けないでしょうか。
現在iPhoneX iOS12.4 checkra1n環境です。外出先での再起動に備えunc0ver4.3.1とReprovisionも導入済みで相互移行可能な事を確認しております。
この記事の手順を踏めばiOS13.5 checkra1n環境にunc0ver5.0.0〜をインストールしておき、同様に脱獄環境を維持したままcheckra1nとunc0verとを相互移行する事は可能なのでしょうか。最新OSでの脱獄に飛びつきたい衝動に駆られているのですが判断がつかなく躊躇している状況です…ご教示頂けると助かります。
おすすめしません。
どちらか使用して下さい。
返信有難うございます。
使用機種、時期、iOSバージョン全て異なっており比較にならないのは承知の上ですが、両ツールを使用した経験ではcheckra1nの方が安定している様に感じています。気付いたら再起動してた、という事が一度もありません。
現状と同じくメインはcheckra1n、外出時バッテリー切れの保険にunc0ver、という運用が出来れば良いなと思っていたのですが…難しいのですね。
当分の間はiOS13.5が現行だと思うので皆さんのコメントを参考に脱獄ツールの移行、iOSバージョンの維持、変更含めて熟慮したいと思います。
ReProvisionてiOS13.5に対応してるんですか?インストールと起動はできても、Manage Certificatesを開くとクラッシュしますね…
記事の通り、完全対応はしていませんが…使うことは可能です。
別のApple IDでログインした状態でもクラッシュしてしまいますでしょうか?
これ自分の場合Device:Altstoreが出なかったけど、ReProvisionの方で1回サインアウトしてサインインしたらできたよー
Thank you
iPhoneX 13.5 uncoverで脱獄したんですが、reprovisionの初期設定でApple IDを入力しても、アカウント情報が正しくないとエラーが表示されます。
以前reprovision用に使っていたApple IDのパスがわからなくなったため、新しいApple IDを作成したのですが、2段階認証を外すことができないのが原因かと疑っています。
対策をご存知であれば教えて頂けませんか?
一度reprovisionを閉じてからやり直したらいけました。
お騒がせしました。
もうすぐReProvisionが不要になるよ