XinaA15環境向けに「Sileo Nightly Beta 4」がリリース、暫定的にProcursusリポジトリが削除

iOS 15.0〜15.1.1脱獄「XinaA15」向けにNightly版として対応テストが行われている【Sileo】ですが、新たに【Sileo Xina Beta 4】がリリースされています。
これにより、アップデートすると一切のインストール作業などができなくなっていた問題などが修正。
ただし、注意点もありますので、この辺りについて後述いたします。

Sileo Xina Beta 4

XinaA15環境向けに【Sileo Xina Beta 4 (Sileo Nightly)】として、専用リポジトリからリリース＆IPAファイルのリリースが行われています。
Nightly版であるため、あくまでテスト版という位置づけですので、この点はご注意ください。

更新内容

• XinaA15環境では「Procursus」リポジトリを削除
• aptとdpkgのエラー警告を「赤文字」ではなく「黄文字」で表示するように

エラー警告について

これまで「apt」や「dpkg」のエラー警告が赤文字で表示されていましたが、これが注意を意味する「黄色文字」に変更されています。
エラー警告は引き続き表示されてしまうものの、無視して使用していただくことが可能です。

Procursusリポジトリの削除

今回、SileoのデフォルトリポジトリであるProcursusリポジトリが削除され、デフォルトリポジトリとしてはBigBossのみに変更となりました。

なぜ削除？

なぜ削除されたのか？ですが、ProcursusはXinaA15環境に対応出来ておらず、これが原因で様々な問題が出てしまうから…となっています。

分かりやすい部分でいうと、初期状態でも35個ほどProcursusからアップデート通知が来ていましたが、XinaA15環境でこれらのアップデートを行うと、その後脱獄アプリのインストールなどが行えない状況…となってしまっていました。
そのため、今回…これらへの対処として、Procursusリポジトリがデフォルトリポジトリから外された…という事に。

これによる弊害

Procursusは重要なパッケージを配布しているリポジトリでもあるため、削除されたことによりいくつか弊害が発生してしまいます。

例えば、Filza File Manager 64-bitをインストールしようとすると…以下のように「unzip」など、Procursusから配布されていたパッケージが見つからず、エラーが発生してしまいます。

これへの対処方法

こちらへの対処としては、以下リポジトリを登録してあげることで、XinaA15環境でも使用可能なパッケージがインストール可能となります。
ただし、Procursusにあった全てがインストール出来るわけではないため、引き続きエラーが出てしまう脱獄アプリもあるかも…しれません。この点はご注意ください。

【https://unclutter.anamy.gay/】

ちなみに、上記リポジトリを追加後にFilza File Manager 64-bitをインストールしてみると…この通り、問題なく実行が可能となります。
＊リポジトリ追加後に、一旦Sileoを再起動しないとうまく認識されない場合があるようなので、ご注意ください。

アップデート or インストール方法

今回は「専用リポジトリからのリリース」と「IPAファイルのリリース」の2種類がありますので、それぞれご紹介いたします。

ちなみに、既に脱獄済みの場合は「リポジトリからのアップデート」、初回脱獄などの場合は「IPAファイルからインストール」がおすすめです。

専用リポジトリからアップデート or インストール

以下リポジトリをSileoなどへ登録後、【Sileo (Nightly Channel)】をアップデート or インストールをしましょう。
＊環境によっては手動でUICacheを必要とする場合があります。

【https://repo.anamy.gay/】

IPAファイルからアップデート or インストール

既にSileo Nightlyがインストールされている場合はTrollStoreから削除しておきましょう。

その後【Sileo-Xina-Beta-4.ipa】よりIPAファイルをダウンロードし、いつも通りTrollStoreへ転送してインストールを行ってください。
また、TrollStoreのURLスキームを有効にしている場合は、以下ボタンより直接TrollStoreでIPAファイルのダウンロード＆インストールが可能です。

〆

いくつか注意点はあるものの、Procursusからのアップデートを間違えて実行しちゃった…という事がなくなるため、とりあえずは安心して使えるようになったのかなと言う感じでしょうか。
Procursusからのアップデートを実行しちゃうと…いったん入獄して…など、結構面倒だったんですよね…。