Cryptiiiic氏により「Futurerestore」のナイトリービルド版がアップデートされており、【-g】オプションなどが追加となっています。
前バージョンにて【-c】オプションが追加され、指定したiOSバージョンのSEP / Basebandを自動ダウンロード&使用してくれるようになりましたが、新たにベータ版やRC版のSEP / Basebandも指定できるように!
Futurerestore v2.0.0-277
SHSHを利用してiOSのアップデートや復元などが行える【Futurerestore】ですが、Cryptiiiic氏によるナイトリービルド版がアップデートされ、Futurerestore v2.0.0-277がリリースとなっています。
ただし、現時点ではMac / Linux版のみとなっており、Windows版は未リリースですのでこの点は注意が必要です。
更新内容
- オプションに【-g, ––custom-latest-buildid BUILDID】を追加
- オプションに【-I, ––custom-latest-beta】を追加
- オプションに【-h, ––help】を追加
ベータ版&RC版のSEP / Basebandも指定可能に
前回【-c 15.3.1】の様にすることで指定したiOSバージョンのSEP / Basebandを自動ダウンロードし、復元に使用してくれるオプションが追加されていました。
ですが、-cオプションでは正式版のiOSバージョンしか指定出来ず、ベータ版やRC版のSEP / Basebandは指定できません。
そこで今回は【-g】オプションにてビルドナンバーを指定することが出来るように。
更に【-I】オプションと組み合わせることで、ベータ版やRC版のSEP / Basebandを使用することが可能です。
今のような状況で…便利なオプション!
どの様な状況で役に立つのか?ですが、まさに今のような状況!
現在SHSH発行中である「iOS 15.4」は、iOS 15.3.1以下とSEPの互換性がない(Face IDデバイス)状況になっています。
ですが、まだ「iOS 15.3 RC版(19D49)」のSHSHは発行中であり、こちらのSEPを利用すれば…iOS 15.0〜15.3.1へFuturerestoreにて復元が可能だったりします。
iOS 15.3 RC版のxSEP / Basebandファイルを手動で集めて指定するのは若干厄介でもあるので、指定するだけでサクッと使えるようになる今回のオプションは…めっちゃ便利!
使い方は?
使い方としては、以下のようなコマンド構成となります。
./futurerestore -t [SHSHファイル] -g [使用するSEP/BBのiOSビルドナンバー] -I ––latest-sep ––latest-baseband [復元先のiOSファームウェア]
【実際のコマンド構成例(Mac):】*iOS 15.3 RC版のビルドナンバーは「19D49」ですので、そちらを指定した例です
./futurerestore -t 924A3567C36F7814_iPhone11,8_d331pap_15.1-19B74_7310f1ebf28b509efac880527ed9bf0fd6cfacc94f740f5762315049f0a4ebf2.shsh2 -g 19D49 -i ––latest-sep ––latest-baseband iPhone11,8,iPhone12,1_15.1_19B74_Restore.ipsw
使用できるSEP / BBはSHSH発行中の物のみ
使用するSEP / Basebandは、正式版の物を使用するときと変わらず…使用できるのはAppleがSHSHを発行中iOSバージョンの物に限るという制限はそのままです。
これはiOSの仕様となっており、これまで通りですので、この点は理解しておきましょう。
注意点
あくまでナイトリービルド(ベータ版よりも前段階の状態)ですので、動作の保証はなく、不具合なども残されている可能性があります。
Futurerestoreは仕組み上…一発勝負となる場合も多いため、使用する場合はリスクや使い方などを熟知した上で十分にご注意ください。
〆
今で言えばiOS 15.1(15.1.1)のSHSHを保存してある場合に、iOS 15.3 RC版のSEP / Basebandを使ってFuturerestoreにて復元を行えば…Face IDの動作も維持したまま実行することが出来ます。
ただ、これはiOS 15.3 RC版のSHSHが発行されている間のみ可能…という状況です。
正式版のSHSHはアップデート後1週間程度で発行終了…というのが通例ですが、ベータ版やRC版のSHSHに関しては予想するのが難しい部分でもあります。
そのため、仮にiOS 15.3.1以下へFuturerestoreにて復元を行いたい場合は、可能な限り急いだほうが良さそうです。
〆〆
ただし、今回のFuturerestoreはベータ版の前段階であるナイトリービルド版です。先述した通り、不具合等の可能性もありますので、この辺りに関しては十分にご注意ください。
また、ここ最近Futurerestoreを使用する方が多くなっていますが、それに伴い…コマンドミスなどで失敗事例もよく見聞きするようになりました。
実行する際には必ずコマンドにミスがないかを確認し、不具合なども含め問題が発生した際にも自分で対処できるスキルを身に着けた上で、自己の責任で使用する様にしてください。
コメント
iOS15.2betaはiOS15.3.1が出てきてもまだ署名されてたからiOS15.5もしくはiOS15.4.1が出るまでiOS15.3RC署名されてるはず…
もちろんその可能性もあるのですが、Beta版やRC版のSHSH発行終了時期は本当に気まぐれでして…。
例えば過去には正式版がリリースされる前に発行終了となったBeta版なんかもあったりしますし、かと思えばかなりの長期間発行されてた場合もあります。
また、複数のBeta版SHSHが一気に発行終了する場合も多く、実際iOS 15.4のBeta版はRC版を除く全てが既に一括で発行終了となりました。
そのため、いつ発行終了してもおかしくない時期である…と思っていただくのが安心なのかなと…思います。
今から速攻で試します
これでもか感すごい
ここまでして15.1で待機できるようにしてくれてるんだから、A12以降かつIOS15.2以降の脱獄はかなりの期間出てこないんじゃないかな
えー、14.3すてて15.1行くかー?
14.3を推したい
メイン機がiPhone5なんですけども、ios10.3.3の脱獄はできなくなりましたか?
まさかのメインが5とは…
サブで脱獄してるけど、フツーに出来ます
成功率は低めですがTotallyNotSpywareで出来るかなと思います
https://tools4hack.santalab.me/release-totally-not-spyware-lol-jailbreakme-for-ios10x.html
15.1脱獄来ないから15.4に上げてしまおうかな
マスク解除の利便性の方が勝る気がする
ご自由に
15.4あげてマスク解除の利便性を試してみます
Checkra1nもそうだけどWindows版だけ遅いのは何故?coding業界では暗黙のルール?
iOS/iPadOS向けのまともな開発環境がWindowsには無いからでは。
記事と関係なくて申し訳ないのですが、macでcheckra1nをダウンロードしても勝手に削除されてしまうのですが、原因が分かる方いますか?使用ブラウザはchromeです。
居たら教えていただけるとありがたです。
checkra1nが急に使えなくなりました。前まではダウンロードもでき、使用もできました。
Notron等のアンチウイルスソフトのせいでは?
アンチウィルス系のアプリを入れているならそれが原因かも、
入れていない
なら知らん
Safariなど別ブラウザからダウンロードを行ってみても同じでしょうか?
また、皆様のコメントにもあります通り、アンチウィルス系のアプリが動作している場合、Exploitを扱うものですので…自動削除されてしまう場合もあります。
昔の記事でもそうでしたが、記事に記載されてるコマンドは”–“(ダブルハイフン)が”––”(ダブルダッシュ)になってるので注意してください。
コメントが書き込めない…?テスト
こちらのおかげでA14(iphone12mini) ios14.1JB から、15.1.1 へFuturerestore出来ました。
FaceID生きてる。