Cryptiiiic氏により「Futurerestore」のアップデートが行われ、【-c】オプションが追加となっています。
これにより、指定したiOSバージョンのSEPやBasebandなどを自動でダウンロードし、復元に使用することが出来るように。
Futurerestore v2.0.0-270
SHSHを利用してiOSのアップデートや復元などが行える【Futurerestore】ですが、Cryptiiiic氏によるナイトリービルド版がアップデートされ、Futurerestore v2.0.0-270がリリースとなっています。
ただし、現時点ではMac / Linux版のみとなっており、Windows版は未リリースですのでこの点は注意が必要です。
- Mac版(Intel):【futurerestore-macOS-x86_64-RELEASE.zip】
- Mac版(Apple Silicon):【futurerestore-macOS-arm64-RELEASE.zip】
- Linux版:【futurerestore-Linux-x86_64-RELEASE.zip】
更新内容
- オプションに【-c, –custom-latest VERSION】を追加
指定バージョンのSEPなどを自動ダウンロードしてくれる様に
これまでも【––latest-sep】と【––latest-baseband】オプションを使用することで、最新iOSバージョンのSEPやBaseband(BB)などのファイルを自動ダウンロード&使用することが可能でした。
ただ、例えば…現段階の様に「最新版であるiOS 15.4とSEP/BB互換性がないから、iOS 15.3.1のSEP/BBを使用したい」という場合、手動でそれらのファイルを集め、指定する必要があります。
ですが、今回追加された【-c】オプションにて自動ダウンロードするSEP/BasebandのiOSバージョンを指定することが出来るように。
使い方は?
使い方としては、以下のようなコマンド構成となります。
./futurerestore -t [SHSHファイル] -c [使用するSEP/BBのiOSバージョン] ––latest-sep ––latest-baseband [復元先のiOSファームウェア]
【実際のコマンド構成例(Mac):】
./futurerestore -t 924A3567C36F7814_iPhone11,8_d331pap_15.1-19B74_7310f1ebf28b509efac880527ed9bf0fd6cfacc94f740f5762315049f0a4ebf2.shsh2 -c 15.3.1 ––latest-sep ––latest-baseband iPhone11,8,iPhone12,1_15.1_19B74_Restore.ipsw
使用できるSEP / BBはSHSH発行中の物のみ
使用するSEP / BasebandのiOSバージョン指定が出来るようになりましたが、使用できるのはAppleがSHSHを発行中iOSバージョンの物に限るという制限はそのままです。
これはiOSの仕様となっており、これまで通りですので、この点は理解しておきましょう。
注意点
あくまでナイトリービルド(ベータ版よりも前段階の状態)ですので、動作の保証はなく、不具合なども残されている可能性があります。
Futurerestoreは仕組み上…一発勝負となる場合も多いため、使用する場合はリスクや使い方などを熟知した上で十分にご注意ください。
〆
今回のオプションはCoolStar氏の要望で追加された物となっているようで、これ…便利!
もちろん手動でSEP / Basebandファイルを指定してあげたほうが余計なエラーが少なくなって安全…と個人的には思っているのですが、最近「>––latest-sep」などはこれらの動作も安定しているため、サクッと行いたいときには使っていたりもします。
特に今のような「iOS 15.4のSEPは互換性がない(Face ID機のみ)」という状況で、サクッとiOS 15.3.1のSEP / BBを指定できるのは、イイかもしれませんね!
ただし、注意点にも書いてあります通り、Futurerestoreは一発勝負になることもありますので、十分に注意して使用する様にしてください。
コメント
お疲れ様です。
Linux版:【uturerestore-Linux-x86_64-RELEASE.zip】
くっ…(´;・;ω;・)fが…抜けて………これはコピペ…ミス…なので…マウスのせいであり…私の…せいで……は………!!
苦し紛れすぎるw
こちらを利用すれば、Face IDが正常に機能する状態でアプデができる、ということでよいのですかね?
iOS 15.xへiOS 15.3.1のSEPを使用すれば、Face IDも使用可能です。
ただし、iOS 15.3.1のSEPを使用して復元作業が行えるのはiOS 15.3.1のSHSHが発行されている間だけですので、期限としては…あっても残り数日なのかな…と思われます。
ありがとうございます!
残り数日、、決断をしなければ!
(⋆ᵕᴗᵕ⋆).+*ペコ
記事と関係ないかもしれないが、XS max (中国)の14.1が署名されてるのが謎。
ただの表示ミス?
実際にiPhone7で使用すると「[Error] argument parsing failed! agrc=8 optind=5
」と出て、前に進みませんね。
WordPressの仕様かなんかでlatest-sepとかの前の連続ハイフンが連続nダッシュになってるので、それコピペしたからパース失敗したと言われてるんじゃね
試してないからわからんけど
匿名さんのコメントにもあります通り、latest-sep、latest-basebandの2オプションに関しては先頭にハイフンが2つ入ります。
環境によっては記事中からコピペするとハイフンとして認識されない場合があるため、一度手動で入力してみるとイイかもしれません。
brobsaverで15.1SHSHを取得していたのですが
./futurerestore -t XXX_iPad8,5_j320ap_15.1-XXX_XXX.shsh2 -c 15.3.1 –latest-sep –no-baseband iPad_Pro_A12X_A12Z_15.1_19B74_Restore.ipsw
を実行すると
[exception]:
what=Device ApNonce does not match APTicket nonce
Done: restoring failed!
となり失敗してします。
iPad Pro 12.9 (2018)(第3世代)256GBです。
Generator値はhttps://tools4hack.santalab.me/generatorfinder/で確認したものを
Unc0verに入れて脱獄しました。
どなたかお分かりなられる方いらっしゃいますか?
よろしくお願いします。。。
そもそも形状が違う