デバイス単体でElectraなどを再署名する「Ext3nder」がiOS 11に対応、自動で再署名も！

デバイス単体でElectraなどのipaファイルをインストール＆再認証する事が出来る『Ext3nder Installer』がiOS 11に正式対応！
これにより、自動で再署名を行う機能も使用可能となっています。

ただし、Ext3nderが必要になるのはImpactorでインストールした7日問題を抱えるアプリですので、Electra MP版をご使用の場合は必要ありません。この点にはご注意ください。

詳細情報

Ext3nder Installer

インストール

Cydiaへ下記のリポジトリを登録し、通常通り『Ext3nder Installer』をインストールしましょう。

http://julioverne.github.io/

より詳しいインストール方法は【Cydia の 使い方！ ～全部解説～ [JBApp]】をご覧ください。

アプリ紹介

『Ext3nder Installer』を使用すると、デバイス単体でipaファイルをインストールしたり、再署名を行う事が可能！
特にImpactorからインストールしたアプリをデバイス単体で再署名することが出来るため、非常に便利。7日ごとにPCに接続して…といった手間を省くことができます。

再署名の方法も簡単で、Apple IDの設定を行っておけば、再署名したいアプリを選択…メニューからResignをタップするだけ…！

Apple IDの登録方法

再署名に使用するApple ID（Impactorで使用したApple IDと同じもの）を設定する方法についてご説明。

Ext3nderアプリを開き、「その他」タブから各設定を行います。
この中にある【SETUP LOGIN APPLE】という項目に「Email（Apple ID）」と「Password（パスワード）」を入力し、『Setup Login To Library』で登録完了です。

ちなみに、ここで登録したApple IDを削除したい場合は『Manage App’s ID』項目から行えます。

自動で再署名を行うことも可能！

更に、手動での再署名だけではなく、一定日数ごとに自動で再署名を実行させることも可能。この機能により、実質7日問題が解決ということになります…！
もちろん動作はバックグラウンドで行われるので、基本的に意識する必要はなく、完了時にこのような通知が来て…再署名完了！

自動再署名の方法

自動再署名を行うには、ipaファイルを【/var/mobile/Documents/Ext3nder/AutoSign】フォルダに配置する必要があります。

自身でipaファイルをデバイス内に転送＆配置してもいいですし、Safariでipaファイルをダウンロード…Ext3nderで開いて配置でもいいですし、インストール済みアプリをExt3nderで再ipa化（Rebuild to .ipa）を使って配置でも大丈夫。

Ext3nderでipaファイルを移動させる場合は、「ダウンロード」タブを開き、ipaファイルを選択。メニューが出てくるので「コピー」を行いましょう。
続いて、移動先のフォルダへ移動して画面右上【…】ボタンをタップし、メニューを開き、「ペースト」でipaファイルを貼り付けてあげれば完了です。

続いて自動再署名の設定ですが、「その他」タブ内から行います。
『Enabled』： 自動署名を有効にする
『Resign When Missing』： 使用期限まで○日を下回ったら自動的に再署名を行う
『Check Every』： 使用期限のチェックを○時間毎に実施する

動作テスト

設定が完了できたら、続いて自動署名の動作テスト方法についてご紹介。きちんと動かなかったら後々面倒なので、一応テストしておくことをオススメします。

方法は簡単で、自動再署名を行いたいアプリをホーム画面上から削除。そしてリスプリングを行ってください。
リスプリング後、少し待っていると自動再署名が行われ、ホーム画面に先程削除したアプリが出現するはずです。また、そういった作業の際には通知が行われるはずです。

〆

iOS 11.2〜11.3.1の脱獄ではSafariからインストール可能で、成功率も高く、企業用署名が使われている「Electra MP版」を選択している方がほとんどだと思いますが、ImpactorでVFS版をインストールして使っている…という方には、必須といっても過言ではない物なので、インストール＆自動再署名の設定をしておくと便利です。
また、iOS 11.1.2以下用「Electra」でも使うことが出来るので、そちらを使用している方も…ぜひどうぞ！