現在Opa334氏により開発が行われているiOS 15.0〜15.4.1向け脱獄【Fugu15 Max】ですが、一般リリースへのキモとなる「ユーザースペースの再起動」について”複雑な問題”とされていました。
ですが今回…そんな「ユーザースペースの再起動(Userspase Reboot)」の実行ができるようになったとの報告が行われています…!
ユーザースペース再起動が実行できるように
— opa334 (@opa334dev) April 4, 2023
Opa334氏より公開されたデモ映像では一般的なユーザースペース再起動を行うためのコマンド【launchctl reboot userspace】を実行し、ユーザースペースの再起動に成功しているのが確認できます。
Fugu15 Maxが一般向けリリースとして完成させるためには「ユーザースペース再起動」が必須とされていましたので、それが解決したということになります…!
ユーザースペース再起動ってなに?
ユーザースペース再起動(Userspase Reboot)とは、すごく簡単に言ってしまえば…通常のデバイス再起動とは異なり、システム全体ではなく全ユーザーアプリを再起動する作業になります。
通常の再起動ではシステム全体が再起動されてしまうため、現在の脱獄では「脱獄状態」が解除されていまいますが、ユーザースペース再起動では脱獄環境に必要な部位は再起動しつつ…脱獄状態は解除されないという特徴があります。
そのため、最近の脱獄ではユーザースペース再起動はよく利用される作業となっており、Fugu15 Maxにとっても重要なパーツのひとつでした。
残りの作業は?
さて、以前Opa334氏は「Fugu15 Maxを一般向けにリリース出来るようになるまでの”残り作業”」として以下の物を挙げていました。
- ユーザースペースの再起動を行えるように(今回の報告により解決)
- アプリなどのUI
- A14デバイスでカーネルパニックが発生する問題を修正(解決済み)
- 一般リリース向けの名称をFugu15 Maxから変更
大きな部分としては…残り2つに
今回ユーザースペース再起動が実行出来るようになった事で、上記のリストで言えば「アプリなどのUI作成」と「Fugu15 Maxから変更する名称を考える」という2つのみということになります。
もちろん、細かな部分ではまだ必要な作業が複数存在しているとは思いますが、それでも着実に完成に向けて進捗している…というのが分かります…!
〆
ユーザースペース再起動を実行出来るようにするには複雑な作業が必要とされていましたが、細かな部分は別としても…今回、それが解決したということになるのかなと!
ここまで来ると脱獄作業時に脱獄アプリなど各種ファイルを読み込ませる…といった事も可能になってくるはずなので、一般ユーザー向けの脱獄に近づいてきている感じが…テンション上がる…!
コメント
キタキタ!全裸待機!
どうでもいいけどUserSpace Rebootってmacでも使えるのいいよね
15.5待機~…
iOS 15.0〜15.4.1向け脱獄
それをわかっていってるんだよ。少しは考えなよ