低電力モードに関する隠し設定を操作することが出来るようになる『Powercuff』のご紹介。
CPUクロックを下げ、いくつかの機能をオフにすることで消費電力を減らすことが出来る「低電力モード」ですが、どうやら隠し設定が用意されていた模様。
『Powercuff』では、この隠し設定を有効化して、設定を操作することが出来るようになります。
また、この設定は低電力モードではない状態でも使えるため、低電力モードは使わない…という方にも、面白いかもしれません。
詳細情報
Powercuff
Price(価格): | 無料 |
---|---|
Section(カテゴリ): | Tweaks |
Author(制作者): | Ryan Petrich |
Repo(配布元): | rpetrich repo (https://rpetri.ch/repo/) |
インストール
CydiaやSileoへ下記のリポジトリを登録し、通常通り『Powercuff』をインストールしましょう。
アプリ紹介
『Powercuff』を使用すると、低電力モードに関する隠し設定を操作することが可能に。
Ryan Petrich氏が発見した隠し設定では、段階に分けたCPUクロックの調整などを行うことが可能となるようです。
5段階に分かれており、例えば通常時「2664MHz」のCPUクロックが、低電力モード時には「1860MHz」、Heavy選択時には「573MHz」まで下がっているのが確認できました。
効果は?
CPUのベンチマークを取れるGeekbench 4にて、実際にそれぞれの設定で試してみた結果が以下のとおりです。
低電力モード | Powercuff設定 | シングル / マルチスコア |
---|---|---|
無効 | None | 5467 / 13777 |
無効 | Nominal | 5457 / 13833 |
無効 | Light | 5462 / 13757 |
無効 | Moderate | 5337 / 11599 |
無効 | Heavy | 1259 / 2353 |
有効 | None | 3564 / 6298 |
有効 | Nominal | 3572 / 6267 |
有効 | Light | 3567 / 6220 |
有効 | Moderate | 3290 / 6320 |
有効 | Heavy | 1280 / 2363 |
Lightまでは誤差範囲
None / Nominal / Lightに関しては、ベンチスコアを見る限りでは「誤差」と言えます。そのため、CPUクロックに関して大きな違いはなく、それほど消費電力量に違いは発生しない可能性があります。
ただし、Lightにすると一時的にCPUクロックが低下する場面が見られたので、その辺りで違いは出てくるかも…しれません。
また「Moderate」までいくと、低電力モード無効時では少しだけスコアが下がるため、動作速度は維持しつつ…少しだけ低電力化することが出来るかもしれません(体感できるかは…?)。
Heavyはカクつき有り
スコア、CPUクロックを見る限り…一番低電力化に有効なのは「Heavy」設定です。特にスコアの下がり具合が…すごい!
ですが、あまりにCPUクロックが下がりすぎるため、例えばアプリ起動にもたついたり、アニメーションにカクつきが発生します。
そのため、例えばスリープ中のみ自動で「低電力モードを有効」にしてくれる様な脱獄アプリ(SmarterLPMなど)と組み合わせ、Powercuff設定を低電力モード時のみ有効にしておくのがイイかもしれません。
注意点
Powercuffから行える隠し設定は見つかったばかりで、仕様がハッキリとしない部分があります。
そのため、効果などに関しては今後の検証次第…ということを理解した上で、ご使用ください。
設定方法
設定アプリ内に追加される『Powercuff』項目より行います。
『Throttling』: 5段階から低電力化設定を選択
『Only in Low Power Mode』: 前項で選択した段階設定を、低電力モード時のみ適用
コメント
違う質問なのですが、unc0verは署名復活したのですか?
そんなの逐一各サイトで確認しなきゃ分からんやろ。今復活してるかもしれないし、uncがダウンロードできるサイトはたくさんあるからな。ググれ
こればかりは、定期的に巡回するしかない。
手間考えたらipaインストールか、チェックレイン行くしかない
このPowercuffとSmarter LPMをサブ端末にインストールしておけば、
バッテリー残量をキープできるから充電回数を減らせてとても助かる
Ryan Petrich氏は神様やでぇ……
SmarterLPMがiOS13.5に対応してないですね。。
Dependとして
mobilesubstrate
com.spark.libsparkapplist
com.spark.libsparkcolourpicker com.opa334.ccsupport
が指定されているけど、自分の環境では
org.thebigboss.libcolorpicker
もインストールされてないと設定画面が出ない
色の設定はできないけどこれで他の各種設定ができるようになる
libsparkcolourpicker 一緒に入ってきますが設定が開けないです。
iPhoneXS Max
iPhone6s plus
iPhoneX
の3機種で試しましましたが。
lib”spark”colourpickerではなくlibcolorpickerです
SmarterLPM紹介記事のコメントに同じことが書かれているのを見落としてました……
https://tools4hack.santalab.me/jbapp-com-smokin1337-smarterlpm.html#comment-area
脱獄したデバイスで下記URLに飛び、
cydiaで開くと必要なlibcolorpickerがインストールできます
http://cydia.saurik.com/package/org.thebigboss.libcolorpicker/
うっそ!
いけました!
ありがとうございました!感謝です!
レポからインストールできないってこと?現状自分の環境だとios13.5でも色の設定以外は問題なく使えますね
PreferenceLoaderインストールされてますか?
2.2.4をインストールしてますよ。
でも設定画面でlooding errorになりますね。。
名前:匿名 : 投稿日:2020/05/30(土) 20:27:59で書かれてますよ。
libcolorpickerをインストールして下さい。
今更だけど
1.0.3をインストール後
1.0.4にアップデート
うーん・・・13.5に上げてから同じくsmartLPMが機能せず、設定からもアクセスできず。libcolorpickerもpreferenceloaderも入れてるけどダメ。strawも同じ様に機能してないし、設定からもひらけない。
iOS 13.x以降の場合はSmarterLPMをご使用ください。SmartLPMはiOS 12.x用となります。
https://tools4hack.santalab.me/jbapp-com-smokin1337-smarterlpm.html
自分のところは複数端末LPM自体は動いてるんですが
件のlibcolorpickerが読み込めません
preferenceloaderももちろん入れてるんですが…
同じ開発者さんのkaleidoscopeを起動させてみると
spark氏作のカラーピッカーは起動し色選択が反映されない状態です
smartLPTとsmarterLPT
2つあるけど何が違うのかな??
SmartLPMはios12.x以下
SmarterLPMはios13.x
板違いの質問失礼します。
iOS13.5 iphone8
ステータスバーに日付を表示するアプリを教えて下さいませ。
色々探しても無くてmikotoも動作しませんでした(汗
PerfectTimeXSとかどうでしょう?
https://tools4hack.santalab.me/jbapp-com-yourepo-kingmehu-perfecttimexs.html
iphone8 ios13.5でも使えています。
AdvancedStatusTime
同じく環境はiphone8 ios13.5
出来ました! ありがとうございました
Ryan Petrich氏がTweakリリースする度に嬉しくなる
つかぬ事を伺いますが、CPU 情報の表示は何か他にアプリがあるんでしょうか。
6Sの時 CPUがメーカー違いがあって調べたけど、いまもあるんかな?
AX-CPUとかApp Storeでダウンロードしてますよ。
記事中の画像で使っている物はCPU DasherというAppStoreにあるアプリです。
他にも色々あるので、CPUなどで検索してみるとイイかもしれません。
みなさま、ありがとうございます。
早速入れてみます。
これheavyに設定するとライトがiPhoneの温度が下がるまで使えませんってでて使えなくなるね
おま環なのかも知れないけど
iPhone11Pro 13.5
同じくライトが使えなくなる。
iPhone 11Pro
有料のCPUToolと仕組みは一緒ですか?
私はそっちを使っています。
サーマルモニタのパラメータを書き換えずバイパスでいじるという
同じ手法じゃないのでしょうか、おそらく。
CPUToolの方が、通常モード・省電力モードを一括で管理できるので扱いはいいなと個人的に思います。
というかさっき調べたらアプデが出ていて、
4段階で調整するかんたんモードもついて扱いやすくなってました。
まあこれ系はfilzaでもできるようなファイル書き換えるだかだからね
CPUToolもPowercuffもファイル書き換えじゃなく、thermalmonitordに対するTweakのインジェクションです
へーありがとう
CPUTool入れてればPowercuffは入れる必要ないですか?
はず
因みにSantaさんが使用しているCPU情報を表示するアプリ(Tweak?)はなんですか?
記事中の画像で使っている物はCPU DasherというAppStoreにあるアプリです。
他にも色々あるので、CPUなどで検索してみるとイイかもしれません。
CPUやGPUの電圧をモニタリングしたくなりますね。
こういったアプリはありませんか?
すいません
低電力モードないiPadにも対応してますか?
iPad Mini5 iOS13.5に入れてみました。
Heavyにすると528MHzにクロックが落ちてものすごくもっさりするので、ちゃんと動作していると思います。
なおiPadにも低電力モード自体は実装されているようで、SmarterLPMで有効にできます。
SmarterLPMとPowerCuffの組み合わせによって「スリープ中のみ自動で低電力モードにし、更にクロックを落とす」ということがiPadでもできます。
おま環かも知れないけどご報告。
スリープ時は低電力-ゼロにまで下げており
確かに電池持ちはいい反面、
ワイヤレス充電(Qi)時にそれだとめっちゃ熱持つ。
通常モードだとほのかに温まる程度なのがあっつあつ。
なんか処理がつっかえてるのかも。
アクチとかで「充電中のみ通常モード」を策定中。
13.5 iphone8
オーバークロックのtweakはありませんか?
これ好きだけどWiFi自動接続されなくなっちゃうからなぁ
追加で何かできたらいんだけど