ファイルシステムのスナップショットをコマンドから操作することが出来る『Snappy』のご紹介。
スナップショットのコマンド操作と言えば「snapUtil」がありますが、ソースから自分でコンパイルしなければならず、ちょっと面倒でした。
ですが『Snappy』ではCydiaからインストールするだけでスナップショットをコマンドから操作可能に。
アプリからワンタップで行える「ElectraRemover」がすでにあるため、あまり活躍する場面はないのですが、SSHさえ接続出来る状態ならばSnappyを使えるため、もしもの時に便利。
詳細情報
Snappy
Price(価格): | 無料 |
---|---|
Section(カテゴリ): | Tweaks |
Author(制作者): | Samuel Bingner |
Repo(配布元): | Bingner (http://repo.bingner.com/) |
インストール
Cydiaへ下記のリポジトリを登録し、通常通り「Snappy」をインストールしてください。
より詳しいインストール方法は【Cydia の 使い方! ~全部解説~ [JBApp]】をご覧ください。
▲注意▲
使用する際は、どのような事態になっても自分1人で解決できる能力と、全ての事柄を自己責任で実行出来る方のみ行ってください。
アプリ紹介
『Snappy』を使用すると、コマンドから各スナップショットの操作を行うことが可能。rootにログイン後、すべての機能が使用可能になります。
出来ることは「現在のスナップショットリストを表示」、「スナップショットの名前を変更」、「新規スナップショットの作成・削除」、「スナップショットをマウント」などなど…。
入獄に使用する
Snappyを使用する目的で一番多いのは「データを維持しつつ入獄」だと思いますので、そちらの方法についてご紹介。
- 以下のコマンドを実行し、GUIDを確認。
ioreg -p IODeviceTree -l | grep boot-manifest-hash
- コマンドを実行すると、このような文字列(デバイスや環境によりGUIDの英数字は異なります)が表示されます。
<>に挟まれた英数字の羅列(GUID)をコピーし、全て大文字に変換しましょう。例: | | "boot-manifest-hash" = <7aa43c4c9e610502f82bcab53378a8f1c7709077>
- 大文字にしたGUIDをSnappyの「スナップショット名の変更」コマンド【snappy -f / -r orig-fs -t com.apple.os.update-[GUID]】に組み込み、実行します。
例:snappy -f / -r orig-fs -t com.apple.os.update-7AA43C4C9E610502F82BCAB53378A8F1C7709077
- 以下のコマンドを実行して、スナップショットの名前がきちんと変更されているのを確認したら、コマンドによる操作はすべて完了です。
snappy -f / -l
- 後はデバイスを再起動すると、純正のファイルシステムが書き戻され、入獄状態となります。
入獄後の環境
データ削除などは行っておらず、単純にファイルシステムの書き戻しが起こっただけですので、アプリなどのデータはすべて維持されます。
ただし、ファイルシステム内の脱獄関連ファイルは削除されるため、入獄状態に。
もちろん、Electraを使って再脱獄することも可能で、その場合は1番最初の手順からやり直すことが可能です。
アイコンが残る
脱獄関連のアイコンがホーム画面に残っている場合があります。
これはuicacheと同じ動作が発生すれば消えるので、どこかフォルダの奥底にでもおいておけば、そのうち消えます。
ただ、もし、どうしても今すぐ消したい…ということであれば、残っているアプリIDと同じIDに設定したダミーアプリをCydia Impactorからインストールし、そのダミーアプリを通常通り削除してしまえば、消えます(面倒なので、放置しておけばいいかなと)。
脱獄対策に関して
脱獄対策が入っているアプリの場合、この作業を行っただけでは起動できない場合があります。
その場合は【/var/lib/】フォルダを『FilzaEscaped』などを使用して削除しましょう。これで大半の脱獄対策は回避出来るようになるはずです。
コメント
/var/lib/の削除だけだと対策された、みたいな書き込みをどこかで見ました。
どっかで(脱獄スレだったかな・・・)3つくらい消す候補が載ってたけど
探してるけど見つからないw
見つけた!
これでいけるのか試してないけど。
【”/boot”, “/lib”, “/mnt”, “/private/ var/lib”] をFilzaにて削除した後にDelectraにて入獄したら. FGO起動いけました】
/var/lib/(/private/var/lib/)以外は、ファイルシステムに含まれる部分ですので、スナップショットの書き戻しで純正に戻すことが可能です。
これが、coolstar氏の言ってた脱獄回避方法なの??
そっちはリベルタス?ってやつじゃないかな?
一瞬、stickyが来たと喜んだのにw
そんなアナタに鳩サブレー鍋
何で再起動時にuicacheってされないんだろ?
入獄する使い道に関してはElectra Removerとどう違うの?
データ維持しつつ入獄するならGUIアプリとして作られてるElectraRemoverでいいよ
Snappy(+snapUtil)はCUIつまりコマンドが打てれば使える、ということで、
SANTA氏が書いているように万が一の時にSSHから使って入獄すればいい
DockshowLabels
地味にドックのアプリ名が復活出来て嬉しい。
ありがとう!
これを探し求めていたよ!!
ちなみに、iPhone8Plus、iPadmini4で動作確認してます。
iPhoneX、iPhone8+、iPhone6s+で動作確認できました!
2.の工程でエラー吐き出すんですが対処法あったりしますか?
内容としては
Error: rename requested but no new name (–to) provided
って出ます
-tオプションを指定してみてください
質問失礼します。
iPhoneXで、フルスクリーンのゲームなどの時にステータスバーの時計が消えてしまいますが、ステータスバーを表示するようなTweakをご存じの方は居ませんか?
脱獄状態に復帰できないでSSHもONにできない
ElectraRemoverも失敗する
あらゆる入獄方法も試したが失敗
VFSの動作確立もうちょっと安定してほしいな……
ElectraRemoverのmultipath版が欲しい
ElectraRemover を使用する判断に至ったのであれば、最終手段として FilzaEscaped を使って根気強く脱獄関連ファイル全てを手動で削除して入獄状態に復旧させてみては?
この記事の内容とは無関係ですが、NitrousのようなTweakはもう出なさそうですかね…?(・ω・`)
NitrousはあくまでNitroエンジンを使用できるようにする…という脱獄アプリで、現在UIWebViewではなくWKWebViewが使用されており、純正でNitroエンジンが使用可能です。Safariとの速度差はほぼありません。
そのため、現在の環境でそういった物が出てくる可能性…と言いますか、意味はあまりないのかなと思います。
Dissident とか watchdogなどのバックグラウンド動作系tweakって現在11.3.1で対応してるものありますか?
上記の2つは未対応でした、それ以外に何かあれば教えて頂かませんか?
めいくしでぃあばいあげいんで、コントローラーズフォーオールを買おうと思ってるんですが、誰か正常に作動してますか?
tweakcompatibleで確認すればええやん。
SANTAさん夜分遅くにすみません。
脱獄したiPhoneX、iOS.11.2.1なのですが何故か夜中の2時〜3時ぐらいに勝手に再起動したり電源が切れたりします…。
随分前の記事でiOS 9 Reboot Fixというツイークを紹介されているのを見たのですが、これはiOS11ではインストールしない方が良いですよね…?
一応さっき自分なりに調べてiCloudの自動バックアップをオフに今日してみました。
ツイークの競合も試してみましたが、
競合は問題無いみたいで…。
他にもFilza File Managerでメモリを上げたりして対策できるみたいなのですがやり方も分からず、、。゚(゚´ω`゚)゚。
何か対策出来るツイークなどがありましたら是非教えて下さい(>_<)
長々と長文失礼しました。
俺もなるな
めんどくさいから放置してるけど
アップデートした時に ちゃんとpcのitunesでアップデートしましたか?
iPhoneXを購入した時からiOS11.2.1のままだったので…
そういった対処を行う前に、まずはセーフモードで放置してみて、問題が改善しないかを確認してみてください。
もし改善するようであれば、原因は脱獄環境自体ではなくインストールされているSubstrate系の脱獄アプリ…ということになります。原因がこちらにある場合が多いので、まずはこれを確認してみてください。