「iOS 7 脱獄」を待っている方も多いはずですが、これまでとはちょっと違った動きが。
【Is iOS7 jailbroken yet?】というサイトでは寄付を募っており、集まった金額を「初めてiOS 7 完全脱獄を実現した人への賞金に」といった試みが行われています。
条件としてはオープンソースで公開する事などがあり、iPhone等のデバイスを分解する事で有名なiFixit社なども協賛している様です。
なかなか面白いアイデアではありますが、これに対して反対意見が出ているなど、ちょっとした混乱も発生しているようです。
Is iOS7 jailbroken yet?
【Is iOS7 jailbroken yet?】では世界中の人から寄付を募っており、集まった寄付はオープンソースな「iOS 7 完全脱獄」を初めて開発した人に賞金として渡すという事になっています。
賞金を受け取れる人は次項のルールをクリアし、尚且つ1番最初にiOS 7 完全脱獄を実現する必要があるとのこと。
審査員に有名な方が居たり、iFixit社が現在最高額を寄付していたりCEOが審査員だったりと、なかなか本気な様子。
ちなみに、法的な話についてですが、DMCA(デジタルミレニアム著作権法)を根拠としているようです。
ルール
- iOS 7搭載のiPhone(4s/5/5c/5s)で動作すること
- 現在の最新バージョンをサポートすること(今はiOS 7.0.4)
- 完全脱獄であること、一般的なユーザーがアクセスしやすいこと
- 一般公開が可能で、無料で利用できること
- オープンソースライセンスに則していること
これに対する反応
「脱獄ツールのリリースが早まりそう」、「脱獄ツールの開発者が増えてくれるかも」、「開発者のモチベーションに繋がれば」など、今回の動きに期待する声もありますが、どちらかというと慎重な意見が多いみたいです。
慎重な意見も
「今回限りなら後に繋がらないどころか、今後の邪魔になる」や「ハッカー同士の足の引っ張り合いになりかねない」といった意見が多く、今のところは慎重な意見が目立っているようです。
また、Cydia作者のSaurik氏が発言しており、このような動きは「デバイスをよりオープンにする事を楽しみにしてる人」から「現金を獲得することを目的にしている人」に流れを変えかねない、と危惧しているとのこと。
Android界隈ではこのような動きが以前からあり、ハッカー同士が情報を公開・共有しなくなる状況が発生することがあり、このような事にはなって欲しくないそうです。
更に寄付システム自体にも問題があると言っており、提供者はプラットフォームのテストケースとしてiOSコミュニティを利用しており、寄付額の全てが賞金として使われるわけではなく、手数料として5%がプラットフォーム提供者へ支払われるのも気になるとのこと。
他には「功績に対して感謝の寄付をする」と「何かを求めて寄付をする」では意味が違ってくると言う意見もありました。
〆
プラットフォームや手数料などに関しては何とも言えない問題ですが、確かに直接開発者さんへ全額寄付する方が良いのかなとは思ってしまいます。
もちろん開発者さんが増えてくれたりという期待する気持ちもあったりしますが、影響の大きさを考えると慎重になってしまうのも仕方ないのかもしれませんね。
これまでも個人的に脱獄・アンロックした人に○○をプレゼントといった様な事はありましたが、あまり大々的に行われると色々な問題も出てきそうな気もしますが…さて、どんな方向に動くのか注目です。
個人的な感想としては、あまりゴタゴタせず、ノホホンと進んで行ってくれるのが嬉しいかなと・・・!
コメント
こんな事したら、アップル社を刺激するだけになる。下手したら脱獄防止策を取られるんじゃないか?
もう取られているけど、そこを掻い潜るのがハッカーたちだよ。
オープンソースというのは
Appleに情報が漏れて対策されますね
あんまり事を大きくされると
Appleが別の手段で力を入れてくるでしょうから
いろいろ対策が必要ですね
ツールが公開された時点で、どんな処理をしてるかはわかるんだよ?
開発機というものがあってだな
論理的なハードウェア構成が同じで大きめの基板むき出しのやつ
もちろん実寸ではない
複数の穴を利用して、権限の昇格とrootでの常用化を実現してるわけだが
使用してる穴が複判明しても、対策までに時間が掛かる穴も存在するだけで
全てが同時に即対策されるわけではない
ツールが出る=近い将来、そこで判明した全ての穴が塞がれるだけの話
オープンソース化すれば楽になるだけの話
ツールの公開前にソース公開は必須ではないだろ
オープンソースかそうでないかに限らず、ツールがリリースされてしまえば期間的にはどちらもほぼ変わらず対策が行われますので、この点についてはSaurik氏もあまり気にしなくて良い点だとしていました。
また、実はこれまでのツールも何割かの部分ではオープンソース、もしくはオープンソースの物を使用しているそうで、実際にはそこまで大幅に変わるようなことでは無いそうです。(コアの部分など公開されていなかったりはするようですが)
法律てきには大丈夫なの?
DMCA(デジタルミレニアム著作権法)を根拠として考えているようです
リンゴさんに対策されるのだけはごめんですね
内容自体はかっこいいけど、
これ大丈夫なのかね…
公開、非公開に関わらず、Appleは対策を直ぐにする。対策するまでの調査が無くなりAppleとしては楽に対策できるだけの話し。
出来れば、新参者ではなく今までコアな部分で関わってきた人が寄付金貰えれば良いなと願うばかり。
あの偉大なる功績を残したGeoHotくんだって
新参者扱いだったんだからさ…
やりたいヤツは勝手にやっちゃうでしょ
人間だものw
賞金出たら今までの突破してやったぜ((≡ຶ⚲͜≡ຶ))感が無くなって残念な気持ちになる。
ハッカー様方が協力して平和にやって欲しいです。
金銭が絡むのは仕方がないかと。
ただ、オープンソースだと、そこから悪質なツールが生まれかねない気がしますね。
今でもニセモノが横行してるのに。
実はバックはAppleで、Exproitを潰すのが目的だったりして…研究開発費と考えれば安いものだろうし。なんて妄想
脱獄は待ち遠しいけど無駄にリリースが早まるのは勘弁してほしいな。
7.1待たずにリリースとかなったら7.1で対策されそう。
面倒事にならなければいいが…
やっぱりハッカー間の情報提供が進まなくなりそうなのが不安ですよね
タダで利用する側からすると脱獄できるならなんでもいいけど…
裁判負けたら人生詰む国じゃなかったら日本の中でもこんなことなってたかもね
こんなのやんなくても、やる人はやるのだから、やる必要はないんじゃないのかなぁと、思いますがねぇ むしろ情報を共有しなくなる様な気が
iPhone4は例外?
Appleの罠かな?
論点は多分Apple云々じゃない。
純粋に楽しんでるハッカーにとっては全く慈善的でも良心的でもない、内輪を掻き乱す行為だろうよ。
少なくとも、どこぞのハッカーが提唱したようにオープンで情報の共有や協力ができるような、好きなことを楽しめる場所が今後のiOS脱獄コミュニティの在り方であって欲しい。
このキャンペーンの機微には何が隠れてるんやら…、きな臭いことこの上ない。
ほんと金が絡むとロクな事がないんだ。
これはどういうことなんでしょうかね?
ttp://www.youtube,com/watch?v=yF9D0taQQjk
Cydia風のアイコンをしたウェブクリップをホーム画面に追加するだけの物です。
なにか機能があるというわけではありません。