先週、iOS 17非対応デバイス向けに「iOS 16.7.2 / iPadOS 16.7.2」がリリースされ、セキュリティアップデートが行われていましたが、前バージョンとなる「iOS 16.7 / 16.7.1 / iPadOS 16.7 / 16.7.1」のSHSHが発行終了となっています。
SHSHの発行が終了
本日「iOS 16.7 / 16.7.1」&「iPadOS 16.7 / 16.7.1」のSHSHが発行終了となり、現在は「iOS 16.7.2、iPadOS 16.7.2」のSHSHのみがiOS 17非対応デバイス向けに発行されている状況になっています。
最新版であるiOS 16.7.2リリース日から見ると「7日後」となっておりいつも通りという感じ。
ただし、iOS 16.7のSHSHに関してはiOS 16.7.1リリース日から見ると「22日後」ということになり、少し長めにSHSH発行が継続されたということになります。
SHSHが発行終了するとどうなる?
「iOS 16.7 / 16.7.1、iPadOS 16.7 / 16.7.1へのアップグレード、ダウングレードを含む全ての復元が出来ない」という事になります。
これらのファームウェアを手動で選択してiOSの復元を行おうとしても、SHSHが発行されておらず認証が出来ないため『不明なエラー(3194)』が発生し、復元が失敗します。
そのため、今後はSHSHが発行されているバージョンへの復元・更新にのみ限定されることとなります。
脱獄などへの影響は?
A12以降のデバイスに関してはiOS 15.4.1までの脱獄(Dopamine)となっており、今回のSHSH発行終了での影響はありません。
A11以下のデバイスについてはPalera1nにてiOS 16.x / iPadOS 17.xまで脱獄が可能となっていますので、こちらに関してもSHSH発行終了での影響はありません。
SEPに関して
また、iOS 16.x以降はすべてFuturerestoreがSEPを正常に扱えず、更に新仕様に未対応な状況となっているため、使用できない状況が続いています。
その他Exploitなどについて
- 【kfd Exploit】:iOS 16.5 / 15.7.6以下を維持
- 【CVE-2023-41981(PPL Bypass)】:iOS 16.6.1以下を維持
- 【CVE-2023-41991(CoreTrust)】:iOS 17.0 / 16.6.1以下を維持
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