IPAファイルからアプリをインストール出来る【AltStore】など、AppStore外からアプリをインストールする「サイドローディング」と呼ばれる手法では「7日問題」がついて回ります。
例外として【TrollStore】はあるものの、iOS 15.4.1までと使用できるiOSバージョンに制限があり、サイドローディングを行う上では「7日問題」は大きな壁です。
そんな「7日問題」に関して、ElleKitの開発者であるévelyne氏より興味深い報告が行われています…!
7日問題
AppStore外からアプリをインストールする…いわゆる「サイドローディング」ですが、iOSで言えば…AltStoreを使用し、自身のApple IDで署名を行ってアプリをインストールする手法が主流です。
ですが、署名は7日間の期限付きとなっており、期限を過ぎるとアプリが起動できなくなる…という厄介な仕様が存在します。
そのため、通常は7日ごと(もしくはそれより前)に署名の更新を行う必要があるということに。
これさえ行っておけば継続してアプリを使用できますし、AltStoreなどを使うことで作業自体もそれほど面倒では有りません。
が、やっぱり数日ごとに必ず行なわなくてはならず、忘れてしまうと署名切れによりアプリが起動できなくなる…という地味に面倒なことに…。これが「7日問題」と呼ばれるものです。
7日問題を解決できる可能性?
many are mentioning sideloading – i’m pretty sure if someone put in the effort it would be possible to extend the 7 day limit by messing with amfid
— évelyne (@eveiyneee) August 3, 2023
Dopamineなどで採用されている脱獄アプリの親玉的存在「ElleKit」の開発者évelyne氏より、この「7日問題」に関する報告が行われ、「amfid(AMFI.kext)を弄ることで、サイドローディングの7日制限を延長することは可能だろう」とされています。
TrollStoreの様に完全に無視出来るようになるのか、それとも8日以上に延長できるのか、この辺りは不明ながらも…現在の7日問題を解決 or 改善出来ると、évelyne氏は考えているようです。
MDC / kfdを利用して
今回の報告は脱獄環境で…ということではなく、iOS 16.1.2以下向けExploit「MacDirtyCow」やiOS 16.5以下向けExploit「kfd Exploit」を利用することで可能になるのではないか、というお話になっています。
évelyne氏は「可能である」と考えているようですが、現時点ではあくまで「可能性の話」であり、この点は注意が必要です。
〆
現時点では解決への道筋が…などの段階ではなく、あくまで可能性の段階ではありますが、もし可能になれば…これは嬉しい報告になりそうですね…!
ただ、サイドローディングのもう一つの制限である「1アカウント3アプリまで」を突破する「WDBRemoveThreeAppLimit」の開発者さんからは、MacDirtyCowでは7日問題を解決するのは難しいと思う、と報告されていたことがあります。
「kfd」はMacDirtyCowでは出来なかったことが出来る(アクセスできなかった部位にアクセス出来るなど)とはいえ、実際に可能かどうか…は今後の開発次第…ということになりそうです。
そのため、”現時点では”「出来るようになったら嬉しいな」くらいに思っておくのがイイかもしれません。
コメント
ios15のtroll+jbが快適すぎて
16jbがいつになるか分からないけど、その前段として是非7日問題をクリアしてほしい
iPad Pro ios13 Odysseyで署名切れで取り残されてるワテクシ…
16.5.1(c)から16.6beta1or2って遅延OTAで行けるものですか?
そもそもベータ版にアプデ自体無理でしたかね?
iPhone14Promax
ベータ版へのアップデート(or復元)は遅延OTAアップデートを使用しません。
SHSHが発行されている間にベータ版のIPSWファイルを使用し、アップデートや復元を行う必要があります
脱獄したiPhone ios15.0.2もバッテリーが86%だからそろそろバッテリー交換したいけど一か八かapplestore行こうかな