キタ！ 「DataDeposit」がDropboxの新APIに対応したバージョンのテストを開始 [JBApp]

アプリのデータをDropboxへバックアップしたり、そのデータを復元することが出来る『DataDeposit』を使用していた方はとても多いと思います。私も使用していました。
ですが、数ヶ月前にDropbox側のAPI（Dropboxをアプリから使用する仕組み）が変わってしまったため、それの影響でDataDepositも使用が出来なくなっていました。DataDeposit難民大発生です。

どうしよう・・・と思っていたところ、新APIに対応したDataDepositのテストが開始されました！ちなみに、ちょっと面倒ですがテスト版もすでに使用可能です！

＊2013/05/20＊v1.0.7がリリースされました
【データ復元時の問題を修正。DataDeposit テスト版が「v1.0.7」へアップデート [JBApp]】

新APIに対応した「DataDeposit」

＊テスト版（執筆時 v1.0.5）のため、不具合等が出る可能性もあります。使用には注意してください。

『DataDeposit』は、Dropboxへ直接アプリのデータをバックアップすることが出来るので、多数のデバイス間でアプリのデータを使い回すなんてことも出来ちゃいます。その点でもかなり大好きでした。ただ、DataDepositが使っていたDropboxのAPIが古いバージョンの物だったため、数ヶ月前より使用不可となってしまいました。
が！ 作者さんが新APIに対応したDataDepositのテストを開始しました！（DataDeposit 1.0.5 Test Build）
これにより、現在使用可能なDropboxのAPIに対応しましたので、DataDepositを使用してアプリのバックアップ＆データの復元が行える様になります！

使ってみた

インストール方法などは次項でご紹介するとして、まずはDataDepositのテスト版を使用してみました。

＊使用前に以前のDataDepositの設定をiFile等を使用して削除しておくと安全です。
【/var/mobile/Library/Preferences/com.justinxxvii.DataDepositApp.plist】

Dropboxとの連携設定

これまでとはDropboxとの連携方法が微妙に異なります。まずは設定ファイルを削除しておくか、設定からDropboxとUnlinkしましょう。
とりあえず『Backup My Save Data…』あたりをタップして、Dropboxの認証を行います。「Existing Account?」というポップアップが表示されますので、『Yes』を選択して認証作業へ進みましょう。

ここがこれまでとちょっと違う部分。まぁ、見た目がちょっと違うだけでやっている事はほぼ同じです。
自分のデバイスにDropboxの純正アプリがインストールされている場合は、そのアプリを通して認証作業を行えます。
入っていない場合は、メールアドレスとパスワードを入力し、ログインして認証を行いましょう。

バックアップ出来るかな・・・！？

認証が完了したので、アプリデータのバックアップを試してみました。
インストールされているアプリの一覧が表示されるので、バックアップしたいアプリを選択してバックアップ手順を開始してみました。
特に問題無く、バックアップが完了！Dropbox側を見ても、きちんとバックアップファイルが作成＆アップロードされていました。

リストア出来るかな・・・！？

バックアップが出来たので、次はそのデータを使ったアプリデータの復元（リストア）を試してみました。
Dropbox側にバックアップされているアプリデータの一覧が表示され、更にアイコンが表示されている項目がデバイス内にインストールされているアプリと言うことになります。
適当に選択してデータの復元を実行してみました。こちらも問題無く完了！アプリを起動し直して確認してみましたが、きちんとデータが復元されていました。

DataDeposit テスト版を使う方法

下記は1つずつ手順のを見ていっているのですごく面倒な感じですが、実際には難しい事はしておらず、単純なことしか行っていません。

ダウンロード

DataDeposit テスト版は下記リンク先よりダウンロードすることが可能。

【Justin Amberson】

バージョンが上がる可能性があるため、大元のサイトである上記リンクを確認してください。
ちなみに、執筆時点の最新版は【DataDeposit 1.0.5 Test Build】中にあるリンクから「ipa ファイル」をダウンロードすることが出来ます。

ファイルの配置

上記からダウンロードしたファイルは何故か『 ipa 』ファイルとなっています。通常このままでは扱えないので、中身を取り出し、『/Applications/』フォルダへ転送したいと思います。

ipaファイルから中身を取り出すために、拡張子を『 .zip 』に変更し、解凍を行うのですが、パソコン側で解凍＆それをデバイスへ転送してしまうと破損することがあるので、今回は解凍＆ファイルの配置をデバイス側でiFileを使用して行いたいと思います。
拡張子を「.zip」に変更したファイルを、iFunBox等を使用してデバイス内の分かりやすい場所へ転送しておいてください。（分かる方はデバイス単体でダウンロード＆拡張子の変更を行っても大丈夫です）

解凍

今回は『DataDeposit-1.0.5.ipa.zip』というファイル名にしてあります。 これをiFileを使用して選択し、『解凍』を実行してください。

DataDeposit.appの移動

解凍すると、『Payload』というフォルダが出現します。このフォルダの中には『DataDeposit.app』というフォルダがあり、これがDataDepositの本体で、目的の物です。では早速「DataDeposit.app」を『/Applications/』フォルダへ移動しましょう。
まずは画面右上の『編集』ボタンをタップして編集モードへ入ります。

編集モードの状態で『DataDeposit.app』を選択、画面右下の『コピペメニュー』ボタンをタップしてください。
メニューが表示されるので、『カット』を選択。

DataDeposit.appの移動先である『/Applications/』フォルダを開き、移動しましょう。（画面左上のフォルダを戻るボタンを連打すると、/Applicationsがあります）
カットした物をApplicationsフォルダ内へ貼り付けたいので、もう一度画面右上の『編集』ボタンをタップして編集モードへ入ってください。

編集モードのまま、画面右下の『コピペメニュー』ボタンをタップ、『ペースト』を選択して、『DataDeposit.app』を貼り付けます。

最後にリスプリング

ちゃんと『/Applications/』フォルダ内に『DataDeposit.app』が移動出来ているのを確認しましたら、SBSettingsなどからリスプリングを実行して、変更を適用しましょう。
成功していれば、リスプリング後にホーム画面へDataDepositのアイコンが表示されます。