iOS 15.x&Checkm8向け脱獄「Palera1n」にセミテザー脱獄用の入獄オプションが追加、Restore RootFSが可能に

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Checkm8デバイス向けiOS 15.x脱獄である「Palera1n」ですが、アップデートが行われており、セミテザー脱獄の入獄オプションが追加されています。
これにより、テザー脱獄だけではなく、セミテザー脱獄でも入獄(Restore RootFS)を行えるようになっています。

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テザーとセミテザー脱獄

今回追加された入獄オプションをご紹介する前に、少し整理しておいたほうが良さそうなのが…テザー脱獄セミテザー脱獄の違いで、以下の様になっています。

  • 【テザー脱獄 (Tethered)】:デバイス再起動後はリカバリーモードに入り、デバイスを起動するためには再度PCに接続してPalera1nを実行する必要がある
  • 【セミテザー脱獄 (Semi-Tethered)】:デバイス再起動後は入獄環境で起動し、脱獄環境へ戻るためには再度PCに接続してPalera1nを実行する必要がある

ちなみに、palera1nではテザー / セミテザーどちらの脱獄も行うことが出来るのですが、今回追加され比較的一般利用がしやすくなっているのはセミテザー脱獄です。

セミテザー脱獄も入獄作業が行えるように

テザー脱獄の場合は「リカバリーモードを抜けてしまえば入獄状態」なわけですが、セミテザー脱獄ではフェイクパーティションの削除やシステムファイルの復元、不要ファイルの削除などが必要で、前バージョンまでのPalera1nでは対応していませんでした。

ですが、今回Palera1nのアップデートが行われており、セミテザー脱獄であっても入獄作業が行える様になっています。

実行方法は…

実行方法は比較的簡単なのですが、まずはじめにPalera1n自体のアップデートを行う必要があります。
ターミナルにてPalera1nディレクトリへ移動した後【git pull】コマンドを実行するか、Palera1nディレクトリ自体削除した後…以下コマンドにて改めてPalera1nの最新版をダウンロードしてあげましょう。

git clone --recursive https://github.com/palera1n/palera1n && cd palera1n

① 入獄用オプションを付けて実行

デバイスをPCへ接続した状態(通常起動状態でオーケー)で、ターミナルにてPalera1nディレクトリへ移動した後、以下コマンドを実行しましょう。

ちなみに、このオプションはテザー脱獄 / セミテザー脱獄両方の入獄作業に対応していますので、どちらの脱獄でもご使用いただけます。

./palera1n.sh --restorerootfs

update-palera1n-add-option-restorerootfs-for-semi-tethered-jailbreak-2

② DFUモードへ入れる

するとデバイスがリカバリモードへ入った後、ターミナル側は「Press any key when ready for DFU mode」という表記で停止しますので、改めてデバイスを手動でDFUモードへ入れます

ただし、必ず何かしらのキーを押してからDFUモードへ入れてください。キーを押す前にDFUモードへ入れちゃうとエラーになる場合が多いです。

なにかキーを押すとDFUモードへ入るための指示が表示されますので、それに合わせてデバイスを操作すればOK(ただし、表示されるのがFace IDデバイス用なので、Touch IDデバイスでは自身のデバイスに合わせて操作を行ってください)。

update-palera1n-add-option-restorerootfs-for-semi-tethered-jailbreak-3

③ じっと待ち…完了

DFUモードへ入ると自動で作業が開始されますので、完了するまで数分デバイスをいじったりせずに待機し、お待ち下さい。
最後に「Done! rebooting your device」と表示され、デバイスが起動したら完了です。

update-palera1n-add-option-restorerootfs-for-semi-tethered-jailbreak-4

ただし、まだ入獄完了後もホーム画面にSileoなどのアイコンが残っていたり(これはそのうち消えるはずです)、ヒントアプリが起動できなかったり…という問題が残っています。
再脱獄を行う分には特に問題にはならないのですが、一応この辺りはご注意ください。

とはいえ、入獄オプションが追加されたことで、問題が出たらiOSの復元からやりなおし…という状況が改善出来ましたので、これは色々と遊ぶ方にとっては…便利!

コメント

  1. 安定するまで待機待機、、、、

  2. つまり安定性はさておき、Checkra1nと同じような感じの脱獄ってことか(再起動後に入獄環境に戻る、脱獄環境復帰にはPC接続が必要)

  3. 単体で脱獄作業も出来るようになったらいいね

  4. usbmuxd2のビルドって必須なんですか?
    usbmuxdを止めるだけじゃダメなんですか?

    • 必須って誰が言ったの?
      うまくいかなければビルドすれば?

      • ビルドってこれか
        git clone https://github.com/tihmstar/usbmuxd2.git
        cd usbmuxd2
        ./autogen.sh
        make

        • 最後にsudo make installが必要だったきがす

      • もう少し言い方あるだろ

  5. teaser=ちょい見せかと思ってたw

  6. santaさん、昔はテザーとかセミテザーとかカタカナで書いてなかったような気がしたんだけど、方向性変わった?

    • 紐付き、紐なし、半紐付きとか分かりづらいからじゃない?
      わかっててもたまに混乱する

    • これら用語がよく使われていた時期には半脱獄や紐付き〇〇やら…多くの言い方が乱立しており、今となっては非常にわかりにくい用語になっているのかなと…。
      逆に最近だと、そもそもこれらの用語を使わなくなってきているので、カタカナ表記の方がわかりやすいかなと思っています。

  7. winのけものw

    • 昔はともかく、今はいつものことだゾ

      • そうなんだよ、そのとおりなんだヨナ

  8. iPhone7の15.7.1のですがリカバリーにしてsudo ./palera1n.sh –restorerootfs 15.7.1打ってDFU入力した後に·/sshrd. sh: 219 行:21526 強制終了 disk.img4 [-] An error occurred [-] An error occurred [*] A failure log has been made. If you’ re going ask for help, please attach the latest log. [*]: コマンドが見つかりません python3 -m pyimg4 img4 create -p work/ramdisk. im4pって出てエラーになりますどうしたら良いでしょうかちなみにUbuntuで行ってます

    • python3 -m pip install pyimg4などのコマンドを使用し、pipからpyimg4をインストールしてください

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