ショートカットアクションをコマンド経由で実行できるようになる脱獄アプリ【SpringCuts】がアップデートされ、iOS 16.x & Rootful / Rootlessに対応となっています。
Activator経由でも実行できるようになるものですが、iOS 16.xではActivatorが非対応なためコマンド経由での実行がメイン機能に。
SpringCuts 1.4
【SpringCuts】は、コマンドやActivator経由でショートカットアクションを実行できるようにする脱獄アプリとなっており、v1.4ではiOS 16.x & Rootful / Rootless環境に対応。
ただし、Activator側がiOS 16.xに非対応となっていますので、iOS 16.x環境ではコマンドからショートカットアクションを実行がメインとなります。
コマンドからショートカットアクションが実行できるようになるため、SSH経由でも実行できるようになったり、スクリプト経由で実行できるようになったり…など、色々と遊べちゃう!
特にSSH経由での実行できるようになるため、別デバイスから遠隔でショートカットコマンドを実行させる…なんて事ができて、結構便利だったりします。
コマンド
基本的には「springcuts」というコマンドから各操作を実行し、以下は各オプションです。
springcuts [オプション]
-r [ショートカット名] :ショートカット名を指定し、実行
-l :登録されているショートカット名のリストを表示
-s :現在実行中のショートカットを停止
-p [ショートカットへ渡すテキスト] :ショートカットへ引数としてテキストを渡す
-w :ショートカットの実行が終了するまでspringcutsの処理を続行。問題が発生した場合はエラーメッセージを表示
-i :ショートカットの実行中のインジケータを非表示にする
-h :SpringCutsのヘルプを表示*ショートカット名やテキストを入力する場合、間にスペース(空白)が入る際には””で囲ってください
【使用例】
・「WiFiをオフ」というショートカットを実行
springcuts -r WiFiをオフ
・「リマインダーへ登録」というショートカットに、「買い物 ダイコン」というテキストを渡しながら実行
springcuts -r リマインダーへ登録 -p “買い物 ダイコン”
Powercutsと組み合わせると、より便利
ちなみに、ショートカットに電源操作やBluetooth / WiFi関連のアクションなどを追加できる【Powercuts】と組み合わせると、より複雑なショートカットを実行できるようになり、遊べる幅が広がり便利だったりします。
脱獄環境限定ではあるものの、ショートカットを活用している方には非常におすすめな脱獄アプリとなっています。
インストール
SpringCutsは以下リポジトリから配布されていますので、Sileo等へリポジトリを登録後にインストールを行いましょう。
〆
ショートカットを使うと小さな不満を解決できたりするので、色々と活用してみると楽しかったりします(逆に他者の活用例が場面限定的すぎて参考にならなかったりする罠もありますが…)。
それをコマンドから実行できるようになるSpringCutsは更に便利だったり。
私がよく使う物で言いますと、音楽再生用に使っているiPhoneに対してMacからSSH接続させ「Powercutsでロック解除、指定したURLをYouTubeで開いて再生」というショートカットを実行させたり…タイマーを実行させたり…と、Macから手を離さずにちょっとした操作を行わせるのに使っていたりします。
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