iOS 15.0〜15.4.1向け脱獄「Dopamine v1.1.7」へアップデート、「Spinlock Panic」問題の修正を実施

iOS 15.0〜15.4.1向け脱獄【Dopamine】のアップデートが行われ、【Dopamine 1.1.7】がリリースとなっています。

以前より問題となっていた「Spinlock Panic（不意なデバイス再起動）」問題への修正が実施されています。

Dopamine 1.1.7

【Dopamine】がv1.1.7へとアップデートされ、Spinlock Panic問題が修正された模様…！

更新内容

• Spinlock Panic問題を修正（RootHide氏の協力に感謝）

Spinlock Panicを修正

Spinlock Panic問題…とは、Dopamine環境で発生していたランダムにデバイスが再起動してしまう問題の一種であり、これはiOS側のバグが原因であるとされていました。
今回Spinlock Panicの修正が行われていますが、実際にはiOS側のバグであるため”修正”ではなく”回避策の導入“が正しい言い方となっているようです。

が、どちらでもイイか！とOpa334氏より語られています。

完全に修正されたわけでは…ない？

今回の修正によりOpa334氏のテスト環境ではSpinlock Panicによるデバイス再起動は発生しなくなったとされていますが、実際全ての環境で完全に修正できたかは皆さんからの報告まちとのこと。

ただし、反応を見る限りでは一部より「まだ発生している」との報告が出ており、完全に修正出来ているというわけではない可能性があります。
とはいえ、最低でも発生原因をひとつ潰せたという状況にはあるのかもしれません。

アップデート後にデバイス再起動＆再脱獄が必要

また、今回の修正を適用するには、環境によってはDopamine 1.1.7へアップデート後、一度デバイスを再起動し、改めてDopamine 1.1.7にて脱獄環境へ戻るという作業が必要な場合があるようです。
そのため、一応アップデート後はデバイス再起動＆脱獄環境へ戻る…という作業を行っておくのがオススメかなと。

アップデート方法

Dopamineのアップデート方法は3種類用意されています。
通常であれば１つ目の「脱獄環境からDopamineをアップデートする方法」が楽でオススメです。

脱獄環境からDopamineをアップデートする方法

＊前項の通り、Dopamineアップデート後にはデバイス再起動＆Dopamine 1.1.7で脱獄環境へ戻る…という作業が推奨されています。

Dopamineアプリを起動すると画面下部に「アップデートがあります」との表示が出現しますので、こちらをタップしましょう。
＊表示が現れない場合は、一旦Dopamineアプリを再起動すると表示されるはずです。

更新内容の確認画面が出現しますので画面下部「アップデート」ボタンをタップ。すると自動的に新バージョンのDopamineをダウンロード＆インストールが実行されます。
また、アップデート＆インストールが完了すると…自動的にUserspace再起動が行われ、すべての作業が完了となります。

入獄状態からDopamineをアップデートする方法

＊TrollStoreにてURLスキームが使用できる設定になっている必要があります（TrollStore > Settings > URL Scheme Enabledをオン）

入獄状態（デバイスを再起動した状態）からDopamineをアップデートする事も可能となっています。
ただし、この場合はDopamineを使用して脱獄環境へ戻る際に、Dopamineの更新内容が適用されるとなっており、少し適用タイミングが異なる点には注意が必要です。

方法は簡単で、Dopamineアプリを起動すると画面下部に「アップデートがあります」との表示が出現しますので、こちらをタップ。
続いて更新内容の確認画面が出現しますので、画面下部「アップデート」をタップしてください。

するとTrollStoreへ移動し、最新版Dopamineのダウンロードが行われ、インストール確認ポップアップが出現。
「Install」をタップしてDopamineのアップデートを実行しましょう。

TrollStoreを使用してDopamineをアップデートする方法

また、何かしらの理由でTrollStoreにて手動でアップデートしたい…という場合、それも可能です。

Dopamine 1.1.7のIPAファイルは【Dopamine.tipa】からダウンロードが可能で、TrollStoreのURLスキームを有効にしている場合は、以下のボタンよりIPAファイルのダウンロード＆インストールが一括で行えます。

〆

現時点ではどこまで修正出来たか…の判断は難しいところなのですが、とりあえずは「発生頻度を下げることが出来た」もしくは「Opa334氏と同様の原因でSpinlock Panicが発生していた環境の方は解決できた」可能性が高いということになりそうです。