Checkm8デバイス向けiOS 15.x & iOS 16.x脱獄【Palera1n】ですが、現在v2.0としてC言語で書き直された新バージョン【Palera1n-c】のベータテストが実施されています。
そんなPalera1n-cのベータ版がアップデートされ【Beta 4】がリリース。
報告の出ていた不具合も含め、バグ修正や動作改善が行われています。
Palera1n-c Beta 4
Palera1n-cがBeta 4へとアップデートされ、【palera1n/palera1n-c】より各種OS向けにリリースされています。
*Mac / Linux / iOS版のみで、Windows機では【Palen1x】などをご使用ください。
代表的なOS向けとしては、以下のものになります。
- Mac(Apple Silicon):【palera1n-macos-arm64】
- Mac(Intel):【palera1n-macos-universal】
- Linux(x86):【palera1n-linux-x86】
- Linux(x86_64):【palera1n-linux-x86_64】
更新内容
連続でアップデートが行われたため、Beta 2〜Beta 4の更新内容を記載しておきます。
【Beta 2】
- iOS 15.xにて16GBしか容量を持たないデバイスでも【-B -f】オプションにてFakeFSを作成出来るように
- 前項のオプションでは2GB程度の空き容量でフェイクファイルシステム(FakeFS)を作成出来るはずです
- デバイス再起動後に脱獄環境へ戻る場合は【-f】オプションを使用してください
- [注意] すでに脱獄済みの場合【-B -f】にてフェイクファイルシステムを作成しないようにしてください
【Beta 3】
- iOS版Palera1n-cの資格情報を修正
- A8 (X)のFakeFSを修正
【Beta 4】
- USBポートを検出出来ない場合、クラッシュではなくエラーを表示する様に改善
- Palera1n-c起動時、すでにDFUモードのデバイスが接続されていれば検出する様に改善
- SpringBoardでデフォルト以外のシステムアプリを表示する様に(iPadデバイスに関係してきます)
- amd64関連のバイナリがamd64以外のバージョンにも適用されていなのを修正
- バージョンの文字列を修正
16GBデバイスでも
16GBしか容量を持たないデバイスではRootless(ルートレス)脱獄しか行なえませんでしたが、今回より「-B -f」オプションを使用することでFakeFSの作成が可能となっています。
こちらでは2GB程度の容量を消費するだけに抑えられているため、16GBでも使用可能に。
ただし、すでに脱獄済みの場合は一旦入獄してからでなければ使用できないとなっていますので、この点はご注意ください。
例:
./palera1n-macos-arm64 -B -f
ちなみに、こちらを使用した場合は、デバイス再起動後に脱獄環境へ戻る際は通常のFakeFS使用脱獄と同様で、【-f】オプションで戻ることが可能です。
例:
./palera1n-macos-arm64 -f
注意点
オプション【-B -f】を使用した際の注意点として、省スペース化は可能になっていますが、一方で一部のファイルは書き込みや変更が不可という制限が存在しています。
これらのパスは「めったに使用されることが無いファイル群」とされていますが、こういった制限が存在することは認識しておく必要がありそうです。
〆
ルートレス脱獄になっている場合、リポジトリ対応なども色々と変わってきてしまっていたので、この辺りが16GBデバイスでも改善出来たのは嬉しい限りでしょうか。
もちろん制限はあるものの、実際に使ってみた限りではイイ感じで動作しています。
特に16GBデバイスは中古だと非常に安価で売買されていたりしますので、遊び機として用意するのも…ありかも?
コメント
まだA12来ないねぇ
checkm8関連の記事で何言ってんだか…
脱獄はCheckm8で終焉か
PayPay起動しませんね。
32gbのデバイスの場合でも2gbのfakefsの方選択しても平気なんですかね
256でやったけど大丈夫そうですね
使用可能ですが、一部動作しない脱獄アプリなどの報告が出ていますので、個人的には通常のFakeFSでご使用いただくのがオススメかなと思います
iPad第6世代 ios16.2の環境ってパスコードオンにしたままでも平気ですか?
palera1n-cならパスコード有効でもOKです。
ダメなのは従来通り、iPhone 8 / iPhone 8 Plus / iPhone Xの3つだけですね。
了解です。ありがとうございます