iOS 16.2 Beta向けに「緊急セキュリティ対応」をリリース、ただし実際のセキュリティ修正はない模様

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先日iOS 16.2 Beta 3がリリースされていたように、現在iOS 16.2のベータテストが行われていますが、そんなiOS 16.2 Beta向けに…初となる緊急セキュリティ対応がリリースされた模様です。

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緊急セキュリティ対応

緊急セキュリティ対応 (Rapid Security Response)」はiOS 16 / iPadOS 16より搭載されている新機能で、iOS/iPadOSのアップデートを行わずにセキュリティアップデートだけを実施する機能です。

設定アプリ > 一般 > ソフトウェア・アップデート > 自動アップデート > セキュリティ対応とシステムファイルを有効にしている場合、この機能が有効となり、通常のOTAアップデートとは別にセキュリティアップデートが降ってくる…という感じになっています。

rapid-security-response-update-to-ios162-beta-a-2

iOS 16.2 Beta向けに実施

これまでこの機能が使用されたことはなかったのですが、今回iOS 16.2 Beta版向けに緊急セキュリティ対応のアップデートが実施された様です。
バージョン表記は【iOS Security Response 16.2 (a)】となっており、通常のOTAアップデートの様な見た目ですが、セキュリティアップデートのみが行われる物になっています。

でも、中身は空

ただし、今回の緊急セキュリティ対応アップデートに関してはテスト目的となっていたようで、実際にセキュリティアップデートは行われていないと報告されています。

だいぶ昔…OTAアップデートが実装される際に、ビルドナンバーだけが変更される中身のないテスト用のOTAアップデートが開発者向けに実施された事がありましたが、それと同じ様なテスト版という感じでしょうか。

今回このタイミングでテストが行われたということなので、近々…もしくはiOS 16.2正式版以降に実際の運用が開始されるのかな?と思われます。
実際、どのレベルの脆弱性に対してこの機能が使われるのか、個人的にちょっと気になるところだったりします。

ということで、脱獄犯的には…この緊急セキュリティ対応という仕組みはちょっとドキドキしちゃう物だったりもするので、今のうちにオフにしてみたり…。

コメント

  1. オフになっていても一部のシステムファイルは常に自動的にインストールされますって書いてあるし不安だよなー

  2. ん?これ結構ヤバくね?

    • 何が?

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