iOS 15.0〜15.4.1を「Dopamine」で脱獄した際、一部環境にてランダムにデバイスが再起動してしまう…「Spinlock Panic」という問題が存在します。
元々はiOS側のバグが原因ととされている問題なのですが、現在開発中のDopamine 2.0に関連し、Opa334氏より報告が行われています。
Spinlock Panic問題は…
I think it’s time to talk about the spinlock panic.
While Dopamine 2.0 does not fix it (as once again, it is a stock bug and can only be worked around at best), using TimeBomb I was able to confirm that the stock bug resulting in the panic appears to be fixed in iOS 16.5.
— opa334 (@opa334dev) February 7, 2024
現在iOS 15.0〜16.5 / 16.5.1 / 16.6.1(デバイスにより対応バージョンに差があります)に対応した脱獄「Dopamine 2.0」を開発中のOpa334氏ですが、Spinlock Panic問題に関して報告が行われています。
それによると「Dopamine 2.0でもSpinlock Panicの修正はされていない」としつつ「ただし、iOS側のアップデートでバグが修正された可能性がある」とされています。
Spinlock Panic問題はiOS側のバグが原因となり発生する問題であり、Dopamine側ができるのは「緩和策(発生頻度を少なくする)」だけですが、そもそもiOS側のバグがアップデートで修正されたようだとの報告になっています。
TimeBombを試しても発動しなかった
Spinlock Panic問題は、デバイスがランダムに再起動してしまう問題となっており、こちらの現象を意図的に発生頻度を上げる脱獄アプリ「TimeBomb」があります。
今回Opa334氏はiOS 16.5環境にてTimeBombを使用してみたところ…Spinlock Panicが発生しなかったとのこと。
どの段階で修正されたかは不明
Opa334氏からは「iOS側のアップデートにより、Spinlock Panicを引き起こすバグが修正されているようだ」とされていますが。実際にどのiOSバージョンで修正が入ったかは現時点だと不明。
修正が入ったのは「iOS 16.0辺りだとは思う」と予想されていますが、現段階では確定というわけではないので注意が必要です。
〆
Opa334氏の予想通り「iOS 16.0」で修正が入ったのだとすれば、iOS 16.0以降ではSpinlock Panic問題が発生しない可能性があります。
一方、iOS 15.xではDopamine 2.0でも引き続きSpinlock Panic問題が発生する可能性がある…ということに(回避策は考えられているようですが、修正ではないとのこと)。
コメント
はい負組確定しました
ほんとにアップデートしとけばよかった、あれからTrollStoreの対応バージョンも伸びて〜15.4.1勢後悔すぎる
記事とは関係ないですが質問です
Electrodeのようにバッテリー通知をトースト表示させるtweakはrootless環境でありますか?
今はSmartBatteryを使っていますが通知音が消せないので…
やっぱ15.1はだめか
今日ドーパミンで脱獄しても
なんの音沙汰もなくセーフモード…
リスプリングとかできるのにつうぃーくがうごかない…
セーフモードに入ってしまうということは、インストールされているSubstrate系の脱獄アプリが原因となっている可能性が高いです。
iCleaner Proなどを使用し、脱獄アプリをオフにしつつ確認していくと原因となっているものが特定できるかなと思います。