iOS 15.0〜16.6.1向け脱獄であるDopamine 2ベースの「RootHide」が現在テスト中と報告

「RootHide」と言えば、Dopamineをベースに脱獄対策の回避機能を搭載した脱獄ツールですが、Dopamine 1.xがベースであり…iOS 15.0〜15.4.1向けのままとなっています。
そんなRootHideに関して、Dopamine 2.xベースのRootHideが現在テス中であるとの報告が行われています。

Dopamine 2.xベースのRootHideがテスト中

Hello jailbreak community!

Currently testing @roothideDev dopamine 2 on 5 devices and made the #biggest list of #tweaks that support and do not support it.

Also I spent lots of time and made a whole today of what tweaks are working with patcher or not. And checked support. pic.twitter.com/hHS7ItEdl0

— Evan Matthew (@Evan93045) May 14, 2024

RootHide（RootHide Dopamine）の開発者であるEvan Matthew氏より、「RootHide Dopamine 2を5つのデバイスでテスト中」との報告が行われています。
Dopamine 2.xベースとなることで、RootHideでも以下のデバイス＆バージョンでの脱獄に対応することになるはずです。
【iOS 15.0〜16.6.1】

• iPhone 6s / 6s Plus / SE (第1世代)
• iPhone 7 / 7 Plus
• iPhone 8 / 8 Plus / X
• iPod touch 7
• iPad 5 / 6 / 7
• iPad Air 2
• iPad mini 4
• iPad Pro 12.9インチ 第1世代 / 第2世代
• iPad Pro 9.7インチ / 10.5インチ

【iOS 15.0〜16.5.1】

• iPhone XR / XS / XS Max
• iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max / SE (第2世代)
• iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max
• iPad 8 / 9 / 10
• iPad Air 第3世代 / 第4世代 / 第5世代
• iPad mini 第5世代
• iPad Pro 12.9インチ 第3世代 / 第4世代 / 第5世代
• iPad Pro 11インチ 第1世代 / 第2世代 / 第3世代

【iOS 15.0〜16.5】

• iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max / SE 第3世代
• iPhone 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max
• iPad mini 第6世代
• iPad Pro 12.9インチ 第6世代
• iPad Pro 11インチ 第4世代

脱獄アプリの動作リストも

さらに、前項の報告では「RootHide Dopamine 2」での脱獄アプリの動作テストに関しても一緒に報告されています。

RootHideではRootless脱獄への対応以外に、RootHide対応となっている脱獄アプリが動作の必須条件となっていましたが、RootHide Patcherでの動作テスト状況が明らかに。
Dopamine 1.xベースの時もそうでしたがディレクトリ参照の問題などで動かない脱獄アプリはあるものの、比較的よく使われる脱獄アプリは動作できている…かな？という雰囲気でしょうか。

テスト版は使わないように

ちなみに、RootHide Dopamine 2に関してはオープンソースでの開発のため、ワークフロー機能を使用したナイトリービルド版IPAファイルが他の開発者さんより公開されていたりします。
ですが、現時点ではあくまで「テスト段階」であり、特に本家Dopamineとの共存では問題が一部より報告されていたりもするので、現時点ではまだ使用しない様にしましょう。

〆

基本的にはChoicyやDopamine純正で備わっている「Jailrbeakを隠す」機能での回避が推奨されます。
ただ、どうしてもダメな対策がRootHideでは回避できる…場合もある様なので、そういったアプリを使用している方にはRootHideは便利だったりも。
そのため、RootHideを愛用していた方にはDopamine 2.xベースでの開発は嬉しい報告となりそうですね！