iPadOS 16.0はリリースせずスキップされる模様、iPadOS 16.0 Beta 7は実質「iPadOS 16.1 Beta 1」扱いに

本日、開発者向けに「iOS 16.0 Beta 7」と「iPadOS 16.0 Beta 7」のリリースが行われましたが、どうやらAppleはiPadOS 16.0の正式版はリリースせずにスキップする方針となっているようです。

iPadOS 16.0はスキップ？

本日リリースされたiOS/iPadOS 16.0 Beta 7ですが、iOS 16.0 Beta 7のビルドナンバーが「20A5356a」であったのに対し、iPadOS 16.0 Beta 7のビルドナンバーは「20B5027f」と違いが発生しています。
ちなみにBeta 6まではiOS / iPadOS共に同じビルドナンバーで進行してきましたので、何故？という感じだったわけですが…。

iPadOS 16.1で正式版に

この点についてAppleはTechCrunchの対して以下のように回答し、iPadOS 16.0はスキップし、iPadOS 16.1をリリースする予定となっているようです。

今年はiPadOSにとって大きな年となります。
iPadOSはiPadのために特別に設計され、独自の機能を持つプラットフォームとして、柔軟性を持ったスケジュールで提供されます。
この秋、iPadOSはiOSの後に「iPadOS 16.1」としてリリースされます。

実質「iPadOS 16.1 Beta 1」扱いに

本日リリースされたiPadOS 16.0 Beta 7については、ビルドナンバーの違いからも分かる通り…実質的にはiPadOS 16.1 Beta 1という扱いになっているようです。

iPadOS 16では「Stage Manager」などの新機能が搭載されており、ベータ版時点では不具合や不安定感などの報告が最近でもちょこちょこ出ていましたので、この辺りの調整でもう少し時間がかかるのかもしれません。
また、噂では新型iPadの発表は10月にずれ込むとの話も出ていましたので、この辺りも関係してくるのかも？

〆

ということで、iOSに関しては「iOS 16.0」のリリースとなりそうですが、iPadOS 16はリリースが遅れ「iPadOS 16.1」からスタートということになるようです。
雰囲気的には9月にiOS 16.0、10月 or 11月にiOS / iPadOS 16.1という感じになるのかもしれません。

また、一部開発者さんからは「iOS / iPadOSのユニバーサルアプリとして開発している場合、iPadOS 16.1がリリースされるまで、アプリのiOS / iPadOS 16対応は遅れる可能性がある」といった指摘も。
この辺りは対応策がすでに議論されているようなので大きな影響は出ない…とは思いますが、一応注意しておく必要があるのかもしれません。