A11以下のデバイス&iOS 15.xで「Rootful脱獄」を行えるNekoJBが登場、Dopamineからの派生

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A11以下のデバイス&iOS 15.xの脱獄を行う【nekoJB】が、Dopamineを元としたバージョンへと作り直され、さらにA11以下のデバイス&iOS 15.xにてRootful脱獄が行える様になっています。
Dopamine自体はRootless脱獄であり、現在の主流はRootless脱獄となっているためRootful脱獄はオススメしない…のですが、用途的にどうしてもRootful脱獄を行いたい!と言う場合には面白い選択肢となるかも?しれません。

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NekoJB (Rootful)

今回リリースされたNekoJBは、A11以下のデバイス / iOS 15.xに対応しており、これら環境にてRootful脱獄を行える様になっています。
同環境でのRootful脱獄で言えばPalera1nもあるのですが、NekoJBを使用することでA11デバイスでのパスコード問題なども発生せず、デバイス単体で脱獄環境へ戻ることも可能となります。

もちろんRootful脱獄となるため、Rootless脱獄では不可能な「/(root)」などのファイル書き込み・編集も可能。

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Dopamine派生

今回のNekoJBはDopamineを元にした、派生アプリとなっており、NekoJBのアプリ画面はDopamineとほぼ同じ。アプリ内のタイトルもDopamineのままとなっていたりします。
そのため、少し混乱しやすいかもしれませんが、この辺りは「そう言うもの」だと考えておくのが良さそうです。

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オススメは…Rootless脱獄

重要なポイントとして、現在の脱獄環境ではRootless脱獄が推奨されると言う前提があります。
これはRootless脱獄が現在の主流であり、Rootful脱獄はPalera1nでしか採用されておらず、更にPalera1nもRootfulを非推奨としています。

そういった状況であるため、特別な事情などがない限りは…Dopamineなどで脱獄していただき、Rootless脱獄を使用していただくのがオススメとなります。
あくまで今回のNekoJBによるRootful脱獄は「事情があってRootful脱獄を求めていた方」向けと言うことになります。

NekoJBでRootful脱獄する方法

*Rootful脱獄ではiOSシステムをコピーした領域を作成するため、デバイスに空き容量が10〜15GB程度必要となり、脱獄後はその容量が使用されることになります。必ず実行前に空き容量に余裕があるかを確認してください。

NekoJBでの脱獄には「TrollStore」が必要となりますので、先にTrollStoreをインストールしておきましょう。
TrollStore自体のインストールには「TrollInstallerX」をご使用いただくのが成功率が高くオススメとなります。

① NekoJBをインストールする

NekoJBのIPAファイルは公式サイト【nekojb.hhls.xyz】よりダウンロードを行うことが可能となっています。
リンク先の「Download .tipa」ボタンよりダウンロードを行ってください(ダウンロード時にreCAPTCHA認証…〇〇の画像を選んで的なやつ…が出現するので、選択してください)。

また、ダウンロード時にIPAファイル(.tipa)が「nekojb_rootful.tipa.zip」と拡張子に.zipが付いてしまう場合があります。
このままですとTrollStoreからインストールできないため、ダウンロード後に拡張子の「.zip」を削除するか、再ダウンロードを行うと改善される場合が多いです。

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インストール方法自体は非常に簡単で、ダウンロードした「nekojb_rootful.tipa」の共有メニューから「TrollStore」を選択し、TrollStoreへ転送&インストールしてあげるだけです。

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② NekoJBの設定を変更する

ホーム画面から「NekoJB」アプリを起動し、まずはRootful脱獄を行うための設定変更を行います。
ちなみに、起動したNekoJBはDopamineとほぼ同じ画面となっていますが、仕様なのでびっくりしない様にしてください。

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NekoJBを起動後、「設定」項目を選択し、この中にある「Rootful」を有効にしてあげましょう。これでRootful脱獄を行える様になります。

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③ 脱獄作業を実行する

「Rootful」設定を有効にしたのち、画面下部の「Jailbreak」をタップして脱獄作業を開始します。
最初に「パッケージマネージャーを選択」が出現しますので、Sileoを選択して「続ける」にて続行します。

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少し作業が進むと「Set Password」画面出現します。
sudoコマンドなどで使用するパスワード設定となっていますので、好みの英数字を入力(下の欄にも繰り返し入力)し、「Set」で進めてください。
最後に、自動でユーザースペース再起動が実行されれば、NekoJBアプリの実行は完了となります。

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nekoloaderのインストール

*NekoJB実行後、ホーム画面に「nekoloader」アプリが追加されていない場合、手動でnekoloaderアプリをインストールする必要があります。

nekoloaderのIPAファイルは【nekoloader.tipa】からダウンロードが可能で、TrollStoreにてインストールを行なってください。
また、以下ボタンを使用することで、TrollStoreにて直接nekoloaderのIPAファイルをダウンロード&インストールが行えるためご活用ください。

④ nekoloaderを実行

ホーム画面から「nekoloader」アプリを起動しましょう。すると、自動的に各種作業が開始されますので、アプリを閉じたりデバイスをスリープしたりせず、待機してください。

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こちらでも途中で「Set Password」画面出現します。
sudoコマンドなどで使用するパスワード設定となっていますので、好みの英数字を入力(下の欄にも繰り返し入力)し、「Set」で進めてください。

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⑤ 完了

nekoloaderの作業が完了すると、デバイスが再起動され、画面上には「nekoJB rootful」と言う画面と共にいくつかのログが表示されます。
こちらでRootful脱獄用の「FakeFS」が作成されるので、完了するまで待機してください。デバイス環境により作業時間は変動しますが、10分程度で完了するはずです。

FakeFS作成作業が完了し、デバイスが起動、ホーム画面にSileoが表示されれば、全ての作業が完了となります。

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と言うことで、Palera1nを使用せずにRootful脱獄が行えるNekoJBが登場となりました。
デバイス再起動後もNekoJBから脱獄環境へ戻れるため、Palera1nを使用するよりは使い勝手はイイのかなと思います。

ただし、上でも記載しましたが…Rootful脱獄自体、現在は非推奨となっているものでもあるため、多くの方はDopamineなどでRootless脱獄していただくのがオススメとなります。
ですが、どうしてもRootful脱獄が必要で…と言う環境もあるかもしれません。そういった場合、Palera1n以外の選択肢としてアリなのかなと…!?

コメント

  1. Palera1nで脱獄済み→再起動→PC使って再度Palera1nの脱獄環境に戻るのは面倒だから、新たにNekoJBをインストール→脱獄環境に復帰
    みたいなのってできるのかな?

    • できないと思います

      • 新しく環境を構築し直す必要があるかと

    • できます。逆にfakeFSを消すのには現状palera1nが必要です

    • 結局どっちやねん

      • やってることは同じなやで、できます

  2. きたきた待ってました。

  3. シャッタ音regienchangerで変えるのめんどくさいんよなー
    rootfulだとphotoshutter.caf消したりリネームだけで無音化できるからなあ

    • iPhoneのモデル番号変えればシャッター音消える

      • それがregienchangerでしょ

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