何年も前から脱獄を嗜んでいる…という方には懐かしい響き【failbreak】。
iOS 5~iOS 6.1.x時代の脱獄を影から支えた超スゴイ脱獄手法であり、failbreakが無ければこの時代の脱獄ツール開発はもっと困難になっていたかも…!?
そんなfailbreakがオープンソース化され、一般公開となりました。数年もの間、限られた方にしか公開されていなかった物なので、こういった物を見ることが出来るのはなかなか珍しい機会だったり!
failbreakがオープンソース化
I open sourced the code for the old ‘failbreak’ from around iOS 6.0. (The exploits involved are all fixed now.) http://t.co/OWWSGPBxPx
— Grant Paul (@chpwn) 2015, 3月 17
failbreakを開発したchpwn氏により、failbreakの詳細・コード・仕組みなどがオープンソースとして公開されました。
もちろん古い物なので対象は「iOS 5~iOS 6.1.x」であり、使われているExploit・脆弱性については現在は全て修正済みです。
懐かしいね!
【iPad miniが発売日の翌日に脱獄成功】や【二日後にはiPad 4も脱獄成功】等々…、iOS 5~iOS 6.1.xあたりでは定番となっていた「誰が一番早く脱獄に成功するかな!?」的なレースでよく使われていた手法です!懐かしい…
failbreakってなんだ?
【failbreak】とは脱獄手法のひとつで、Phoenixdev氏とChpwn氏が開発した物です。
failbreakは一般配布が不可能という性質を持っていたため、これまで脱獄ツールとしてリリースされたことはありません。
failbreakを使用するには開発者アカウントが必要なので、ライセンス関連などの問題でこの手法をそのまま配布・公開することが出来ず、限られた開発者にのみ共有されていた手法です。
そのため、数年もの間Appleに修正されることはなく、比較的長い間「一般公開が可能な他の脱獄手法を開発するための足がかり」として利用されていました。偉大!
〆
もちろん、これからの脱獄に使えるわけではありませんが、脱獄の歴史として…更には、今後の開発を行う上での参考資料としても面白い手法なのです!
今後こういった物が出てくるかどうか分かりませんが、またこういった面白い物が出てきてくれるとテンションが上がりそう!
コメント
こういうのがあったんですね!
めっちゃ懐かしい。。
あん時はなんで公開しないのか知らなかったわ笑
四年前?懐かしいな