2月22日にリリースされた「iOS 18.4 Beta 1 / iPadOS 18.4 Beta 1」にて、既存のJIT有効化手法が使えなくなるという変更が行われ、ゲームエミュレーターや仮想マシンアプリなどのサイドロード版に影響が出る予想でした。
ですが、先日テスター向けにリリースされた【iOS 18.4 Beta 2 / iOS 18.4 Beta 2】では削除されたJIT有効化手法が復活しているとの報告が行われています。
JIT有効化手段が復活?
Apple has seemingly reverted the JIT changes in 18.4 beta 2.
I do wonder if we’ll see the changes return in a future beta (18.4b3 or 19.0b1).
— Michael (@MasterMike88) March 3, 2025
サンドロード版のゲームエミュレーターや仮想マシンアプリなどで要求される場合の多い「JIT(Just-In-Time Compilation)」の有効化。パフォーマンスを向上させるためにも必要な仕組みの一つとなっています。
そんなJITが、iOS 18.4 Beta 1 / iPadOS 18.4 Beta 1では既存手法では有効化できなくなるという変更が入っていました。
ですが、先日テスター向けにリリースされた「iOS 18.4 Beta 2 / iPadOS 18.4 Beta 2」では、その変更が取り消され、既存の手法でJITが有効化できるように元に戻されているとの報告が行われています。
実際、他の方の報告を見ていても、Beta 1ではダメだったが、Beta 2ではこれまで通りの手法でJIT有効化が行えたとされています。
なぜ復活したのかは、謎
Beta 1でのJIT関連の変更を解析した方曰く、有効化手法への対策・削除は意図的に行われていたことであり、バグなどではない可能性が高いとされていました。
そのため、Beta 2で復活した点についても「意図的」もしくは「何かしらの理由があってのこと」だろうとされていました。
とはいえ、なぜBeta 2で復活したのか?という点については謎であり、これに関してAppleから報告されているわけではないため、現時点で把握することはできない部分になります。
今後もわからない
さらに、iOS 18.4 Beta 3や正式版、今後のアップデートで再度JIT有効化に対策や削除が入る可能性があるという点には注意が必要です。
最短ではBeta 3で再度Beta 1同様の変更が入り、JIT有効化ができなくなる…という可能性があるということになります。
また、Beta 1で一度は対策・削除を行ってきたということを考えると、Apple的には何かしらの対策や変更を加えたい部分…ということになるのかもしれません。
〆
ということで、”一応”Beta 2ではJIT有効化手段が復活ということになりましたが、今後のBeta版や正式版、将来のアップデートでどうなるかは不明なため、JIT有効化を必要としている方は注意が必要となりそうです。
また、セキュリティなどの問題があってApp StoreではJIT無効化を義務付けているのだと思われますが、その辺りを担保しつつフルパフォーマンスを出せるような…JIT代替手段なんかをAppleが用意してくれると嬉しいな…なんて思ったり…夢を見たり…。
コメント
13mini 16.0.2でソニー銀行の回避策は現状Dopamineのjailbreakを隠す を実行するしかないですかね。
URLスキーム削除してみたりしましたが無理でした。
サンドロードになってますよ😿