多くの脱獄で採用されている脱獄環境「Procursus」ですが、RootHide氏と、RootHide氏による各プロジェクトが、このProcursusチームに合流したことが報告されています。
これにより、今後RootHide氏により開発されてきた各プロジェクトにも影響が出てくるようなので、その辺りについても説明が行われています。
RootHide氏がProcursusチームに合流
Procursusチームより「RootHide氏が正式にProcursusチームへ合流した」との報告が行われました。
ProcursusはTaurineやDopamine、palera1nなどの脱獄で採用されている、脱獄環境をまとめたパッケージ&リポジトリ(Bootstrap)となっています。
こちらを開発・管理しているProcursusチームに、RootHide氏が合流しメンバーとなったとのこと。
RootHide氏によるプロジェクトは…
RootHide氏はiOS 15.0〜15.4.1向け脱獄「RootHide」、TrollStore環境向け「RootHide Bootstrap」などを開発・リリースしてくれていますが、これらプロジェクトについての今後についても説明が行われています。
- RootHideに採用されている脱獄環境は、Procursus内では実験的な位置付けとなります
- 近い将来、RootHideはより標準化される予定です。ただし、現時点では詳細は確定していないため、決まり次第お伝えする予定です
- RootHide Bootstrapはまもなく一般的なRootlessをサポートします(RootHideと並行して)
- 現在オープンソース化されていない部分について、完全にオープンソースとして公開されます
RootHide Bootstrap
発表された部分で気になるところとしては、RootHide Bootstrapの「一般的なRootlessをサポートする」という部分でしょうか。
現在RootHide Bootstrapは、RootHideに対応した脱獄アプリしか使用できないという、RootHideと同じ環境が使用されています。
ですが、これが一般的なRootless対応も行われれば、RootHide対応ではなくRootless対応さえされていれば脱獄アプリが使用できるようになる可能性が。
この部分についてはSerotoninなどの開発者さんたちからも要望が出ていた部分でしたので、色々と大きく動く可能性も…!
〆
少し前はRootHideが採用しているアーキテクチャ名「iphoneos-arm64e」で議論があったり、RootHide BootstrapのアイコンがProcursusのアイコンと同じ(色違いなだけ)である…と指摘が出ていたり、と色々とあったのですが、どうやらProcursusチームに合流するということで一件落着?となったようです。
Procursus合流における変更は、すぐに完了する…というわけではなく、今後時間をかけて行われていくとのこと。
長期的に見てそれが脱獄コミュニティにとってメリットが大きいと判断したとのことでした。
コメント
すみませんこの記事と関係ないのですが、前に違う記事でコメントさせていただいたのですが、YouQualityインストールはしたものの動画右上に画質変更が出現されません。再インストールしても出現されませんでした。
関係ないですけどiPad2でiOS4.3.xの脱獄ができるようになり、iPhone OS1.0〜iOS15.4.1の全デバイスで脱獄できるようになったらしいですね