脱獄関連ファイルを一時的に隠し、脱獄対策を回避するのに用いられる【vnodebypass】がアップデートされ、iOS 15 / Rootless脱獄に対応となっています。
ただし、あくまで「対応した」という事であり、いくつか注意点がありますので、その辺りについても後述いたします。
vnodebypass v0.3
【vnodebypass】は一時的に脱獄関連のファイルを隠すことで脱獄対策を回避する…という物で、iOS 14.xまでの脱獄ではお世話になった!という方も多いかなと思います。
今回、そんなvnodebypassが元作者であるXsF1re氏によりアップデートされ、iOS 15 / Rootless脱獄に対応となりました。
でも、初期状態ではほぼ使えない
ただし今回のアップデートでは「iOS 15 / Rootless環境で使えるようになった」というだけで、初期状態では脱獄関連のファイルを隠す事はできないとお考えください。
vnodebypassでは「hidePathList.plist」というリストで「どのファイルを隠すか?」を管理しているのですが、現時点では以下の4つのみが記載されている状態です。
- /var/jb/bin/bash
- /Applications/MobileTimer.app/en.lproj/Localizable.strings(時計アプリの英語言語)
- /Applications/MobileTimer.app/ja.lproj/Localizable.strings(時計アプリの日本語言語)
- /Applications/MobileTimer.app/ko.lproj/Localizable.strings(時計アプリの韓国語言語)
実際にvnodebypassを有効にすると、以下の様に時計アプリ内の言語が正常に表示されなくなる…だけ。
自身で追記する必要がある
ということで、現状では隠したい脱獄関連のファイルを自身で追記する必要がある…という事になります。
今後Rootless環境用に隠さなければいけないファイルのリスト…などが作成されていくかとは思いますが、それまでは自身で記述していく必要がある…という点は注意が必要です。
インストール
以下リポジトリを登録後、【vnodebypass】をインストールすることが可能となっています。
ただし、まだリリースされたて…ということもあり、不具合などが潜んでいる可能性もありますので、その辺りについてもご注意ください。
〆
ちなみに、Dopamine / Palera1nのRootless環境であれば、ほとんどの場合は…Choicyを使うことで対策を回避可能だったりするので、現時点ではそれほど必須…という状況にはなっていません。
ただし、一部脱獄アプリをインストールしている環境ではChoicyでも回避できなかったりする場合もあるので、その様な場合にはvnodebypassでその脱獄アプリを隠してしまう…といったような使い方が出来るかなと。
この使い方であればiOS 14.xまでのvnodebypassとは異なり、有効中でも影響範囲を小さく出来るので、これはこれで便利かもしれません。
コメント
スーパーセル系のゲームがアップデートされてChoicyで回避できなくなりましたね..
アプリ側も順次ルートレス対策してくるのが1番怖い所ですよね
dpkg error processing package kr.xsf1re.vnodebypassとでてアップデートも削除もできません
助けてください(;;)
Rootlessですか?
rm -f /var/jb/Library/dpkg/info kr.xsf1re.vnodebypass.*
で
dpkg -r —force-all kr.xsf1re.vnodebypass
全てroot権限で実行する必要があります
横槍すみません。こちらの手順をもう少し詳しく教えていただけませんか?同じ症状で別tweakもインストールできなくなってしまいました。
このtweak、なんて読むんですか?
ブノデバイパス()
ルートフルじゃ使えないんかなこれ