脱獄アプリを個別にオン・オフしたり、適用範囲の設定、アプリごとに脱獄アプリのオン・オフ…などなどを行える様になる『Choicy』のご紹介…!
libhooker環境では「libhooker Configurator」という設定アプリが用意され、脱獄アプリの適用範囲、特定アプリ内での脱獄アプリ有効・無効…などといった細かなカスタマイズが行えました。
今回の『Choicy』ではlibhookerに限らず、ほぼ全ての環境で脱獄アプリの有効範囲を細かくカスタマイズすることが出来るように!
Substituteなどはもちろん、Ellekit環境でも使用することが出来るため非常に便利です…!
詳細情報
Choicy
Price(価格): | 無料 |
---|---|
Section(カテゴリ): | Tweaks |
Author(制作者): | opa334 |
Repo(配布元): | BigBoss (http://apt.thebigboss.org/repofiles/cydia/) |
インストール
CydiaやSileoへ下記のリポジトリを登録し、通常通り『Choicy』をインストールしましょう。
アプリ紹介
『Choicy』を使用すると、脱獄アプリの適用範囲などを細かくカスタマイズすることが出来るようになります…!
色々な使い方が想定されるのですが、不具合の検証・改善などに使ったり、特定の脱獄アプリを特定のアプリでしか動作させない様にしたり、特定のアプリ中では脱獄アプリを動作させないようにしたり…などなど、かなり細かな設定が行えちゃいます。
脱獄対策の回避が目的ではないが、回避出来る場合もある
ちなみに、Choicyは「脱獄対策の回避向けではない」と説明が行われており、これを期待して使うのは…少し違うということになります。
が…しかし!環境やアプリによっては脱獄対策の回避が行える場合もあったりします。特にRootless脱獄環境ではChoicyを使用するだけで回避できちゃう場合も多かったり。
各種機能の解説
Choicyにはいくつかの設定項目が用意されていますので、それぞれご紹介。
Global Tweak Configuration(全体的な設定)
【Global Tweak Configuration】項目からは、**脱獄アプリのオン・オフ(全体)**の切り替えを行うことが出来ます(設定変更後はリスプリング必須)。
本項目では対象が「全体」となっており、サクッと特定の脱獄アプリを一時的に無効化したい…などの場合には便利な項目です。
SpringBoard(ホーム画面等)
【SpringBoard】項目からは、ホーム画面やロック画面、コントロールセンター、ステータスバーなどに適用される脱獄アプリのオン・オフを切り替えることが出来ます(設定変更後はリスプリング必須)。
『Disable Tweak Injection』: SpringBoardでの脱獄アプリの動作を停止
『Custom Tweak Configuration』: SpringBoardで動作する脱獄アプリを細かく選択
『Allow / Deny』: 選択方式を選ぶ(Allow:オンにした脱獄アプリのみ動作 / Deny:オンにした脱獄アプリのみ動作停止)
『リスト』: SpringBoardに適用されている脱獄アプリのリストが表示されますので、各オン・オフによりカスタマイズ
『App Plugins』: SpringBoardに適用されているプラグイン項目に対しても、個別にカスタマイズを行う
Applications(アプリごと)
【Applications】項目にはデバイスにインストールされているアプリ一覧が表示されますので、そちらから特定のアプリに適用される脱獄アプリのオン・オフなどが行なえます。
また、特定のアプリ内では脱獄アプリを全て無効化という事も可能なため、これが一部脱獄仕様下では脱獄対策の回避に使えたりして便利だったりも。
『Disable Tweak Injection』: 選択したアプリ内での脱獄アプリの動作を停止
『Custom Tweak Configuration』: 選択したアプリ内で動作する脱獄アプリを細かく選択
『Allow / Deny』: 選択方式を選ぶ(Allow:オンにした脱獄アプリのみ動作 / Deny:オンにした脱獄アプリのみ動作停止)
『リスト』: 選択したアプリ内に適用されている脱獄アプリのリストが表示されますので、各オン・オフによりカスタマイズ
『App Plugins』: 選択したアプリ内に適用されているプラグイン項目に対しても、個別にカスタマイズを行う
Daemons(デーモンのオン・オフ)
脱獄アプリ(Tweaks)だけでなく、【Daemons】項目からはデーモンのオン・オフといった事も可能になっています。
ただし、こちらの操作は比較的危険な部類となりますので、自身が何をしているのかを理解した上で変更するようにしましょう。通常は触らないのが安全です。
Additional Executables(実行ファイルの追加)
更に【Additional Executables】項目からはChoicyが認識していない実行ファイルを、手動でファイルパスを指定して追加し、そちらをオン・オフ出来るようにすることも。
ただし、こちらもデーモンと同様で危険な操作となりますので、自身が何をしているのかを理解した上で変更するようにしましょう。通常は触らないのが安全です。
“Launch 〇〇 Tweaks” Option
他にも『“Launch Without Tweaks” Option』と『“Launch With Tweaks” Option』というオプションも用意されています。
こちらを有効にすると、ホーム画面の各アプリクイックメニューより「脱獄アプリを無効にして起動」と「脱獄アプリを有効にして起動」が行えるようになっています。
コメント
Additional Executablesは今まで無かった(?)と思うから新鮮
お尋ねします。iPhone12mini ios15.4.1
Choice 検索すると1.4.8でインストールして設定項目の
Global Tweak Configurationを開くと記事のような項目が無いのですが、
バージョンアップで設定項目の内容が変わっているのでしょうか?
因みにトリマというアプリで脱獄検知の警告が出て起動出来ません。
以前の脱獄環境の残骸が残っているのかな。
1.4.8でも特に設定項目への変更はないはずです。
Global Tweak ConfigurationにはインストールされているSubstrate系脱獄アプリのリストが出てきますが、それらが表示されないということでしょうか?
また、確認したところ、そちらのアプリに関しては以下記事のDowndetectorと同様で、SileoなどのURLスキームが反応しないようにすることで回避することが出来ました
https://tools4hack.santalab.me/dopamine-ios15-1541-jailbreak-detection-bypass-choicy.html
確認いただきありがとうございます。
Choicyの件は、脱獄直後でSubstrate系アプリを入れていない為でした。試しにAxonを入れたら表示されました。お手数をおかけしてすみませんでした。
トリマの件はURLスキームを自分で調べたり、コメント欄の内容で自分なりに解釈してやってみたのですが、上手く出来ませんでした(そもそもやり方が合っているかも不明ですが)
TrollstoreのRebuild Icon Cacheを実行したら、脱獄状態でも起動する事が出来ました。
自分もURLスキームを削除後にTrollstoreのRebuild Icon Cacheをやったら起動出来るようになったのですが、sileo等の脱獄アプリのアイコンが消えてます。
再起動後、Dopamineで再脱獄すれば脱獄アプリは復活しますが、また起動しなくなります。
uicacheコマンドをnewterm等から行いたいのですが、脱獄アプリが消えた状態だとどこから行えば宜しいのでしょうか?
SSH接続して実行するなど色々とあるのですが、今のところ一番簡単なのはショートカットアプリでUICacheを実行するショートカットを作成し、そこから実行しちゃうことかなと思います。
OpenSSHをインストール後、ショートカットアプリにて以下のショートカットを作っておくとUICacheを実行出来ます。
・SSH経由でスクリプトを実行
-ホスト:127.0.0.1
-ポート:22
-ユーザ:mobile
パスワード:脱獄時に設定したもの
スクリプト: uicache-a
SANTAさんありがとうございます。
無事にuicache実行出来ました。
しかし、やはりuicacheを実行すると脱獄検知されます。
スキームはzebra、sileo共に削除済み
確認アプリはDowndetector
SANTAさんはuicache後も起動できておりますでしょうか?
はい、私の環境ではSileo / Zebra含め、脱獄系のURLスキームを全て削除した後は動作しています(どれに反応しているかまでは確認できていませんが、多分SileoとFilzaは反応しているかなと)。
SANTAさん、ありがとうございます!
Sileoに加え、Filzaのスキームを削除したところ、無事に起動しました。
感謝します!
Palera1n ios16.4.1ではインストール不能ですか?
できると思うけど脱獄検知回避が働かないかも
可能です。
ただし、Dopamineと同様に脱獄対策の回避を目的に…という場合、Palera1nのRootlessモードで脱獄して頂く必要があります。
これを踏まえると、iOS16でPalera1n脱獄するなら、敢えてRootlessで脱獄した方が対応できるtweakが増えてくるのかもしれないですね。
Amazon musicは相変わらずダメか
Dopamine環境ではAmazon Musicも回避可能です
https://tools4hack.santalab.me/dopamine-ios15-1541-jailbreak-detection-bypass-choicy.html
最近、クラクラが落ちますね。
vnodebypassでも回避できないのか?
自分もです
入獄しかた再びまとめて欲しいです
Dopamineについてであれば以下記事にてご紹介させていただいております
https://tools4hack.santalab.me/howto-remove-jailrbeak-for-ios150-1541-jailbreak-dopamine.html
iCleaner Proのアドオンよりも細かく設定できる感じ?
はい、iCleaner Proは単純に全体的な有効・無効の切り替えのみしか行なえませんが、Choicyでは各アプリ中でどうするか…など細かな設定が行えるということになります
おかげさまでiPhone7 iOS15.7.8をPalen1xで無事脱獄でき初めてChoicyを入れて脱獄対策回避を試みましたがいくつかのアプリ(楽天ペイ、住信SBI他)が脱獄検知され使えない状況です。
以前、unc0verとLibrary Liteで脱獄対策回避していたので古い残骸が残っている可能性があります。
この場合、/var/lib/apt を丸ごと全削除すればよろしいでしょうか?
私は無知につき、アドバイス頂けますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
環境にもよるため難しいのですが、/var/lib/aptも判定される場合があるため削除が必要です。
ただし、Palen1xで脱獄していた場合であっても、Rootfull脱獄の場合は削除しないようにしてください。
また、Rootless脱獄でなければChoicyはあまり意味がありませんので、この点はご注意ください。
ちなみに、一番確実なのは、一度入獄&データリセットをしていただき、その後改めて脱獄すると余計なファイルが入らず楽ちんだったりもします。