本日「iOS 14.8.1」&「iPadOS 14.8.1」がリリースされましたが、Checkra1nでの脱獄やアップデートの仕様に関して記しておきたいと思います。
対象となる方は比較的少ない気もするのですが…気になっていた方は参考にしてみてください。
iOS 14.8.1 / iPadOS 14.8.1
Checkra1nではA11以下のデバイスであってもiOS 15.xの脱獄が行えない…というのが現状ですが、今回のiOS 14.8.1 / iPadOS 14.8.1はCheckra1nで脱獄が可能となっています。
バージョン制限を解除するオプション「Allow untested iOS/iPadOS/tvOS versions」を有効にする必要がありますので、ご注意ください。
でもメリットは…
ただし、メリットはあまりなく、基本的にはiOS 14.8以下でご使用いただくのがオススメかなと思われます。
理由としては単純で、iOS 14.8.1を使用できる環境はかなり限られている(詳細は次項)ためで、脱獄アプリの開発者さんもiOS 14.8.1でテストできる方は…ほぼ居ないのかなと…。
iOS 14.8.1はちょっと特殊な仕様
iOS 14.8.1 / iPadOS 14.8.1はこれまでのアップデートとは異なる仕様となっており、OTAアップデートのみ提供されている形です。
IPSWファイル(ファームウェアファイル)はリリースされておらず、iOS 14.8.1へ復元を行うなどは不可ということになります。
また、iOS 15.xからダウングレードも不可ということになります。
iOS 14.5〜14.8の環境でのみアップデートが出来る
更に「iOS 15.xへのアップデートを拒否し、iOS 14.xでのアップデートを受け続ける」という機能が搭載された環境以降…でなければiOS 14.8.1 / iPadOS 14.8.1へのアップデートは行なえません。
そのため、現時点でiOS 14.5〜14.8の環境でのみ、iOS 14.8.1へのアップデートが行えるということになります。
iOS 15.xのSEPを使用した場合にはOTAも不可
「FuturerestoreでiOS 14.5〜14.8に復元してから、iOS 14.8.1へOTAアップデート出来るんじゃ?」と思われた方もいるかもしれませんが、出来ません。
これは遅延OTAアップデートなどと同じ仕様で、iOS 14.8.1へアップデートする際にSEP / BBのチェックも行われているようです。
そのため、iOS 15.xのSEP / BBを使用した環境からiOS 14.8.1へのOTAアップデートは不可となります。ちなみに、実際にやってみようとすると…以下のエラーが発生します。
〆
裏技的に…遅延アップデートを利用してiOS 14.8へOTAアップデートし、そこからiOS 14.8.1へOTAアップデート…という手順を使えば、iOS 14.4以下の環境からもiOS 14.8.1にすることが可能です。
ただ、そこまでしてiOS 14.8.1にする必要があるのか…というと…微妙なところ…。
また、iOS 14.8.1のSEP / BBを利用してiOS 14.xへFuturerestoreで…という部分に関しては、IPSWファイルがリリースされておらず、OTAアップデートの仕様も特殊な物になっているため、現状では不可ということになります。
コメント
謎アプデ
A13はまだできないんかー🥺
終わりや
14.8.1だけ?14.7.1もできないんですか?
Checkra1nでの脱獄はiOS 14.7.1でも可能です。
OTAアップデートに関してはiOS 14.7.1のSHSHは発行終了していますので、正規の手順では不可です。
SANTAさん
完全脱獄も見えてきました。
当方Checkra1n ios14.6で現在脱獄中です。ios 14.5.1にダウングレードしたいのですがジェネレーターの設定は
Generator Auto Setterで設定しています。これでいいのでしょうか?
SHSHのGenerator値と設定したGenerator値に間違いがなければ大丈夫かと思います。
ただし、Face IDデバイスではFuturerestoreが現状使えない状態ですので、この点はご注意ください。