M4搭載iPad Pro向けに「iPadOS 17.7」のファームウェアが追加でリリース、iPadOS 18.0の文鎮化問題への措置か?

(0)

先日リリースされた「iPadOS 18.0」ですが、リリース後よりM4搭載iPad ProでiPadOS 18.0へアップデートすると、iPad Proが起動しなくなるとの…いわゆる文鎮化の報告が出ており、結果としてM4搭載iPad Pro向けにのみiPadOS 18.0の提供が中止されている現状となっています。

そんな中、iPadOS 17.7のファームウェア(.ipsw)がM4搭載iPad Pro向けに追加リリースされています。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

iPadOS 17.7

iPadOS 17.7」はiPadOS 18.0と同日にリリースとなっているため、少し特殊な扱いとなっており…iPadOS 17.xでサポートが終了したデバイスにのみファームウェア(.ipsw)がリリースされ、それ以外はOTAアップデートのみ対応というバージョンです。

そのため、iPadOS 17.7のファームウェアファイル(.ipsw)がリリースされているのは、iPadOS 17でサポート終了となる「iPad 6」と「iPad Pro 第二世代」のみでした。

M4搭載iPad Pro向けに追加リリース

ですが先ほど、M4搭載iPad Pro向けに「iPadOS 17.7」のファームウェア(.ipsw)が追加でリリースされています。
iOS 18.0 / iPadOS 18.0に対応しているデバイスとしては唯一の対応となっており、M4搭載iPad Pro以外でファームウェア(.ipsw)がリリースされているデバイスはありません。

ファームウェアファイルは以下となっており、もちろんSHSHについても発行されているためファームウェア(.ipsw)を使用したアップデートや復元等も行える状況になっています。

M4搭載iPad Pro 13インチ / 11インチ iPad_Pro_M4_17.7_21H16_Restore.ipsw

iPadOS 18.0での文鎮問題への措置か?

なぜM4搭載iPad Proのみ追加リリースとなったのか?ですが、「iPadOS 18.0」にM4搭載iPad ProでiPadOS 18.0へアップデートすると、iPad Proが起動しなくなるという、文鎮化の報告が行われ、対処としてM4搭載iPad Pro向けのiPadOS 18.0提供を中止するという状態になっていました。

結果としてM4搭載iPad Proでは「iPadOS 17.6.1」のみ提供されている状態だったのですが、iPadOS 17.7 / 18.0が登場しているため、iPadOS 17.6.1は通常であれば数日中にSHSHが発行終了となります。
そういった経緯から、iPadOS 17.7のファームウェアを追加リリースしたのではないかな?と考えられます。

提供中止…までは過去にも何度かあったりしたのですが、追加でファームウェアファイルがリリースされる…というのはなかなか珍しい状況なのかなと思ったりも。

iPadOS 17.6.1のSHSH発行終了を延期したり、不具合を修正したiPadOS 18.0の再リリース or 18.0.1のリリースを行ったり…など他にも可能性が高そうな選択肢はあったのですが、今回Appleの措置は「iPadOS 17.7の追加リリース」という事になった様です。
いつもと異なる対応となっているので、もしかしたら…早期に修正が困難な問題だったのかな…?とか、他デバイスとの兼ね合いでiPadOS 18.xの再リリースをやめたのかな…?とか、色々と妄想してしまう出来事でした。

コメント

スポンサーリンク
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました