署名不要でIPAファイルをインストール「TrollStore 2.0.4」へアップデート、iOS 14で発生していた問題などを修正

本日iOS 15.5〜16.6.1 / iOS 17.0にも対応した【TrollStore 2】がリリースされましたが、こちらのバグ修正を実施した『TrollStore 2.0.4』へとアップデートが行われています。
TrollStore 2.0 / 2.0.1で報告の出ていたiOS 14.xで使用した際の問題などが修正されたようです。

TrollStore 2.0.4

先ほどリリースされた「TrollStore 2」のアップデートが行われている、【TrollStore 2.0.4】がリリース。
現在使用しているインストールされているTrollStoreのバージョンは、TrollStoreアプリ > Settingsタブ > 画面下部より確認が行なえます。

変更内容

＊2.0.2 / 2.0.3 / 2.0.4と連続でリリースされたため、両方について記しておきます。

• [2.0.2] TrollStore 2.0 / 2.0.1で使用していたCodeSigning APIがiOS 15以降用だったため、iOS 14.xでは署名を行うためにldidを再導入
• [2.0.3] Security.frameworkの問題を解決する手段が現状発見できなかったため、全てのiOSバージョンでldidを再導入しました。ldidを使用することで本問題は回避できるため、修正方法や解決策が見つかるまではldidを使用する事になります
• [2.0.4] iOS 16以降ではldidによる署名が動作しない様なので、再びSecurity.frameworkを使用するように変更

iOS 14.xでの問題を修正

TrollStore 2.0 / 2.0.1ではiOS 14.x環境で使用 or アップデートしようとしても問題が発生し、実行できない状況となっていました。
ですが、TrollStore 2.0.2にてこちらが修正され、問題なくアップデートや使用を行えるようになっています。

ldidがインストールされます

今回のTrollStore 2.0.3ではldidが再導入されているため、アップデート後の初回起動時に「Installing ldid」として、ldidのインストール作業が行われます。
通常は数秒程度で完了するのですが、環境や状況により少し時間がかかる場合もあるようなので、一応ご注意ください。

アップデート方法

いつも通りTrollStoreアプリからアップデートを行うことが可能です。
2種類のアップデート方法が使用可能で、通常は最初の「TrollStoreアプリからアップデート」を行なっていただくのがオススメ。

[アップデート方法①] TrollStoreアプリからアップデート

TrollStoreアプリを起動し「Settings」タブを開くと、最上部に【Update TrollStore to 2.0.4】というボタンが出現しますので、こちらをタップするだけ…！
ボタンが表示されていない場合は、一度TrollStoreを完全に終了させ、再度起動してみてください。

[アップデート方法②] 手動でアップデート

手動でアップデートする場合は、Safariなどから最新版の【TrollStore.tar】をダウンロード。

続いてダウンロードしたTrollStore.tarをTrollStoreで開くのですが、ファイルアプリではTrollStore.tarをタップすると展開されてしまいます…。
そのため、TrollStore.tar項目を長押ししてメニューを呼び出し、ここから「共有」を選択、その後「TrollStore」を選んで転送してあげましょう。
するとTrollStoreが開き、すぐにリスプリングが発生。これでTrollStoreのアップデートが完了となります。

〆

既にいくつかTrollStore 2をiOS 15.5以降へインストールする方法も登場していたりするのですが、現時点ではどれも失敗報告などが多く出ている状況です。

TrollStoreのインストールは、基本的にヒントアプリなどと置き換える手法が利用されます。
ですが、この段階で中途半端な失敗をしてしまうと、後々正常にインストールができる物がリリースされた際に失敗履歴等が邪魔をして面倒な事になる場合があります（キャッシュが消えるまでうまくいかないとか…など）。

そのため、もう少し成功率が改善されてからインストール方法はご紹介したいと思います（といってもそこまで時間はかからないと思いますが）。