iOS 15.4.1以下向け脱獄「Fugu15」がtihmstar氏にも共有されている模様…?! Sileoのインストールも可能に？

先日セキュリティカンファレンスにてLinus氏が発表したiOS 15.4.1以下向け脱獄【Fugu15】ですが、まだ作業が完了出来ていないのか…今のところは一般公開されていません。
ですが、どうやら既にtihmstar氏など開発者さんへは共有されている様で…?!

tihmstar氏にもFugu15を共有か

#leak offline version ._. https://t.co/UC0FKnuPra pic.twitter.com/SACbIUlVi7

— tihmstar (@tihmstar) October 15, 2022

今回、tihmstar氏により「Fugu15」の動作場面を収めた動画が公開されています。
実際にFugu15アプリから「Jailbreak（脱獄）」が実行され、実行後にはホーム画面へSileoが追加。また、Sileoの起動までが確認できる動画となっています。

Linus氏はまだFugu15を一般公開していませんので、この動画で映されている場面が本物なのであれば…Fugu15をtihmstar氏にも共有しているという事になります。

オフライン版…？

Linus氏からも報告が出ていないので当たり前といえば当たり前ですが、tihmstar氏からFugu15に関する詳細な説明は行われていません。

ただ、今回の報告では1点「オフライン版」と説明されています。これは動画中でWiFiを有効にした段階でiOSがクラッシュしている部分が原因となっているかなと。
また、以前にも「脱獄はうまく動作するが、デバイスのWiFiを有効にしないでください」といった事も語っており、このクラッシュについてだと思われます。

デモではWiFiが有効だった？

今回のtihmstar氏による「オフライン版」とされる問題の原因がどこにあるか…などは不明なものの、Linus氏のデモではWiFiが有効だったとの指摘をしている方もいます。

ですが、デモではQuickTimeでMac上にiPhoneの画面を写している…という状況です。
この場合、実際の有効・無効に関係なくステータスバーはこの表記となるため、デモではWiFiが有効だった…とは言い切れません（Sileoで各種アイコン等が読み込まれている部分に関しても、各種更新履歴がデバイス内にあれば…WiFi無効状態でもこの表示になります）。

Linus氏の反応は…

#FakeNews

— Linus Henze (@LinusHenze) October 15, 2022

ちなみに、このtihmstar氏の投稿に対してLinus氏は…「#フェイクニュース」と返信していたりします。

tihmstar氏の前後の投稿を見るとかなりおちゃらけた、おふざけな流れ（Tシャツを購入するとオンライン版DLCが付属するよ！なんて話をしていたりするくらいに）での投稿なため、この返信もそんなテンションかな…なんて思ったり。

〆

と、ちょっと心配になる様な、ならない様な…報告ですが、現時点ではLinus氏からWiFiに関する報告は一切出ていないので、何かしらのバグなのかなぁなんて。
であれば、リリースされる時点では修正されている可能性も高いとは思います。

ただし、これはあくまで想像なため、Linus氏やtihmstar氏などからの続報を待ちつつ…ですね。

〆〆

個人的にはあまりWiFi部分の問題は心配していなかったりもするのですが、それよりも…tihmstar氏にFugu15を共有しているの！？と…ちょっとビックリ。
そうなると、Cheyoteを共同開発しているCoolStar氏にも共有されている、もしくは情報が入っている…可能性も…？

Fugu15はTaurineなどで利用されている脱獄システム「Procursus」が採用されている様なので、その辺りの関係で…なのかな…？
Linus氏単独で脱獄ツールとしてFugu15をリリースするのではなく、ProcursusやCheyoteの開発チームと協力している…の…？

などなど…色々と疑問が…！！