先程【AltDeploy】のご紹介をさせていただきましたが、それとは別に【nullxImpactor】というツールもリリース。
こちらもIPAファイルをデバイスへインストールするためのツールとなっており、Impactorの代用として使うことが可能です。
ただ、個人的には…【AltDeploy】をご使用いただくほうがオススメかなと思います。この辺りについても後述。
nullxImpactor
nullx氏により開発・リリースされた【nullxImpactor】。まずはMac版のみがリリースされていますが、今後Windows版やLinux版の予定もあるとのこと(時期については未定)。
仕組み的には【AltDeploy】や【AltServer_jailbreak】などと似た物で、どちらかというとAltDeployと似た物になっています。
見た目的にはIPA URLとあるため、IPAのダウンロード用URLが必要なのかな…と思うかもしれませんが、ここにIPAファイルをドラッグ&ドロップするだけでローカルファイルの選択も可能。
ちょっとだけ面倒?
AltDeployとの違いとして、Bundle IDとAppNameという入力欄が用意されている点です。
IPAファイル側に記載されているBundle IDなどが使われず、自身で入力する必要があります。
ただ、入力する物は適当でも構わないので、調べる…などの手間は掛からず、気にする必要はないのですが、そもそも入力要求の無い【AltDeploy】の方がシンプルで楽かなと…。
▲ 注意点 ▲
執筆時点バージョン(v1.0)では、ローカルファイルを指定した場合に、実行後…そのファイルが削除されてしまう問題が発生することがあります。
そのため、実行時はipaファイルを複製し、そちらを指定する様にしてください。
nullxImpactorの使い方
ダウンロード
以下リンク先より、OSにあった物をダウンロードしてください。
ダウンロード後、解凍してアプリケーションフォルダへ配置してください(ダウンロードフォルダなどのままでは、実行時にエラーが出る場合があります)。
① 起動する(初回時のみ必要)
初回起動時は、アプリケーションフォルダへ配置した【nullxImpactor.app】を右クリック > 開くから起動する必要があります。
一度起動してしまえば、次からは通常の手順で起動出来ますので、初回だけご注意ください。
② インストール
以下の項目を埋め、『Install』ボタンを押してインストール開始です。
- 【IPA URL】:IPAのダウンロードリンク、もしくはローカルファイルのパスを入力(ドラッグ&ドロップが便利です)
- 【Bundle id】:アプリIDを入力(例…com.exmple.unc0veなど)
- 【App name】:適当なアプリ名を入力(例…unc0verなど)
- 【Devices】:アプリをインストールしたいデバイスを選択(USB接続)
するとApple IDの入力フォームが出現しますので、Apple IDとパスワードを入力し、『Install』ボタンをクリックして進めてください。
③ プラグインのインストール(初回時のみ必要)
初回時のみ「メールアプリ用プラグイン」の追加を要求されますので、こちらの作業を行っていきましょう。
ポップアップの『Install Plug-in』ボタンをクリックし、インストールを進めます。
パスワードを求められますので、自身のMacユーザ用パスワードを入力して、「OK」ボタンでインストールを進めます。
以下のポップアップが出現しましたら、インストールは成功です。このまま適用作業を行いますので、ポップアップはそのまま放置して、次の作業へ移ります。
純正メールアプリを起動し、設定 > 一般 > プラグインを管理…を開いてください。
ここに【AltPlugin.mailbundle】が追加されていますので、チェックを入れ、「適用して”メール”を再起動」で適用します。
最後に、nullxImpactorへ戻り、先程放置したポップアップを『OK』をクリックして閉じてください。
これでインストール作業が再開されます…!
インストール完了
インストールが完了すると、nullxImpactorの画面上に【Installation Succeeded】と表示されます。
プロファイルの信頼
インストールされたアプリを起動させるため、プロファイルを信頼する作業が必要です。
設定アプリを起動し【一般 > プロファイルとデバイス管理(or デバイス管理)】を開き、追加されたプロファイルを選択してください。プロファイル名には入力したApple IDのメールアドレスが表記されているはずです。
【“○○”を信頼】というボタンを選択。(○○部分はApple IDのメールアドレス)
更にポップアップでも『信頼』を選択しましょう。これでアプリが起動できるようになりました!
〆
IPAファイルが削除されてしまうことがあるなど、ちょっと不便な部分もあり、今のところMacでは【AltDeploy】がオススメです。
ただ、こういった部分が修正され、Windows版が登場すると、かなりイイ選択肢になるのではないかなと思います。
とはいえ、Windows版に関しては「ETA son」…予定はあるけど…といった感じの言われ方をしているため、すぐに来るかは何とも…というところでしょうか。
コメント
Santaさんの入れてるtweak一覧表とか欲しい!!!!!!!
そそそれななな
激しく共感。
そういやImpactorのアップデートはまだ来ないのだろうか、12月半ばまでは忙しいとは言ってたけど
mojave以降じゃないとダメなんだよな…
記事とは関係ないんですけど、
脱獄状態でAppstoreからインストールしたアプリで写真にある画像が全て読み込めません。
「画像がありません」的な表示が出たりします
SafeModeでは正常に表示されて選択も読み込みも書き込みもできます。
なにが原因か分かる人いらっしゃいませんか、、
iP8 13.2 cheakra1n
写真にかかわるtweak消してみたら?
何かのtweakがおイタしているとしか…。
dylibdisabler など使って地道にやっていくしかないのでは?
ありがとうございます。
原因はzzzLibertyでした。
Liberty Lite消します、、笑
そのアプリだけオフにするか
Unsubを入れて特定のアプリでは
Substrate/Substituteの影響を受けないようにできますよ
impactarこのまま消えるのかな、、、
記事とは関係ないですけど、、
iPhone6の12.3.1をJBするのは
不可能ですか?
unc0ver, chimera, checkra1n, と
どれも”Unsupported”と出て
困っています。
どんまい
unc0verやChimeraは12.3や12.3.1では使えない。
checkra1nが使えないのは・・・なんでだろう。
unc0ver,Chimeraはexploitが使えないから脱獄出来ない。
checkra1nは何故???
ぬるぽいんぱくたー?
ガッ
SANTAさん、impactorはApple Developer Programに有料登録すれば以前のように使えるんですか?つまり脱獄が可能ということでしょうか?
人柱1号は1万円をドブに捨て、
不発に終わりました。
報告を見る限りでは確実に出来るというわけではないようです。
checkra1nのwindows版来た的な情報がTwitterで出回っていますが本当ですか?
残念ながらcheckra1nのWindows版はリリースされていません。
現在のお話はLinuxベースでMacを起動し…という物で、Windows版というわけではありません。
これ非脱獄でも可能ですか?
勿論使えるよ
はい、IPAファイルからアプリのインストールに関しては脱獄の有無に関係なくご使用いただけます
ios9.5を使用しているデバイスがあるのですが、Phoenix5を問題なくインストールできたのはこれだけでした。
情報に感謝です。
13.3.1にアップデートしたら、この手の手法が使えなくなりました。どなたか13.3.1でipaのインストールを行う方法をご存じの方はいらっしゃいますでしょうか。
unc0verが無事にインストール出来ました。サンタさんいつもありがとうございます。