アプリがデバイス内のデータや機能にアクセスすることを禁止したり、データを偽装することが出来る様になる『Protect My Privacy』のご紹介。
『Protect My Privacy』を使用すると、特定のアプリから連絡先や位置情報などを参照することを禁止したり、データの偽装が行えます。
もちろん参照を禁止出来るのはこれだけではなく、デバイスIDや写真、音楽ライブラリ、カレンダー、電話番号、カメラ、マイクといった機能やデータまでも禁止することが出来ます。更にネットワークへのアクセスなんかも禁止することが可能です。
最近はiOSの進化やAppleの制限により少なくなりましたが、これにより無断で個人情報やデバイス情報を収集・送信するなどの行為を禁止することが出来ます。このアプリを使いたいけどこの情報は隠したいなぁ…なんて時に使うと便利です。また、一部はiOS 6から標準で行う事が可能ですが、それと一緒に使うとより安心です。
詳細情報
Protect My Privacy
インストール
Cydiaより通常通りインストールしてください。
Searchタブより「Protect My Privacy」と検索すると出てきます。
より詳しいインストール方法は下記記事をご覧ください。
【Cydia の 使い方! ~全部解説~ [JBApp]】
アプリ紹介
『Protect My Privacy』を使用すると、アプリがデータ・機能を使うことを許すか?禁止するか?偽装する?という設定が行える様になります。
また、アプリがそれらの情報・機能へアクセスを試みた段階で「許可?禁止?偽装?」という選択肢が表示されますので、その都度、アプリ単位で設定していくことが可能です。
更に、ここからだけではなく後述するPMPアプリの設定からもアプリ単位で全てのデータ・機能へのアクセスを管理したり、変更することが可能です。
・『Allow』 = 許可する
・『Protect(Deny)』 = 禁止する
・『Fake』 = データを偽装する
例えば以下の左画像であれば『Unique identifier(デバイスID)』にTwitterアプリがアクセス使用としているけれど、Protect(禁止)する?Allow(許可)する?という選択になります。
右画像の場合は、『Location(位置情報)』を取得しようとしているけれど、Fake(偽装)する?Deny(禁止)する?Allow(許可)する?という選択になります。
設定可能な項目
Protect My Privacyを使用してアクセス許可・禁止の設定が行えるデータや情報、機能はv3.0時点で以下の物になります。
【Private Data(データ、情報)】
『Contacts(連絡先データ)』、『Photos(写真)』、『Music(同期している音楽)』、『Calendats(カレンダー)』、『Reminders(リマインダー)』、『Location(位置情報・現在位置)』、『Significant Location』
【Unique IDs(デバイスデータ等)】
、『Advertising Identifier(アドバタイズID)』、『Unique Identifier(デバイスID)』、『Phone Number(電話番号)』
【Phone Features(各機能)】
『Network(ネットワーク)』、『Screen(画面表示の取得)』、『Rear Camera(背面カメラ)』、『Front Camera(前面カメラ)』、『Microphone(マイク)』、『Dial Call(呼び出し)』、『Send SMS(SMS送信)』
自動モード
それぞれのデータ、機能へのアクセスを個別にオンオフすることも出来るのですが、対応しているアプリの場合は『Automatic Mode(自動モード)』という物も用意されています。
初回起動時に選択肢が表示され、「世界中の人たちはどのような設定にしているのか?」を参考に許可・禁止を自動で選択してくれます。
また、これについても後述するPMPアプリの設定からもオンオフすることが出来ます。
通知センターからも許可 or 禁止
これ以外に通知センターにウィジェットを配置して、現在起動中のアプリからデータや機能へのアクセスを許可するか、禁止するかの設定も行う事が出来ます。
設定アプリ内の通知項目から『ProtectMyPrivacy』をオンにすることでウィジェットを配置出来ます。
ここからは『Identifier(デバイスID)』、『Location(位置情報)』、『Contacts(連絡先)』、『Network(ネットワーク)』など、メインとなる部分の設定が変更出来ます。(PMPアプリから行った方が分かりやすいのですが、こっちからも出来るよ~ということで)
位置情報の偽装機能が、楽しいかもしれない
実用的な部分と言いますか、よく使われるのは位置情報の偽装でしょうか。
現在地を好きな位置に偽装することが出来てしまうので、マダガスカルに行ったり~、くま牧場に行ってみたりと、アプリへ渡す現在位置情報を偽装することが出来ます。
実用的な部分としては、位置情報によって挙動が変わるラジオアプリなどで使用する事で・・・おっとここから先は・・ねっ!
設定方法
基本的な使用方法としては、アプリが特定のデータや情報、機能にアクセスしようとした時にポップアップ表示される部分から許可するか、禁止するかを選択する。ということなのですが、これらの設定をまとめて管理したり、偽装する情報の管理が出来る『PMP』というアプリがあります。これの使用方法をご紹介。
許可・禁止 をまとめて管理
起動するとアプリ一覧が表示されます。現時点での設定によってProtected Apps(何かを禁止しているアプリ)、Unprotected Apps(全てを許可しているアプリ)の二つに分かれています。
どちらについてもアプリを選択する事で、アクセスを許可している物、禁止している物の設定をまとめて管理・変更することが出来る様になっています。
『Automatic Mode』をオンにすると、対応しているアプリであればいくつかの項目が自動で設定が選択されます。また、灰色の文字になっている項目は、まだそのアプリが一度もアクセス使用としていない部分という事です。
更に、画面右上の『Relevant』ボタンを押すと、『All』表示に変り、ProtectMyPrivacyでアクセス禁止を行える全ての項目を表示し、管理・変更することが出来る様になります。
ProtectMyPrivacyの設定を行う
ProtectMyPrivacy自体の設定や、偽装するデータの設定を行うには、画面左上の『Settings』ボタンををタップします。
『User Profile』項目からはAutomatic Modeでの設定の参考となる、プライバシー意識の設定が出来ます。(特に気にしなくても良いかなと思います)
『Contribute』項目から設定をオンにすると、自身の設定などをProtectMyPrivacyの開発に役立てるため情報提供を行える様になります。また、ここかオンになっていないとAutomatic Modeで使用するアプリ情報などを更新出来なくなります。
『Recommendations』項目ではアプリ初回起動時にAutomatic Modeを使用するかどうかと言うポップアップを出現させるかどうかの選択が可能。Ask(出現させる)、Always Use(出現させず、常にAutomatic Modeを使用)、Don’t Ask(出現させない)
【 Replacement Data 】
『Unique Identifier』 : 偽装する「デバイスID」を再設定することが可能
『Advertising Identifier』 : 偽装する「アドバタイズID(追跡型広告などに使用)」を再設定することが可能
『Location』 : 偽装する「位置情報サービス(現在位置)」を設定する事が可能。マップで使用したい場所を長押しして、ピンを刺してください。
『Contacts』 : 連絡先データの項目ですが、特に設定する事はなく、偽装を行う場合は自動で別データが使用されます。
〆 & 注意点
どのような目的なのかにもよるのですが、データの提供はアプリをよりイイ物にするために使われることが大半で、それ自体は悪いことではありません。ユーザー自身にとっても快適なサービス、アプリが使えるようになれば、それは大きなメリットにもなります。
ですが、これらの個人情報とも言える部分を使用するか、使用しないかと言う、自身で細かく選択出来ることはとても良いことかもしれません。
コメント
iPadにこれをいれたら、Skype iPadでリストボタンを押すと落ちるようになりました。RemoveしてPlistを消すと落ちなくなりました。2度試しました。これ使いたかったのに…
位置情報偽装について、前から疑問があったのですが。
偽装の設定したままだと、ずっとその位置にいることになるのでしょうか?
例えば、iPhoneを紛失したとします。
iPhoneを探す機能でパソコンなどからiPhoneを探した場合、偽装した位置しか表示されないのでしょうか?
もしそうなら探せませんよね?Σ(゚д゚lll)
それとも、このProtect My Privacyなら設定次第で普通に探せるのでしょうか•••?
指定したアプリでのみ機能しますので、Find iPhone等の機能には影響ありませんので、ご安心ください。
自分で試してみました。
位置情報偽装というのは、「iPhoneでアプリを起動した時」に求められる位置情報が偽装されるんですね。
他のデバイスなどから、iPhoneの位置を探そうとする時は、偽装する為に指定した場所に関係無く、普通に現在地が出るようです。
勉強になりました。
友人を探すはダメでしたね、あれアプリとして動いて無いので、偽装出来ませんでした。
奥さんを欺けないようです。
あと、Safariの位置情報もダメですね、そのまま素直に位置吐いてしまいます
そうですね。
位置情報の偽装はアプリ単位での動作になりますので、アプリ外の物では無効となります。
>奥さんを欺けないようです。
不覚にもワロタw
次のiOSアップデートで、アプリが連絡先の情報を取得するのを許可するかどうか指定できるようになるみたいですね。
http://www.appps.jp/lite/archives/1897300.html
脱獄してると、すぐにiOS更新するわけにはいかないから、同じ事をするならこっち•••ってことになるんですかね。
やはり「脱獄してるからこそ出来る事」が、後々iOS更新とかで普通のユーザーも可能になる•••って結構ありますよね。
thebigbossのレポ、落ちてない?
朝になったら復帰してました
PMP効果でごっそり来てたのかな?
位置偽装について
勘違いだったらお許し下さい。
SafariのWebsiteには自国以外の場所よりのアクセスを許可していないものがあります。
例えばwww.o2.co.ukのshopではuk以外からのアクセスができません。
VPNを使ってみたのですが日本からだとうまくいきません。(iPlayerなどはOK)
このような場合このアプリでLocationをロンドンと偽装してのアクセスが可能なものでしょうか。
O2ショップを使用した事がないので何とも言えないのですが、通常であれば販売サイトが位置情報を確認するようなことは無いと思います。
たとえばiPhoneからVPN挟んでアクセスした場合にSafariが位置情報を求めている。と言う事であればiPhoneに付いては位置情報を確認するような仕組みがある可能性も0では無いと思いますが、やはりそれも意味のないシステムに思えます。
接続出来なかったのはVPNサービスからのアクセス自体をはじいているのではないでしょうか?マイナーなVPNサービスなんかだと出来る。と言う事は考えられないでしょうか?
かなり場違いですがとても古すぎて管理人様の目に止まらないと思ってここで質問させて下さい。
今更ios4.33を有り難がる人は3GS保有者以外はいないと思いますが私にしてみればWifiの使用(以前にも投稿)を考えるとまだ捨て難いiosです。
原則SHSHがなければ復元は不可能なことも存じております。
以前管理人様が何度(150回以上)も挑戦なさっておられたブログを読ませていただきました。
以後Redsn0wがバージョンアップしてBBフリーのRestoreファイルが作成されるようになりました。
これによって作成された4.33のファームウェアを使ってもSHSHのない4.33には復元できないのでしょうか。
やはりDFUループに陥るのですか。
最近バッテリー膨張で交換してもらったiPhone3GS、4.35がインストールされていました。
4.35はiFaith1.41を使ってSHSH組み込みファームを作成しましたが4.33が前述の
iPhone3GS-NO-BB-NewROM-4.3.3_Restoreを使って復元できないかどうかの質問です。
宜しくお願い致します。
試せば?
なんとかさんへ
本来であれば自分で試してみるのが筋だということはよく存じております。
ただ管理人様のブログで150回以上試されて不完全だったという報告があります。
同時にそれ以後Redsn0wがバージョンアップしています。
理論的にはアップルとの通信をしないで復元できるのであれば可能な気もするのですがもし管理人様にご経験があれば教えていただこうと思った次第です。
NoBB CFWは単純にファームウェアからベースバンドアップデータ部分を削除しているに過ぎません。
それ以外には手を加えられていませんので、同じく不可能だと思われます。
skype for ipadがアップデートされてProtect My PrivacyでContactsを許可するとListを押しても落ちなくなってます。
拒否すると落ちますが。
Yさん、お試しください。
いつも参考にさせて頂いています。
「Protect My Privacy」はとても重宝しているのですが、
バージョンアップしてから「設定→通知」に表示される、
アプリの「アイコンが白くなっている」のが気になります。
皆さんはどうでしょうか?
バグなんだと思うのですが?直す方法ご存知でしたら、
宜しくお願いします。
最新バージョンですと、そのようになっているようです。
これは参照されているファイルが原因なので、アップデートで治るのを待つのが早いかと思います。
アイフォン4sのデバイスID偽装しておなじアプリ何回もとることは可能なんでしょうか??
分かりにくい質問かもしれませんがよろしくお願いします
同じアプリをAppStoreから何個のインストールしたい。ということでしょうか?
そうであれば、偽装するだけでは不可能です。
インストール後一部ファイルを書き換えたり、アプリ本体を移動する等の作業が必要になります。
デバイスID偽装してもアプリ立ち上げると戻されてしまいます、昼過ぎまではできてたんですが、いじってもいないのにいきなりです。
なんでか分りましたら教えててもらえないでしょうか・・・
アプリや、環境などにもよるので何とも言えない部分です。
一応セーフモードでは起動できるか?といった事を確認してみると良いかと思われます。
いつもはインストールしたアプリを初めて起動する前にprotect my privacyの設定をするのですが、うっかり設定しないでアプリを起動しました。するとContacts-Allow Use These recommendations? No Yes と画面に出てるのですがNo をタップで良いですか?それとも画面のまま電源切って再度電源入れprotect my privacyのContactsをonに設定をすれば良いでしょうか?
アラートからオンオフすることも、ProtectMyPrivacyからオンオフすることも、結果としては一緒ですので、どちらでも問題無いかと思います。
どこまでの範囲でアクセスを許可するかによってオンオフしてみてください
こんにちは!
今日これを入れたんですが記事を書かれた当初よりアップデートがあったのかいろいろと変わっててわからない所があります。
宜しければ現バージョン用にもう一度解説記事を書いて頂けませんか?
了解しました、少々お待ちいただければと思います!
ありがとうございます!!
こんにちは。Locationのピンの位置を移動したところSettingsのLocationをタップ後、位置情報の画面に行かずアプリが落ちてしまいます。アンインストールして再インストールしても同じ結果でアプリの設定も前のまま引き継がれています。設定をデフォルトに戻す方法を教えて下さい。ちなみにiFile入れてます。
「/var/mobile/Library/Preferences/org.protectmyprivacy.PMP.plist」を削除&リスプリングすることで設定の初期化が行えます。
無事に戻りました。ありがとうございます。
いろいろ設定いじったのですが、一度Regenerateした『Unique Identifier』『Advertising Identifier』はもとに戻りませんか?
ゲームの広告ポチると特殊アイテムもらえる機能がコレのせいでご作動起こしてまして、元に戻したいです。
基本的には不可能です。また、元の値は覚えていますでしょうか
SANTAさん、ご返信有難うございます。
やはり無理でしたか。。うかつでした。。
位置情報偽装について質問なんですが
ぎそうするいちをせっていすることはできますか?できたらやり方教えてください!
ここのページの”ProtectMyPrivacyの設定を行う”に書いてあるでしょ。
5sに対応して欲しいところ。
それか代替アプリがあればなぁ。
通知センターは使えていないのですかねっ?
ご存知の方がいらっしゃいましたらご教授お願いします。
PMPを使用し、通常通り動作していましたが、突然個別のアプリの設定画面に1つもアプリがうつらなくなり、PMPで各アプリの制御ができなくなりました。
PMPのバージョンは3.2.4で、バージョンを3.2.3に戻して状況は変わらずでした。
iLEXを使ってメンテナンスも全て行いました。
使用環境
iPhone4s
iOS 6.10
です。
同じような状況になった方、または解決方法がおわかりになる方がいましたらご教授お願いします。
iOS7しか対応してないのかな?
ご回答ありがとうございます。
iOS6でも通常通り今まではPMPは正常に動作していました。
私もPMPをダウンロードしましたが、最初からアプリが1個も表示されません。
私はipodtouch4 の バージョン6.1.6 です。
PMPと相性が悪いようでSMARTalk起動時に通信許可するかどうか聞いてこないままSMARTalkがクラッシュします。
APP初回起動前に通信許可する設定はあるのでしょうか。どなたか知っていたら教えて下さい。
iOS8.1で脱獄直後にPMPをインストールして再起動するとリンゴループに入ってしまいます。
みなさんどうですか?
まだiOS 8.xには未対応です
Unique IdentifierとAdvertising Identifierだけは常時Allowに出来ないんですかね?
ios13でもデバイスIDを偽装・変更できるTweaksってありませんか?