Cydiaの対抗馬として3年以上前に発表され、完成することのなかった「iMods」がオープンソース化

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2014年にCydiaとは異なる仕様やデザインを持った、新たな脱獄アプリのインストーラーとして発表された「iMods」。
その後、資金調達の開始などで何度か話題になったものの完成には至らず終焉…。

そんなiModsがオープンソースとして公開され、その後iModsプロジェクトはどうなったのか?なども報告されています。
この動きに関して「iModsが復活するの?」とご質問を頂いたので、その辺りもちょこっとご紹介。

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iMods…覚えてる…?

2014年初夏に発表された「iMods」ですが、覚えているでしょうか…?Cydiaと同様に脱獄環境で使用するインストーラーとして開発が行われて居たものです。
Kickstarterでの資金調達なども発表されたものの、完成には至らず、2015年9月にクローズドベータテストを実施して以降は音沙汰がなくなっていました。

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極端な仕様で話題も

iModsの特徴といえば、Cydiaとは真逆とも言える極端な仕様。この仕様で賛否両論になったのも、懐かしい思い出でしょうか…。
以下が、主なiModsの仕様です。今見ても、あまりに極端すぎてちょっと成功するとは思えない部分が多々…。

  • Cydiaとの互換性はない
  • APT(dpkg)を使用せず、独自仕様でインストールなどの管理を行う
  • リポジトリの概念がない
  • そのため、第三者のリポジトリは追加不可能
  • 全ての脱獄アプリは、iModsに提出し、iModsが配布等の管理を全て行う

iModsがオープンソース化

と、そんなiModsですが、何年も経過した先日…突如としてiModsのオープンソース化を行いました。GitHubにて公開されています。

これにより「iModsが復活するの!?」と思ってしまった方少なからず居たようですが…残念ながらそうではないようです。
iModsよりオープンソース化した理由や、これまで&これからについて報告が行われています。

iModsを作った理由

iModsは「テーマや脱獄アプリなどを世界に向けて発信する」という事を目標に始まったプロジェクトでした。
Cydiaに取って代わろうという意図はなく、むしろCydiaと共存して行きたかった。これはiModsが閉鎖的なシステムであり、リポジトリ制をサポートしなかった理由でもあります。
AppStoreとCydiaとの間で、敷居を低くするのを目標としていました。

iModsがリリースされなかった理由

我々のチームは、iModsを完成させるための時間がなくなってしまいました。
また、時間が経過するとともに一部のメンバーはチームを抜けてしまい、リリースまでたどり着けなくなったのです。

なぜオープンソースに?復活するの?

我々はiModsプロジェクトを復活させるつもりはありません。

オープンソース化した理由は、インストーラ(パッケージマネージャ)を作りたいと考える人にヒントを与えることが出来れば…と思ってです。

オープンソース化されたiModsですが、iModsとして復活することは無いそうです。また、設計が何年も前の物なので、これをそのままiOS 11などで動作させることは出来ません。
ただ、他のインストーラを開発したいと考える人にとっては参考になるかもしれませんね!現状ではAPTが使えないので、独自仕様の構築が必要ではありますが…。

ということで、Cydiaのアップデートが遅れているためちょっと「お?!」と思ってしまったかもしれませんが、そういうことなので…あしからず……。

コメント

  1. IEに負けたNetscapeみたいな運命たどるなiMods

    • ネスケは負けては無い

  2. installerに期待してる

  3. もうね、Saurik待てなくてElectraで脱獄しましたわ
    いくつかTweak動作するからとりあえずの繋にはなる

  4. 明日、Cydiaに代わるものとしてInstaller5の開発者ベータ版がリリース予定です。

  5. オープンソース化されることで技術が共有されることは有益ですよね
    私はただのエンドユーザーですので、iModsのソースがいつか活用されることを願うばかりです

  6. なんか面白そうw

  7. お、おう…iModsの開発チームさん、お疲れ様…!

  8. もう3年も経つのか。

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