64bit用iOS 10.0〜10.3.3脱獄を行う『Meridian』がリリースされました。
もちろんiPhone 7 / 7 Plusを含む全64bitデバイスに対応していますし、最初からiOS 10.0〜iOS 10.3.3と…全iOS 10.xにも対応!
iOS 10.3.3以下の脱獄ツール(脱獄用アプリ)では本命とされてきたMeridian。KPPlessを採用し、安定した脱獄環境が期待されています。
ただし、現時点では不具合やCydiaに関していくつか注意点が存在しますので、そのあたりについてもちょこっと記しておきたいと思います。
もし、仮にご使用されるという場合は、注意点を確認してから…どうぞ…!
Meridian
以前から開発が予告されていた「Meridian」がついにリリースとなりました。
ただし、今回はパブリックベータ 1(PB1)という位置づけになっており、ベータ版である…という事を覚えておきましょう。
対応状況
『iOS 10.0〜10.3.3』が動いている以下のデバイス(64bitデバイス)に対応しています。ようするに…全デバイス対応!
- iPhone 5s / SE / 6 / 6 Plus / 6s / 6s Plus / 7 / 7 Plus
- iPod touch 6G
- iPad Air / Air 2 / Pro (12.9) / Pro (9.7) / Pro 2 (12.9) / Pro (10.5) / iPad (2017)
- iPad mini 2 / 3 / 4
※ただし初期リリース版では、一部デバイス&バージョンが未テストとなっているため、正常に実行出来ない可能性があります
使い方の前に注意点…
PB1(パブリックベータ1)では、以下のような不具合 or 注意点が存在します。
- 実行後に「uicache」を動作させる手順を入れ忘れているため、Cydiaが表示されません。
改善にはSSH接続を行い、手動で必要ファイルのインストール&uicacheの実行が必要になっています。 - 脱獄手法にKPPlessを使用しているため、Cydia Substrateのアップデート完了まで、各脱獄アプリ(tweak系)が使用できません。
また、インストールも行えない&行わないでください。 - SSH接続後、uicacheがエラー出現によりうまく動作しない問題が報告されています。
そのため、対応策がわからない方はCydiaを出現させることが出来ませんので、修正までご使用を控えてください。 - その他…細かな不具合なども報告されているようです
結論…
使うのはもう少し待ったほうが良い!
ベータ版ですので、初期バージョンでは不具合や問題などが多々存在するのは当たり前です。
ただ、今回はそれに加え「Cydia Substrate」のアップデートもまだ来ていませんので、アップデート完了後まで待つのが良さそうです。
ちなみに、KPPlessのおかげで脱獄作業もかなりスムーズな様で、仮に失敗してもすぐに再実行できるなど、こりゃ完成したらすごく良いかも!と期待させてくれる出来になっていたり…!
実行に必要な物
これまで同様、ipaファイルをImpactorを使ってインストールし、アプリ上から脱獄を行う…という流れになります。
- 【① Cydia Impactor】
- ダウンロード直リンク(ご自身のOSに合った物を選択してください)
・Mac OS X版
・Windows版
・Linux 32bit版
・Linux 64bit版 - 【② 脱獄を行うためのアプリ】
- デバイスにインストールする脱獄用のアプリ(ipaファイル)です。以下リンク先の【Download】ボタンよりダウンロードを行ってください。
・Meridian: iOS 10.x Jailbreak
注意
脱獄、JailBreakはとても危険な行為です。故障するリスクも大いにあります。どのような自体になっても自分1人で解決できる能力と、全ての事柄を自己責任で実行出来る方のみ読み進めてください。
必ず脱獄前にはバックアップを行ってください!
脱獄方法
現時点での実行はオススメいたしませんが、今後のアップデートで不具合が解消され、Cydia Substrateのアップデートが来た際の予習…ということで、一連の流れをご紹介しておきたいと思います。
- 脱獄を行いたいデバイス(iPhone等)をパソコンとUSB接続し、ダウンロード&解凍して出てきたCydia Impactorを起動しましょう。(例:Windows版だとImpactor.exeを起動)
中央にある枠に接続したデバイス名が選択されているのを確認してください。選択されていない場合は、選択肢から選んでください。
- 続いて、ダウンロードしたipaファイルをCydia Impactorへドラッグ&ドロップしましょう。
デバイスへアプリをインストール出来るように、自身のApple IDでアプリに認証を行います。
- 続いて「Apple ID Password」ではパスワードを入力してください。これで認証が行われ、インストールまで実行してくれます。
- あとはボーッと作業が終わるのを待つだけ。完了すると元の画面に戻りますので、そうなればデバイスへ脱獄に必要なアプリがインストールされているはずです。
デバイス側の作業へ移りましょう。
② アプリの認証
- ホーム画面に【Meridian】というアプリが追加されているのを確認してください。
ですが、このままでは起動出来ないため、認証作業を行います(インストール後の1回のみ)。
- インストールされたアプリを起動させるため、プロファイル設定をいじる必要があります。
設定アプリを起動し【一般 > プロファイルとデバイス管理(or デバイス管理)】を開き、そして追加されたプロファイルを選択してください。
プロファイル名には入力したApple IDのメールアドレスが表記されているはずです。
- 【“○○”を信頼】というボタンを選択。(○○部分はApple IDのメールアドレス)
更にポップアップでも『信頼』を選択しましょう。これでアプリが起動できるようになりました!
③ 脱獄を行う!
ホーム画面へ戻り『Meridian』アプリを起動。
あとは非常に簡単で、中央にある『go』ボタンをタップしてください。
作業が進みますので、その間は弄らずに待っていましょう。『done』と表示されれば完了です。
*pb1ではuicache&リスプリングが行われないため、Cydiaがホーム画面に表示されない不具合が発生しています*
また、ここで「exploit failed. Please try again.」とテキストが表示された場合は失敗となりますので、そのまま再度『go』ボタンをタップして実行し直してください。
④ 再起動後は…
また、デバイスを再起動すると入獄環境になり、脱獄アプリの動作が行えなくなります。
そのため、再起動後は再度Meridianアプリを使って脱獄環境へ戻ってください。
方法は脱獄作業と同じく簡単で、Meridianアプリを起動し『go』ボタンをタップして実行しましょう。
〆
ということで、最初のベータ版ということで不具合などはありますが、正直…だいぶ完成度高いのではないかと!もちろん、本当の完成といえるのはCydia Substrateのアップデートが完了してから…となりそうではありますが…。
ちなみに、iPhone 7 / 7 Plus以外の64bitデバイスに対応したiOS 10.3.x脱獄用アプリ「g0blin」ですが、こちらはyalu102のKPP Bypassを使用した物です。
そのため、Cydia Substrateが現バージョンでも使える物です。
ただし、現在出回っているipaファイルは全て第三者によって作成&配布されたものであり、Meridianの動作にも一部影響が報告されています。
使用しないようにご注意ください。
コメント
脱獄はiOS9までだな
やっぱり完全脱獄じゃないとなんかしっくりきませんよね
完全脱獄より紐付けされた脱獄の方が安定してるけどね
その理屈がよくわからない。
紐付きでも十分だけど
紐付きの方が安定してるってのは
どこが??って思っちゃうな。
なるほど。焦らずに様子見っと。