iOS 7.x~7.1.1に発生している「メールに添付されたファイルの暗号化が出来ていないバグ」を修正する事が出来る『AttachmentEncryptor』のご紹介。
最近話題になっていますが、パスコードを設定しているにも関わらずメールの添付ファイルが暗号化されずに保存となっているバグが【iOS 7.x】で発生している問題。
通常はiOSのアップデートを待つ事になるのですが、脱獄している場合はアップデートが出来ず(脱獄が出来なくなるので…)困った!という状況になります。
そこで『AttachmentEncryptor』をインストールすることで、脱獄環境でもアップデートなど無しで改善することが可能!
詳細情報
AttachmentEncryptor
Price(価格): | 無料 |
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Section(カテゴリ): | Tweaks |
Author(制作者): | Ryan Petrich |
Repo(配布元): | rpetrich repo(http://rpetri.ch/repo/) |
インストール
Cydiaへ下記のリポジトリを登録し、通常通り『AttachmentEncryptor』をインストールしましょう。
http://rpetri.ch/repo/
暗号化されていない問題
「添付ファイルが暗号化されていない」という問題は、Apple公式ページ【iOS:データ保護について】に書かれている以下の機能が『デバイス内に保存されたメール添付ファイル』に対してだけ無効になっているという話です。
データ保護機能は、iPhone 3GS 以降、iPad の全モデル、および iPod touch (3rd generation 以降) など、ハードウェア暗号化機能を提供するデバイスで利用できます。データ保護機能を使ってハードウェア暗号キーをパスコードで保護することによって、内蔵ハードウェアをさらに強力に暗号化できます。これにより、メールのメッセージや添付書類、他社製アプリケーションをさらに厳重に保護することができます。
何らかの方法でデバイス内部に直接アクセスされてしまうと、パスコードが有効にも関わらず『データ保護』が添付ファイルに対して正常に働いていないため、メールの添付ファイルにアクセス出来ちゃうという状況。
最初にこの問題を報告した研究者の方が手元の環境で調べた限りでは、少なくとも「iOS 7.0.4」、「iOS 7.1」、「iOS 7.1.1」でこの問題を確認済み。
もちろん、まだ検証出来ていない『iOS 7.1.1以前』のiOS 7.x全てで発生している可能性が高い様です。
AttachmentEncryptor
通常であればiOSのアップデート(iOS 7.1.2など)を待つ事になるのですが、脱獄している方は『AttachmentEncryptor』をインストールすることで、この問題を改善する事が可能です。
ただし根本的な解決ではなく、あくまでも補助的に問題を改善している、という点は覚えておきましょう。
コメント
パスコード有効にしていない人の場合は全く関係ない話でしょうか?
ファイル添付したメールを送信する事は控えるようなことが言われてますが…
「データ保護」機能を有効にしている場合の関係ですね。
よく「送信を控えるように」と書かれている場合がありますが、これはデバイス内に保存されている添付ファイルの話ですので、こちらから送信する事自体は特に問題はないかと思います、
おぉー脱獄してて恐ろしいと思いましたが、修正パッチをSSLのとき同様で出すとはハッカーもやさしいですね!
でもセーフモードで機能しないのは残念な点ですが一時的な修正ができるだけでもすごく助かります
SSHやルートパスワードも変えて万全にしないと、、、
いつもありがとうございます