iOSでは4.3からJavaScriptエンジン「Nitro」が搭載され、Web等の実行速度を高速にしています。
ただし！ ブラウザではiOS標準のSafariのみでしかNitroは使うことが出来ず、AppStoreからインストール出来るアプリでは使うことが出来ませんでした。
このため、純粋にJavaScriptの実行速度で比較してみるとNitroが使用できるSafariに比べ、使用不可なChrome等のそれ以外のアプリでは約４倍ほど遅い結果になってしまっています。
それを克服してくれるのが『Nitrous』さん！
なんとSafari以外のアプリでもNitroを使えるようにしてくれ、Web等の実行速度を高速にすることが可能！
体感速度で早いと言われていましたが、Nitroの影響でJavaScriptの実行速度はSafariに遠く及ばなかったChromeさんもこれでSafariと同じエンジンを積んだことになります！
詳細情報
Nitrous
| Price（価格）: | ＄0.99 |
|---|---|
| Section（カテゴリ）: | Tweaks |
| Author（制作者）: | Joe Jordan |
| Repo（配布元）: | BigBoss（デフォルト） |
インストール
Cydiaより通常通りインストールしてください。
Searchタブより「Nitrous」と検索すると出てきます。
CydiaStoreより購入し、インストールを行ってください。
購入方法はこちらの記事をご覧ください。
【超便利！有料脱獄アプリを買う！「Cydia Store」の使い方！】
また、より詳しいインストール方法は下記記事をご覧ください。
【Cydia の 使い方！ ～全部解説～ [JBApp]】
アプリ紹介
JavaScript自体は最近だと使っていないサイトを探す方が難しいと言うくらい、多くのサイトで使われています。
これの実行速度によってストレスフリーなブラウジングが出来るかどうかが決まると言っても過言ではないっ！と思うわけです。
iOSでは実行速度を上げるために『Nitro』というJavaScriptエンジンが搭載されています。
ただしこれはiOS標準ブラウザであるSafariを中心とした標準アプリでのみ使用可能。
AppStoreからインストール出来る様なサードパーティー製アプリでは使用不可となっています。
このため、Chrome for iOSの様にキャッシュやら先読みやらで色々と工夫をして体感速度を上げたとしても、どうやっても実行速度ではSafariに勝てないのが現実でした。
分かりやすいようにJavaScriptの実行速度を計測できるベンチマーク【SunSpider】を使って見てみます。
左画像がNitroを使用しているSafari、右画像が使用不可のChrome for iOSです。
Totalのスコアを見ると「Safari：2246.3ms」、「Chrome：9000.8ms」と、Safariに比べてChromeが約４倍遅いという結果になっています。
では！今回の主役である『Nitrous』を有効にしてもう一度ベンチマークを計測してみます。
すると同じChromeでもSafariが使用しているJavaScriptエンジン「Nitro」が有効となっているため今回のスコアは「2235.2ms」と高速になっているのが分かるかと思います！
JavaScript実行速度で言えば、Safariと同等になった。ということになります。
もちろんNitroを使えるようになるのはChrome for iOSだけではありません！
設定次第で好きなアプリに対して有効にすることが出来るので、たとえばTwitterクライアントだったり、RSSリーダーなんかにも使用することが出来ます。
Chrome以外の例として私がよく使っているTweetbotでも試してみました。
通常時では「9153.1ms」とやはりSafariに比べて約4倍ほど遅い結果です。
Nitrousを使用してNitroを有効にしてもう一度計測すると「2278.8ms」とSafariと同等の速度を手に入れました！
設定方法
有効にするアプリを選択しましょう。
設定アプリ内に追加される『Nitrous』項目より設定を行います。
『Enabled』をオンにすることで全てのWebViewを使用するアプリで有効となります。
更に設定を適用するためにオンにした有効としたいアプリをアプリスイッチャーから完全に終了させ、再起動してあげましょう。
コメント
iCabでは使えるのでしょうか？
はい、使用可能です。
結局ChromeとSafariってどっちが速いのでしょうか？
おすすめ教えてください（><）
JavaScriptの実行速度で言えばNitrousでどちらも同等になっています。
また、Chromeはその他に体感速度を上げるためにキャッシュや先読み機能を使用していますので体感的にはChromeが早く感じるかもしれません。
JBerなんですが,flashが表示できるおすすめのブラウザはありますでしょうか？
Flashに関しては現状ではAppStoreにあるアプリに頼るしかありません。
Puffin等は入れておいても損は無いかと思いますが、それも特殊な方法を用いてますので、実用性は微妙な部分もあります。
Nitrous、イイですね。
ブラウザ以外にもWeb表示するアプリなら使えますし。
あまり関係のない、質問ですいませを。
いま5.0.1で脱獄しているのですが、
5.1.1にあげるのにはどうすればよいでしょうか？
iTunesから通常通りアップデートして頂くか、安定性を求めるならば復元を実行して頂くことでiOS 5.1.1にすることが出来ます。
インストしたのですが 設定でNITROUSを押したら固まってセーフモードになります ( ´Д｀)なにかのアプリが邪魔してるのでしょうか？
アップデートされていますので、そちらで一度お試しになられてみてください。
僕もアプリ一覧を表示するタイミングでセーフモードになって抜け出せないです(涙
再起動や再インストールも試しましたがカスタマイズたくさんしてるので究明に時間かかりそう。
寝る前に購入して早一時間(笑
アップデートされていますので、そちらで一度お試しになられてみてください。
導入してtweetbot facebookクライアントが体感速度で早くなってると感じれました。もっさりが少なくなった……と表現するのが正しいんでしょうかね？
iCab Mobile で使えるようになればよりよいですね。
iCabでも使用可能です。
アップデートきました
セーフモード行き解消しましたよ
今現状脱獄してあります。
そこで記事とは関係ないのですが、脱獄環境をそのまんまバックアップすることは可能なのでしょうか？
ちなみにですが、WinterBoardやその他のアプリの設定やiPhone本体の設定などもバックアップしたいと考えています。
今のiPhoneの状況をそのまま引き継ぐという形を取りたいです。
ご教授お願いします。
「そのまま」と言うことは非常に困難です。
Cydiaからインストールしたパッケージ情報はPkgBackupなどでバックアップすることが出来ますが、設定までは無理です。
一部を除いた多くの設定はiTunesのバックアップ対象内にはなっています。
WinterBoardのテーマに関しては手動でバックアップしていただく必要があります。
そこでここで記事になっているmobileterminalを用いた方法でバックアップしました。
設定などはSSを取り確認していく方法しかないのでしょうか。。。
どの設定なのかにもよりますが、基本的には/var/mobile/Library/Preferences/内に保存されている物が多いです。
脱獄している状態で、本体単体でアップデートは可能なのでしょうか？
基本的には不可能です。
mhpyalouさん
脱獄ipod touchユーザーです。
某サイトでWiFiアイコンを3Gアイコンとして表示しているとの書き込みがありました。
つまりwifiの電波強度を3Gアイコンで表示しているということです。 ggったところZeppilneというアプリがあったので試してみてもキャリアのところが変更されるだけでした。
どうすればできるでしょうか？
わからないところがあったら補足します。
長文&駄文失礼しました。
WinterBoardを使用してWi-Fiアイコンを3Gアイコンに差し替えることで同じような動作にすることは可能です。
cydiaで検索しても見あたらないのですが
私だけですか？
リポジトリの更新を正常に完了させてみてください。
ありました。
すみません。
電波強度を3Gアイコンで5段階で(厳密には6)で表示する方法はないでしょうか。。
WinterBoardでは3段階でしか表示できません
それと、電波強度アイコンをキャリアネームの左側に持ってくることはできないでしょうか。
しつこくてすみません
表示したいのはWi-Fiの電波強度のことでしょうか？
それであれば、アイコン差し替えでは元々の段階の範囲内でしか行えません。
ステータスバーの配置移動はArrangeStatusbarと言う物で可能ではありますが、不安定な部分もありますのでご注意ください。
わかりました。
丁寧に教えていただきありがとうございました
初心者にも解りやすく、毎回参考にさせてもらってます。
『Nitrous』は、Facebook APP にも対応するのでしょうか？
そうであれば、勇気を出して購入手続きにチャレンジしてみようと思ってます。
素人の問い合わせですいません
どの程度の効果が出るかは環境にもよるのですが、一応使用することは可能です。